薬局のマスクコーナーで女子高生
二人が話をしていた。
「ここにあるじゃん」
と話す。ほぼ標準語である。
備後弁ならば「こけぇあるが」で
ある。
今のティーンは方言をほぼ話さな
い。
「〜するん?」というのは方言の
まま。
しかし、最大に驚いたのが、
「300円」のイントネーションだ。
広島弁独特のあのイントネーション
で発音していない。東京言葉に近い
イントネーションで300円と言って
いた。
テレビは昔からあった。
しかし、言葉は変わらなかった。
今でいうと40代前半あたりの人
たちまでは男は自分の事を今でも
「ワシ」と言うし、500円の抑揚
は標準語とはまるっきり違うイン
トネーションで喋る。
この金勘定の言い方は即中国地区
の人間と判る程で、独特だ。特に
広島が訛りが激しい。岡山よりも
独特な上がり下がりの抑揚で500
円や2000円を言う。
しかし、本日の市内県立高校の
女子高生はまるっきり標準語の
ような話し方だった。
インターネットの普及によって
変化が起きていると思われる。
特に2006年以降の動画サイトの
影響が大だと思われる。
テレビによって言葉が変化する
のであるなら、とうの昔に標準語
化しているからだ。