心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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奇跡の生還

2014年06月26日 | ほんのすこし
今月の15日から タケノコ採りに行ったまま行方不明になっている親子がいました。お母さんは77歳 息子さんは57歳。普段からお母さんは山菜とりに行ったりしているので 山は慣れていると思います。
息子さんが次の日 出勤してこないので同僚がおかしいなと思って確認したところ タケノコとりに行ったとみられる様子。そこで大変だ!となり 総出で捜索に及んだものの見つからず、とうとう19日で捜索は打ち切りになってしまいました。

いつも行く温泉に来る方の親せき筋とかで 18日に温泉に行ったときにはその方に話を聞く方も結構いました。全然見つからず 捜索隊に出すおにぎりやらの準備も大変なものだと話していました。そして打ち切りのことが新聞に掲載され、ほとんどの方は絶望的な状況だと思っていました。

それが・・・なんと15日に車が置かれていた秋田県の場所から 25日の朝 6キロ離れた青森県側の大鰐町の山中で まず最初にお母さんが。そしてお母さんの話を元に午後には捜索隊のヘリが上着を裏返しにし 白い方を見せて振っている息子さんを発見!
10日間もの間 ふたりは沢水を飲み 山菜(ミズ)を食べて生き延びていたといいます。でも息子さんがミズが体に合わず 沢水だけになったため 衰弱してしまったらしい。ふたりは親子だから絶対離れないで一緒にいよう と励まし合ったそうです。
衰弱していく息子さんを見たお母さんの気持ちはどうだったのでしょう。必死でチェーンソーが聞こえる場所まで行ったら 誰かがいるんじゃないかと息子さんを置いて 探しに行ったお母さん。でもその場所も見当たらず 息子さんのところにも戻れなくなってしまったそうです。
林道わきでうずくまっていたお母さんを助けてくれたのは 近くで仕事をしていた北秋田市の方でした。すぐに大鰐町に保護をお願いし その後は息子さんの捜索。という顛末でした。

母は強し。
また普段から 山菜とりで山に慣れている強みもお母さんにはあったでしょう。わが母曰く
「山のことをよく知っていないとこんなに生き伸びれないよ。何を食べてもいいかわかって やみくもに歩かずにふたりで一緒にいたということが良かった」
ということらしいです。
夜はクマが来ないように 大声を上げたりしたとも書いていました。このころの気温は最低気温13度でしたが、山はもっと低かったでしょう。耐えて耐えて 絶対帰るぞという思いでいたんだなと思うと 本当に胸が熱くなります。

よく生きて還ってきてくれましたね。本当に良かった・・・

次の日 温泉では親戚だという方が嬉しそうにみんなに話している姿がありました♪

もうひとつ いいニュース。

お手柄シバイヌ クマ撃退

5歳の男児をクマから守ったとして 話題に。
普段は 風の音も怖がるほどのシバイヌらしいけど、ここぞというときに大好きな昊(そら)君のために勇気を振り絞って クマに向かったんだろうなぁ。

朝から すご~く温かい気分になりました。