自分の課題はどこにあるのか。
その課題の改善なりを意識して練習しているのか。
この差って大きい。
指導者から言われる事って毎回同じことであって、例えば、釣り手が低いだとか、両襟で技をかけるだとか、寝技の移行が遅いだとか、大体、言われること、課題なんて同じことばかり。
こういったことは、あとは本人がいかに意識して練習するなり、改善していくしかないんですが、意識が低いと永遠に言われ続けている。
今見ている子達もず〜〜っと同じことを言われ続けていて、素人の親御さんでも、私が言う前に釣り手を上げろ!と言っている。
ま、なぜ釣り手を高くしなきゃならないのかとか、意識が低いといったことも含めて、私の伝え方が悪いと言えばそれまでなんですが、自分の課題を把握し、修正する能力というのはあると思います。
大悟なんかはその能力が極めて低かった。
その理由は、私がその能力を高める環境を作れていなかった。
私がガミガミと矢継ぎ早に指示をするもんだから、慌てて、焦って、ただただ必死に言われるがまま練習するだけで、自分で考えるという心の余裕がなかった。
課題の把握なり、修正する能力というのは、冷静に考えることが出来る環境、こうかな?どうかな?と精神的に余裕がある環境だと向上する。
少年柔道では、ただ楽しいだけでは勝負の世界ではやっていけないので、多少のピリッと感も必要だと今でも思っていますが、あらためて、意識高い環境作り、自分で考えて練習が出来る環境作りが重要だと思います。
大悟達については、大悟が5年生ぐらいになるまで、それに気がつかなかった。
だから、その能力が身につくのが遅れてしまった。
自分で考えて練習が出来る意識や環境の醸成
口で言うのは簡単ですが、それが一番難しいんですけどね。
さて、大和ですが、ちょっとずつですが、課題の改善が見られます。
いや、勿論、まだまだなんですが、兄貴達よりも修正能力は高い。
体も出来ていない今ならまだまだ改善が出来る。
体が出来上がった時の理想系を目指して、常に課題を認識し、修正、改善意識を持って行動していかなあかんね。