心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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一気読みが伝染

2019年06月20日 | ほんのすこし
『ノーサイド・ゲーム』池井戸潤著

以前から彼の本は沢山読んできました。新作が書店に出ているのを見ると文庫本になるのを待ちきれなくて、つい手に取ってしまうのです。ドラマ化もされた作品も多く、ドラマもはまりました。
そして今回、書店でまたしても購入してしまいました。
今度はラグビー? えっ、ラグビーですか?
ちょっとわたしには縁遠い話でどうなのか・・・と思ったのですが、やっぱり気になったのです。

とある自動車メーカー勤務の社員が主人公。彼が左遷された工場には、社会人チームのアストロズがあった。チームは優勝争いに絡むまでもいかず低迷。しかも社会人チームが傘下に入っているラグビー協会というものが・・・
チームのゼネラルマネジャーを任され、監督選びも任され(ここいら辺ははしょっている気がしたが、まあ目的はその後のほうが大事だから)、チームを立て直ししていくという流れ。
ラグビーはど素人の彼がどうチームを後押ししていくのか、その辺りが面白い。そして新監督とメンバーとの関係もまた。
なんといっても試合だ。試合が実況中継さながらに文章が流れていき、まさに目の前で試合を見ているかのように感じる。圧倒的な筆致の力強さに一気読みが決定だ。

読み始めてから途中二度ほど、間が空いたが、ほとんど一気読みといっていいほどでした。
興奮した思いで、本を閉じると、そのまま母のところに持って行きました。早く叔母に見せたかったのです。わたしよりも読書が好きな叔母にぜひ勧めたかったからです。
「わたし、これ、一気読みしたんだよ。おばさんも読んでみたら?」
叔母はちょうど一冊文庫本を読み終えたところで、喜んで手にしました。

次の日、母のところに行くとコタツのところで(この暑いのに母はまだコタツもストーブも欠かせないのです・・・)熱心に本を広げていました。わたしが行くと
「面白いね~。人の名前を覚えるのが大変だけど」と笑っていいました。
「でしょ? なんだか読みやすいからあっという間に読んでしまったんだよ」

たぶん、今日行ったら、すでに読み終えている叔母の姿があるような気がします。
一気読みって伝染するのかも。久々に楽しめた読書でした。
昨日、帰りがけ玄関で「池井戸さんの本って、スカッとするからいいんだよね~」と叔母に言うと「ほら、暴れん坊将軍みたいだよね」と答えたので、二人で笑いました。

池井戸さん、今度は何に挑戦するのかなあ。


眠れなかった訳

2019年06月20日 | ほんのすこし
ここ最近ずっと眠れないのが続いているけど、原因はわかっている。メールをしたのに返信がないからだ。

退職するというのはこういうことなのかと憮然とした気分を味わっていたが、相手にすれば多忙の中での些末なメールだったのだろう・・・いや、わたしにすればかなり重要なメールだったのだけどね。
再度メールするのもなんだかなあといった感じで宙ぶらりんな気分。

でもね、わかっていたんだよ。
会社にとって必要な人間ではなかったんだってこと。

今まで自分が作ってきたものもこれからどんどん改良されていくべきだし。
でも、トップは果たしてそういうことを知っているんだろうか?
わたしがやってきたことの片鱗をトップは知っているんだろうか?

そんなことをあれこれ考えたりすることが、眠れないことの片鱗かもね。
もうすっからかんに頭を変えなくちゃね。
そう思っていたんだけど、ここに来てメールの返信が無いということでガッカリ来ている自分がいる。

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あ、冒頭の画像は記事に関係なし。
でも、せめて愚痴を帳消しにする画像がないとね。って思って。

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