く~にゃん雑記帳

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<奈良史料保存館> 「奈良町の動物~馬・鹿・『懸鳥』」展スタート

2014年01月16日 | メモ

【なら工芸館でも「干支展」開催中】

 奈良市立史料保存館(奈良市脇戸町)で15日「奈良町の動物~馬・鹿・『懸鳥』」展が始まった。奈良町は世界遺産・元興寺を中心に古い町家が立ち並ぶ旧市街地。その奈良町の暮らしや行事で身近な動物のうち新年の干支「午(馬)」や鹿、「懸鳥(かけとり)」に焦点を当てて、古文書や絵馬、遺跡出土品などで紹介している(3月16日まで)。保存館に程近い「なら工芸館」でもいま馬の工芸品を集めた「干支展」(1月19日まで)が開かれている。

 

 保存館の馬の展示品は法蓮ヤイ古墳(6世紀)から出土した馬形埴輪や平城京跡から見つかった8世紀の土馬、興福寺南円堂脇にある一言観音に奉納された古い絵馬類、「大和名所図会」の馬が描かれた場面など。土馬は脚が折られたり壊された状態で出土することが多いため、土馬を疫神の乗り物と見立て、脚を折ることで厄病の流行を防ぐまじないに使われたのではないかともいわれる。

 

 鹿関連の展示は江戸時代の角伐(き)りの様子を描いた「南都神鹿角伐之図」(上の写真㊨=一部)、春日社参拝客から「火打焼(ひうちやき)」という菓子をもらう鹿を描いた「大和名所図会」(上の写真㊧)、奈良~平安時代の曲げ物の底板に描かれた鹿の絵など。角伐りは江戸時代も多くの見物客でにぎわう人気行事で、当時は奈良各町の出入り口にあった木戸を閉めて鹿を追い込み、奈良奉行所与力らの立ち会いの下、角伐り人足によって行われたという。「懸鳥」は春日若宮おん祭の大宿所祭に奉納されるキジ・ウサギ・タヌキのこと。その懸鳥に関する古い記録「大宿所日記覚帳」(1715年)などが展示されている。

 

 史料保存館から歩いて数分の所にある「なら工芸館」の干支展は、県内の様々な分野の作家が作った馬の置物や香合わせ、茶盌、吉野杉の壁掛けなどが並ぶ(上の写真㊧)。同工芸館では英国チャールズ皇太子・カミラ夫人のサイン入り赤膚焼(直径約30cm)も展示されている。皇太子夫妻は2008年秋、日英外交関係樹立150周年に合わせて来日した。東大寺や正倉院事務所などを見学した際、一刀彫や奈良漆器など特産を展示した同工芸館にも立ち寄り、来館記念に素焼きの皿にサインした。

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