【別名「紋付鳥」、北国から毎秋飛来し日本で越冬】
今冬も渡り鳥のジョウビタキがわが家の近辺にもやって来て、時々かわいい姿を見せてくれる。群れをつくらず、いつも1羽だけ。庭の片隅に置いた埴輪の人形が気に入ったのだろう、その頭の上にちょこんと乗ってしばし休む光景をこのところよく目にする。
ツグミ科。全長15cmほどのスズメサイズで、翼にある白い斑点を着物の紋に見立てて「モンツキドリ(紋付鳥)」とも呼ばれる。雄は顔が黒くて頭は銀白色。胸からお腹は鮮やかなオレンジ色。一方、雌の体は灰色でクリクリしたまん丸い目が印象的(写真)。ジョウビタキは漢字で「尉鶲」や「常鶲」と書く。「尉」は翁(老人)のこと。雄の白い頭をお年寄りの白髪に見立てた。「常」は毎年秋になると必ずやって来るからか。(下の追加写真は2022年12月22日撮影)
よく通る声で「ヒッ、ヒッ」と鳴き、時々「カッ、カッ」と舌打ちするような鳴き声を上げる。その仕草がかわいい。ぴょこんとお辞儀してから尻尾をぶるぶる振るわせる。繁殖地はシベリア南部や中国東北部、朝鮮半島など。日本では雄と雌が別々に縄張りをつくって冬を越し、春になると北国に戻っていく。ただ近年、北海道や長野で繁殖が確認されたとのこと。そのうち留鳥となって各地の高原などで年中見かける日が来るのだろうか。