今からで、ちょうど100年前といいますと、大正七年。
どのような生活の中で、このピアノが弾かれていたのか、結局はテレビ等の映像を参考にするのみで、
現実の匂いや、リアルな景色などは想像力の限界があります。
でも、実際に弾いてみると、
・・・ちゃんと、ピアノなんですねえ。
ブルースもロックンロールも弾けるのです。
まだ、当時、おそらくこのピアノにとってはは、こういう音楽は聞いたこともなかった、のでしょうけれどもね(笑)。
面白いものです。
それにしても、造形が凄いです。
この譜面台だけでも、おそらく、今作ったら100万円以上はするのではないか、とのことですが、
「そもそも、これを作れる職人が、現代にはいないかもですねえ」
とのことでした。
全体がなのですが、蓋も、全ての飾りが埋め込みになっています。
めちゃめちゃ手間がかかっていますよね、
そして、この脚。
もう、「ピアノという名の芸術品」ということでしょうか。
このピアノが、当時、5万円だったとか。
5万円といっても、勿論貨幣価値が違います。
大正2年の1円は現在の約1027倍の価値があるそうですので、
つまり、5135万円。
まあ、そういう感じでしょうねえ(笑)。
でも、当時、誰かがこれを買っていた、というのが凄いです。
いつの世にも、
・・・マニアがいるということです(笑)。
さて、明日はへきるちゃんリハその3でございます。
また、ジェット機並みの爆音の中で、頑張ってピアノを弾いてまいります(笑)。
ではー。