食べものの好き嫌いが亡くなったのは、いつ頃からだったでしょうか。
今は、アレルギーのトロロイモ(長芋)と、虫系と、踊り食い系と、得体のしれない物以外は、何でも食べられます。
肉や魚は勿論、苦手な野菜も得にございません。
が、思い出してみれば、子どものころは、それなりに好き嫌いがございました。
それまで食べられていたものが、ひょんなことで、「嫌い」になってしまったこともあったように思います。
もしかしたら、本当に、ほんの一回、「あ、苦い」とか、「口の中でジャリっていった」などという、
ほんのわずかな印象だけで、「これ嫌い」となってしまう(=思い込んでしまう)ものかもしれません。
何度か書いたかもしれないのですが、
覚えているのは、玉ねぎ。
そして、セロリ。
玉ねぎは「かたい」と言い張りました。
他に表現があったはずですが、そう、言い張って食べなかったのです。
食べられるようになったのは、トロトロになった味噌汁の具だったか、揚げたての天ぷらだったか。
それでも、高校生くらいまでは、苦手でした。
セロリは「くさい」と。(ひどい話ですね。ごめんなさい。)
これは、20代半ばくらいまで、苦手だったように思います。
ほんのわずか、スープの中にスライスが入っていても、匂いでダメでした。
セロリは・・・なんで食べられるようになったのか、今の記憶では・・・、
うーん。
バンドの頃だったでしょうか、飲み屋さんで頼んだ、スティック野菜に、セロリが入っていたように思うのです。
普段なら、キュウリ、大根、ニンジン。
大好きなこの三種だけを食べて終えていたのに、酔っていたせいでしょうか、
何とはなしに、「セロリ、食べてみようか」と手を伸ばしたのです。
どうして、セロリに手が伸びたのかは、まったくわかりませんし、覚えてもいません。
そもそも、この話が本当なのかどうかさえ(笑)。
でも、確かに、最初に食べたセロリは、生だったように思うのです。
テレビのCMで、セロリを生で食べるシーンかなにかがあって、その影響だったでしょうか。
それとも、料理の鉄人の、鹿賀丈〇さんの影響で、生野菜を丸かじりしてみたくなったのでしょうか。
ともかく。
あの時以来、
僕は、セロリの虜なのです。
そろそろ、季節は終わってしまうのが寂しいのですが、
本当に、セロリは美味しいです。あの香ばしい香り。
そうそう、今は、新玉ねぎが、最高ですね。あのシャキシャキした食感。たまりません。
ああ、人間、勝手なものですね。
ところで、わんこやニャンコ、その他の動物にも、好き嫌いってあるのでしょうか。
……ライオンが
「うわー、おれ、バッファロー苦手ー。骨の回り、かたいじゃーん」
とか、あるのでしょうか。
んなこと言ってたら、生きていけないですよね。
ということで、皆さん、何でも食べましょう。
僕も、これからも何でも食べます(トロロイモと、虫系と、踊り食い系と、得体のしれない物以外に限る)。
あっ、アレもあったか・・・。
ではー。