「ご自由にお持ち下さい」
と、とある学校の前に、銀杏が袋に入れて、沢山置かれておりました。
その数、数百、いや、もしかしたら、千個ほどもあったかもと思います。
秋の恵みですね。
ただね、その銀杏、
皮ごとだったんですよ、まだ(笑)。
ご存知、銀杏は、なかなかの香りが、いや(笑)、匂いが、いたします。
皮を取り去って、乾燥させた状態ならともかく、
皮ごとの銀杏は、なかなか強烈ですよね(笑)。
で、学校の前で、
「うーむ」
としばし、思案。
実は高校生の頃、近所で銀杏が拾えるところがありまして、
あるとき、新しいゴミ袋(当時は黒いビニールでした)を持って父とでかけましてね、
あの大きな袋、二袋分くらいの銀杏を持ち帰ったことがあったんです。
勿論、あの皮(果肉?)も付いたままのものですから、重さもなかなかで、
肩にかついで、えっさ、こらさ、と。
まあ、たいそう臭う、秋のサンタクロースですよ(笑)。
で、家に帰って、台所で父がその皮を剥いていったわけですが(僕はほら、山芋アレルギーがあるものですから、「やめとけ」ということになりまして)、
あの臭いがね、もう、完璧に家中に充満しまして、
その後一ヶ月くらいね、外から帰ると、強烈に銀杏臭いわけですよ(注:売っているあの乾燥された銀杏の臭いではありません。あの数十倍は臭います・・・いや、香ります(笑))。
ドアを閉めても、入ってくる。
冷蔵庫なんかは当たり前で、
もう、なんだか、そこらじゅうの引き出しの中まで・・・香りが。物凄い浸透力でしてね。
まあ、皮を剥いた銀杏を家の中で、新聞紙を広げて乾燥させていたってこともあって、それがまたなかなか乾かなくて(笑)。
いえね、嫌いじゃないんです、ええ。
でもね、
とにかく、思いのほか、強烈だった、という。
ドリアンも食べたことあるんですが、あれもすごいですが、なんだか記憶の中では、あれより銀杏の方が凄い、ってことになってますー。
というわけで、学校ではその銀杏はお持ち帰りせず、
帰りに、スーパーで買ってきたのでした。
という、ヘナチョコじゃん、という話でした(笑)。
でも、本当に、おいしー。
あ、銀杏がね。
ぷ、もおいしいですけどもー(笑)。
皆さんも、旬の銀杏、お試し下さいー。
めっちゃ、元気でますよー。
ではー。