緑っていいなぁって思う

ここ数日　母のところで庭に植栽するのを手伝うことがたびたびあって。
昨日もご近所さんからいただいたという菫の小株をどうしようかと。わたしはそのまま帰ればよいものを　なんとなくどうやるのかなという好奇心も手伝い　母のそばで見ていた。
きっと　倍の時間をかけてやるんだろうなと思っていた。わたしが手伝うので　いつもの時間よりかなり早くそれぞれのすみれたちは　母が考える所定の場所に納まった。

母が
「今より来年。これが種を自然に蒔いてくれるのが楽しみなんだよ」と言った。
そうか　そういうことなのか。

母の頭の中には　来年　菫が咲き誇る庭の姿があるのだろう。
「黙っていても　種はこぼれるからね」
種はこぼれる・・・
この緑のなかで　命がはぐくまれているんだなと感じた。

思いがけず　大きなカエルにも出くわした。なんだか可愛らしかった。カエルのことが好きだった弟のことを母とふたりしばし思いだしていた。カエルくん　元気でいてくれよ・・・そう言いたかった。

6月の緑は　なんと青々しく　命に溢れているのだろう・・・