どこを目指しているかによるんでしょうけど、1回勝って褒められる者もいれば、優勝しても内容が悪いと言われる者もいる。
目指すところが高いと偉いだとか、幸せだとかはなく、要は自分自身が満足、納得出来るかなんでしょうけど、たまに、何が幸せなのか分からなくなる時があります。
いくら人から『頑張ってるね』と言われても、自分が満たされていなければ幸せに感じないんだろうし、人からの評価がなくても、自分が満たされていれば幸せに感じる。
何か満たされた時点で成長が阻害されるという思いから、気付かぬうちに、常に満たされないような心の装備をしているのかも知れません。
さて、昨日の試合に出場した中学生は、ともに中2。
世間的には、まだ中2、中2にしては・・かも知れませんが、私ともども、全くそんな気持ちはないんです。
鬼のいぬ間に全国を目指すのではなく、3年生という鬼がいる中で全国出場を目指す。
そして、3年生になった時には全国出場を目指すのではなく、全国で勝負が出来るようにする。
それぐらいじゃないと、鬼が集う全国では勝てないと、少年柔道時代からそうやってきた。
全国には、指導者、選手、保護者と、とんでもない鬼がいて、少年柔道時代から嫌という程、上には上がという世界を見てきました。
もしかすると、そんな世界を見ないままだった方が幸せだったかも知れませんが、そんな世界を見てきたからこそ、幸せに感じる瞬間もあったな・・と。
ま、いつの日か、『よく頑張ったな俺・・』と思える日が来るまで、頑張って行くだけなんですが、試合が続くと、身も心もチンドいすな。
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