さて、今日はかつてないほどの大量写真と共に(笑)、いよいよ札幌での彼と、そして新しい友達との思い出を振り返ってまいりたいと思います。たぶん長くなりますができるだけサクサクまいりますので(笑)、よろしくどうぞー。
ゴロゴロが一緒だったので、バスに乗ってお邪魔してきました。しかし地方の乗り物に乗るのは楽しいものです。なんかこのバスは、ボタンが面白くて(笑)。あとね、発車の時にお礼とか注意事項とかをね、運転手さんが全部口で言っていたのですよ。「えー、こんなことまでも・・・?これ、毎回言ってるのかー」と、録音の音声になれた僕は一瞬思いましたが・・・でも聴いているうちに、それがなんか、とってもいいなぁ、ってしみじみしました。人と人、いいものです。
さて、今回は平日だったため、コウちゃんが帰ってくる前に、まずは新しいお友達の、チワワのココちゃんとのご対面。イヌー氏はかつで僕も飼っていたこともあって、基本的に得意だと(勝手に)思っているところがありまして、あまり心配はしていなかったのですが・・・。
それでも、やはり最初はかなり警戒されまして、逃げられて、ちょっとうなられて、近づけず(笑)。勿論、カメラなんて取り出したら怖がりますので、この時の写真は無いのです・・・。そして、少し興奮が解けてきたところで、
餌付けです(笑)。
ほれほれ、どうだ。いいにおいだろー。
ふふふ。成功。ビスケットの誘惑には、勝てるまいて(笑)。
・・・ちなみに僕も、餌付けには弱いです(笑)。
で、食べたところで、
遊ぶ。同時に、遊んでもらう(笑)。いわゆる追いかけっこみたいなことをして、イヌー氏は喜んでもらえたようですが、僕は、
・・・汗だく(笑)。こちらはMちゃん撮影。
食べて、遊んで、慣れてきたところで、
スキンシーップナデー。僕の上にこうして乗ってくれるまで、30分ほどでした。これは長いのか、短いのか(笑)。
だんだん、目をしばつかせて、うっとりしてくるイヌー氏。可愛いですなー。肌や身体を通して、心を開いてくれてきたのが分かる、嬉しい時間でもあります。
で、
いよいよ気持ち良さそうに、目を閉じてしまいました。カメラを向けても気付かず、スースー(笑)。
そこへ、「ただいまー!」の元気な声。コウちゃんが帰ってきました。イヌー氏も、大喜び。じゃれついて、飛び跳ねて、半日ぶりの再会を喜びます。
お互い、とっても嬉しそう。仲良き事は美しきかなー。見てるこちらも、嬉しくなる光景でした。
さて、その後は、待ちに待った、
ピアノターイム。ココちゃんも、なにやらいい感じで盛り上がっております、腰が特に(笑)。
コウちゃん、物凄く上達してました。最初、Mちゃんがピアノの録音を鳴らしたとき、「ん?デモ?」って聞いたくらい。そしたら、「ううん。コウの演奏だよ」って。「えーっ!?」ってビックリしてしまいました。いや、ほんとに。
子どもの成長って、凄い。
この堂々とした、ダイナミック腕の動き。もはや、子どもといえど、ピアニストの手です。
ギリギリですが、いよいよオクターブに届くようになっていました。うむー。
最近使っている譜面を見せてもらいました。この書き込みの量、細かさ。
コウちゃんの先生には、僕もお会いした事があるんですが、本当に熱心で素晴らしい先生だと思いました。なによりも、「音で内面を表現する」ことに、とっても重きを置いて教えられていて、前回見せてもらった発表会でも、この先生の生徒さんの演奏は、すぐにそれとわかったほどです。上手とか未熟とか、そういうことよりも、演奏が、とっても色っぽいのです。
勿論、コウちゃんのピアノも、色っぽいです。ココちゃんも、うっとり。時折、一緒に歌ったりもするとは聞いていたんですが、・・・本当に上手に「アンワンワンワーンッ」って、歌ってましたよ。すごいすごい。
あんまり上手になっていたので、ちょっとドキドキしながら見ている僕(笑)。
Mちゃんによれば、「弾き方はね、ケンにいちゃんの真似をしているつもりらしい」とのことでしたが。・・・確かに、時折、ちょっと他人と思えない動きをしたりもします(笑)。
ということは、
いずれ、こんなことに(笑)。
「なんか弾いて」、と言われ、必要以上に盛り上がる画伯(笑)。
このあと、一緒に3曲くらいセッションをしてね。ほんと、二人ともアドリブで。
僕が弾いたものにコウちゃんが乗っかったり、次はコウちゃんが弾いたものに、僕が音を添えてみたり。そのうち、二人して結構盛り上がりましてね(笑)、この様子はMちゃんがデジカメの動画機能で撮っててくれて、メールで送ってくれました。
いやー、見事でしたよ。エンディングとかも、ピタって息が合ってね。二人が同時に音を切ると、「・・・!いえーい!」って(笑)。気持ちいいんですよ、ああいう呼吸の合う瞬間って。Mちゃん、「感動した」って、ちょっと泣いてました(笑)。
っていうのものね、「今までは川村君の演奏に圧倒されちゃって、なかなか思うように一緒に音が出せなくて、いつもちょっと落ち込んでたのよ。だから、『今度ケンにいちゃんが来た時は一緒に弾けるかなぁ・・・』っていつも言ってたのよ」ということだったらしいんです。そういう意味では、今回はほんと、バッチリ!お見事でした。
二人のセッションのプレイバックを聴くコウちゃん。カメラのスピーカーをピタっと耳に当てて、ノリノリで聴いてました。
ココちゃんもテンションアップで、
なにやら、自分のお尻付近に変なものを見つけて、大変なことに(笑)。
うおー。凄い勢いで回ります。
うぐわー、カジカジカジー。
見てて飽きませんねー。
犬猫問わず、人間問わず、ほんと子どもって可愛いですよねー。
回っていたと思ったら、どん!突然の接近に、ピントも合わず(笑)。
せっかくなので、押してみます。ピトッ。
で、
ぐいっと(笑)。あっち向いてほい。
ぬおー、やめれー。
などと、ちょっとココちゃんと遊んでいたら、
ダブルの被り物をしたコウちゃんが、しれーっと立っておりました(笑)。
いやぁ、これは賑やかでいいですなー(笑)。可愛いしー。
ほどなくお父さんも帰宅して、皆でしばし談笑。コウちゃんとはゲームしたりもして遊びました。
すっかり馴染んでおります。ぐいぐい僕の上を横切っていきましたしね。最初の警戒はいずこへ(笑)。
しかし、画伯としては内心、「ほらね。やはりイヌーとは大丈夫」と、ニヤニヤ(笑)。また妙な自信を深めたのでした。
・・・今回、コウちゃんとは、ほんの二時間ほどの再会でした。
ほんの10日前に8歳になったばかりのコウちゃんなんですが、Mちゃんから、事前に「ちょっと早い反抗期で、最近大変なのよ。ピアノのレッスンも厳しくなってきてるから、泣いたり、ふてくされたりもすることがちょっと多くなっててさー。でも川村くんの言う事なら聞くかもだから、よろしくねー」なんてね、軽く聞いていたんです。
でも、そんなこと信じられない位、本当にいつもの素直なコウちゃんだったし、楽しそうだったし、・・・そして、僕も楽しかった。
あの日の夜、Mちゃんから、こんなメールが届きました。
「コウにとって、どれほど、ケン兄ちゃんとの今日の2時間が実りある時間になったか。
お母さんの小言100個きくよりも
ケン兄ちゃんとの2時間が、ずっとずっとコウの胸にはのこるはず。
あんなにいい笑顔、あんなに楽しそうなコウ!!
ピアノの前で、
こんなにすごいおにいちゃんといっしょに演奏できたことが
ものすごい自信になったみたいです。
このごろ、怒られてばかりで、
「おれなんか」とふてくされたりしてばかりだった今日この頃
でも今日は、寝るときに、
大人のお兄ちゃんと、あんなふうに遊んでもらえたりいっしょに弾いてもらえたり、
仲良くお話できたり、
なによりも、わざわざ、こんなところまで、会いにきてくれるのは
とにかく、コウが、イイコだからだよ、といってあげました。
ほんとうに、ありがとう!」
・・・こちらこそ、ありがとうだよ。
8歳、小学校二年生・・・僕は正直、ほとんど記憶がありません。とっても断片的なものが少し、あるような、無いような感じです。
この日のこと、こうして文字や写真にしておけば、「こんなことあったなー」って思い出してくれるでしょうか。たとえ、断片的なものだとしても。
長々と読んで下さってありがとうございました-。
ではー。