頑張れ!じゃがいも3兄弟!自分に甘く、子供に厳しい親父の日記パート2

この日記は、子供達の日々の成長や反省を書き綴り、子供達の成長を真に願う方々と熱く語れる場になればと思い作成しました。

それって理想?見極め?

2019年12月02日 | 日記




先日、

子供の得意技は内股で、今のところよく決まっているが、将来的なことを考えて背負いをしなさいと言われる。どう思われますか?

という質問を受けた。

この手の質問はたまに受けるんですが、いつも、

実際に見てもいないし、分かりません。

と答えています。

その技がただ単に相手の足腰が弱くて効いているのか、崩しもなく力任せの技なのか、はたまた、低学年ながらに理にかなった技なのか分からないので、いい加減なことを言えないからです。

将来担ぎ技があった方がいいよというだけの話なのか、それとも現状を見た時に、将来を危惧されて言われているのか分かりませんからね。

磨き続けるべき技であればそのまま磨き続けるべきだし、そうでなければ修正であったり、担ぎ技を覚えていく必要があるとは思いますが、なかなか技の質を見ないと適当には答えることが出来ません。

ただ、

◯◯(技)は使うな。組手はするな。
寝技はするな。

という◯◯禁止系の指導を受けるんですが、どう思われますか・・。

という相談には食いついてしまう。

当然、それらをすることによって、かけ潰れたり、巻き込みになったりとマイナス面を排除してやろうとする指導ならいいんです。

でも、◯◯禁止令を出す方で、どこか自分が理想とする柔道ではないから禁止令を出されているんじゃないかと思うこともありました。

大悟なんかはも中学時代は練習中、巴投げ、肩車が禁止され、非常に戸惑っていました。

だから一本取る技が身に付いてないんだと言われるかも知れませんが、巴投げや肩車をしていなかったら、もっと厳しかったと思います。
 
自分は、固定観念がないので、選手自身が生きていく術を探し求めて試しているならば、どんどん試せばいいと言っていました。

それで、自分自身がこれは向いていないと思えばしないだろうし、それが良くない方向に向かいそうなら修正してやればいいじゃないかと思っていました。

大野選手や阿部選手に憧れているからといって真似するのも大変良いことだと思います。

でも、誰しもが大野選手等のような柔道が出来るわけではないので、本人の意思を尊重し、◯◯禁止と自分の理想の押し付けをしないよう気をつけていました。

勿論、基本的には我が子のような軽量級の選手には動いて足技を、体格がある中村や村瀬にはしっかり組んで大きな技をと指導していましたが、あれ?お前、どこでそんな技を覚えて来たんだ?ということが多々ありました。

大和にしたって、いつの間にか寝技大好きっ子になってました。

なので、答えはいつも、

自分は、マイナスになるならば禁止令もありですが、理想を押し付けるような禁止令は出しません。

組手も寝技もします。

でした。

その技の習得が、目の前の選手にとってプラスになるのかマイナスになるのかの見極めが指導であって、理想の押し付けは指導とは・・と言われないようにしなきゃならないですね。苦笑