心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

「日立」のあとに続くのは

2017年09月09日 | 母のこと
最近、母は耳が聞こえづらくなってきている。特に背中から話すと全くといっていいほどわからない。
わたしが台所で作業していて母に話しかけても全然返事が返ってこないことが多くなってしまった。補聴器を勧めたが、そうまでしたくないと言う。
う~ん。どうかなあ。

そんな母なのですが。

昨日だったか、テレビを見ていて。

「日立いっぱいいるね」
と言う。

最初、なんのことか分からなかった。
目に映るのは日立の定番、あの大きな樹が映っている画面だった。

それを見て母が「日立いっぱいいるね」と連発。
「でも、どうしていっぱいいるんだろ」と続けるので、そこでわたし、はてなと。
「何がいっぱいなのよ」と。

そういってから、気づいた。
なんてこった。母には次に続く英語の言葉が・・・

inspire the next

これが
「いっぱいいるね」
と聞こえていたのだ!

そうなのかあ、母さんごめんね。気づかなくて。
考えてみればネイティブな英語はこんな風に聞こえるのかもしれないね。たぶん何年も母は日立のあの大きな樹が出るたびに、不思議な感覚を覚えていたに違いない。

でもね、母さん。
あながち間違っていないよ。
あのCM、よく見ていれば沢山の会社が日立つながりなんだなって思えるから。



布を出してきたはいいけど

2017年09月09日 | ほんのすこし
押し入れにしまい込んでいた布の類い。
箱にはぎれ布があって、くるみボタンを作るキットなるものがあるということを知り、大小さまざまな大きさのくるみボタンをはぎれ布で作ってみようと思った。
ただ「作ってみたい」がための作業。
作ってそれを何かに活用するのか?
そこまで考えていない、浅薄な考えで(笑)。

和物の布ばかりだったので、紬とかね。案外模様を生かしたボタンという感じにはならなかった。
ふと和柄じゃない布に置いたらどうなるかなと思った。

ただボタンを置く。
それだけなんだけど。

そしてそれをスマホで写す、ただそれだけなんだけど。
何か物に、形にする、それが出来ないから、あぁ、こういうときお裁縫の上手な方っていいなあって思う。わたしはただ考えるだけでちっとも針や糸を使ってチクチクするまでいかない。
結構何種類もあるはぎれを前に、何か出来ないかなあってそれだけ。

そうそう、ようやく昨日母のところに手を通していない着物を持っていった。そして「これ何かにできないかなあ」と相談。
すると母が「コタツ掛けの上にかけるといいんじゃないかな」と答えた。
早速着物をほどいていく。ほどきながら「この着物は丁寧に縫ってあるね~」と話す。
「昔は着物をほどきながら、どう縫ってあるのかを調べたり考えながらやっていったものだよ」と母が言う。母の兄嫁は和裁が得意だったそうで、その兄嫁が着物をほどきながらそうやって覚えていったのを見ていたそうだ。

わたしはそんなことちっとも考えずにただ淡々とほどいていったのだけど、だってわたしが着物を縫うなんてことこれから先も無いだろうし。って、そういうことじゃないよね。
どんなことでもそれを知る覚えるためには、考えて作業をしていくべきだと言いたいんだよね、きっと。分かっているけど。
で、食事の支度が遅くなってしまったけど、まあ汁物だけを作ろうと思ったから大丈夫だったし。前の日のたっぷりおでんがあったからね。
どうやら全部ほどくことが出来て、後は次の日にってことにしてきた。
この着物、グレー地に赤い花がついていて細かな模様なのだけどとても可愛い感じ。
うまく加工できたらいいのだけどなあ。
母に手ほどきしてもらってやってみようと思う。

着ることのない着物を何かに替えることができたらとずっと思ってきたけど、洋服でないものに替えてもいいかもしれないね。


その着物の柄がこれです。



なんとも可愛いでしょ♪