ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




明日は、岡山にお邪魔いたします。

15本目ということで、本数的に考えますと、ちょうど折り返しとなるわけですが、

南足柄での公演から約40日、ライブとしては14本。

ここまで、驚くほどの公演が続いていると思います。

どの一本たりとも、素晴らしくなかった公演は無く、

どの一本たりとも、同じ公演もありませんでした。

 

ありえない話ですが、僕がもし「どれか一本だけなら、客席から見ても良いよ」、と、言われても、

・・・選べるものではありません

 

以前に、ツアー中というのは、

「初日に、足のつかないプールに入って、あとはたとえ公演の無いの日であっても立ち泳ぎをしているようなもので、

一度入ったら、後は最終日の公演の、最後の曲の、最後の一音が終るまで、プールから上がることができないもの。」

といった表現をしたことがありました(言葉はちょっと違うと思いますが、ニュアンスはこういったものでした。もっと簡潔だったかもしれませんね。・・・トシかな(笑))。

 

このツアーも、折り返しを迎え、

・・・海での遠泳で言えば、沖にうかぶ小島をくるっと周って、

岸に向かって泳ぐようなところなのかもしれませんが、

 

なんだか、安全地帯のコンサートに関しては、

ずっと沖に向かって、水平線の果てに向かって、どんどん泳いでいくような感覚を覚えます。

決して折り返して、岸になんて向かわない。

次に、上がるべき場所は、今までいたところではない場所。

 

 

これは昨年もでしたが、終演後に、よく松田さんと言っています。

「どこまでいくんだろう!」

 

海の例え話は、今思いついたものですが、

なんとなく、あの、凄まじいライブを終えた終演後の感覚とマッチするような気がして、書いてみました。

 

 

笑いながら、先頭を切ってバンバン泳いでいく玉置さんの様子が、目に浮かぶようです。

そして、これまたニコニコと、並んで泳ぐメンバーの皆さんの姿が、見えるようです。

 

天気が、いつも一緒ではないように、晴れ渡った日ばかりのはずはなく、

時には、曇り、雨、そして、嵐。

それでも、ずっと泳ぎ続けていらっしゃるんですよね。

 

で、さきの、僕の出した例え話ですが、

・・・ツアーが終ったら陸に上がれる、というのは、これはやはり僕たちサポートの感覚であるのかもしれません。

バンドのメンバーさんたちは、もうずーっと、人生の大半を、何十年も、皆で一緒に泳ぎ続けているのだと思います。

 

 

・・・凄いことですよね。

 

 

・・・いや、みなさんは、実は魚なのか、って意味ではなく(笑)。

 

 

でもね、実際、学生時代からの友達なんて、今、周りにほんのわずかしかいないですよ。

それも、たまに連絡を取り合う程度。

毎日のように一緒に居て、ずーっと同じ方向を向いて、力を合わせて、

一緒にひとつの音楽を作り続けてるなんて、

 

奇蹟のようだと思います。

 

 

明日も、この蒼いライトに照らされたステージサイドから、一緒に、皆さんの前へ。

 

岡山でお会いできる皆さん、どうか一緒に最高の音楽を、楽しみましょうね!

そして、ツアー後半、これからお会いできる全国各地の皆さんも、どうぞよろしくお願い致します

 

ではー。



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