心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

はえたたき

2014年06月20日 | ほんのすこし
「んにゃあ~お前にハエたたき渡さねば良かったぁ~」
「ハエたたき 壊すなよ!」

母が叫んだ。
それもその通り、わたしは手に握りしめたハエたたきをカーペットに打ちつけて、
「今だ!それ そこ 行け 行けぇ~!!」
と 大声を出していたのだ。

今朝は 母のところの燃えるゴミ出しの日だ。早朝ウォーキングも雨のためできず 早々と母のところに行って 外の雑草を入れた袋と屋内のゴミ袋を二つ出して おもむろに新聞を読んだ。あと少しでサッカーが始まる。
母とサッカー観戦をしようと思っていたが、朝ドラがあるのでそれを見終わってからにした。
朝ごはんの準備をし 雨で気持ちよく寝ていた母が起き出した。
「サッカー始まっているんじゃないか?」というので
「いいよ、ドラマ見終わってからで」と答え、さっさと食事をし もう用意は整った。

さて 見ようと思ったら うさんくさい奴が一匹いる。大きなハエ。どうも目障りこの上ない。昨日 母が庭から戻るときにくっついてきたらしい。母に
「ハエたたきないの?」というと どこからか(母の椅子の周辺 母は必要なものを周りに準備している)出して渡した。わたしがハエたたきを手にした瞬間 さっきまでそこにいたハエが消えてしまった。
仕方がないので 手に持ったまま サッカー観戦。

そのうちハエなんて気にならず 二人で夢中で見ていたのだが、ゴール間際になるとわたしが つい大声でハエたたきを振りまわすものだから 母が見かねて言ったのだ。
そんなに力任せに振り回していたのか?わたしは。

終始 そんな調子で 当初の予定はハエをやっつけるはずだったのに ハエはちゃっかり試合が終わるまで姿を見せず。まぁそれはそれで集中できて良かったのだけど。
結局 ハエたたきの用はなさず、試合もドローに終わり。あんなにいい線いっていたのになぁ。惜しいシュートが何本かあったし。今度のコロンビア戦 がんばって応援するからね!
今度はハエたたき持たないで ちゃんと応援するからねー!