渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

あいつとララバイ

2018年11月06日 | open



カタナに乗る研二くん。
最終話ですね。

おいらはバリバリ伝説の一ノ瀬
美由紀とララバイのジュンなん
よなぁ、断然に(笑)。
特に新名じゅんが好きさ。

『あいつとララバイ』の不思議。
なぜかヒロインのともみちゃん
よりも新名
じゅんのほうがキャ
ラが立ってる。
で、じゅんはあんなようで意外
に繊細だ。
いろいろなことに気付く。人の
機微を知ってるというか。
でも、大阪のコって、どうして
若くてもあのように大阪のおば
ちゃんみたいな感じになるのだ
ろう(笑)。「飴ちゃん食べる?」
みたいな。
まあ、東京の下町の女性も大阪
の女性に似てるんだけどね。


バリ伝とララバイの共通項。
それは最初は青春ラブコメ路
線だったのが、
だんだん走り
の物語になっていくことだ。

ララバイならば、コミックス
17巻以降のバトル
編がかなり
面白く読める。最終巻は39巻
だ。

バリ伝はレースに本腰になっ
てからの第二部からね。これ
はもう、グンと恋人の歩惟
(あい)ちゃんの成長物語だ。
コンチネンタルサーカスの生
活の中での。

第一部でのヒデヨシの不慮の
死が主人公
グンの走る活力と
なっていた。
それはグンが最後に
世界チャ
ンピオンになるまで。
でも、バリ伝の最後の表現は
無音にして登場人物たちの絵
柄だけで物語を伝えるという
その手法は、実は映画『ウイ
ンディー』のラストシーンか
らいただいちゃってるんだな、
これが(笑)。

一方、ララバイのラストは、
まるで宮城光さん
の実話を見
ているような感じだったよ。


どちらも、バイク乗りなら
読んでちょ!という
不朽の名
作だと思う。