【盆踊りも人数制限で3年ぶりに復活!】
日本三大七夕まつりといえば、仙台と平塚(神奈川県)、それに一宮(愛知県)が挙げられることが多い。その一宮市で7月28日から31日までの4日間「おりもの感謝祭 一宮七夕まつり」が中心街で繰り広げられた。今年で67回目。例年人気の「御衣(おんぞ)奉献大行列」や「コスプレパレード」「ワッショーいちのみや」などは密を避けるため今年もやむなく中止に。しかし駅前通りでの「盆踊り大会」は人数制限ながら3年ぶりに復活し、中心街の本町商店街などは連日大勢の見物客でにぎわった。
一宮七夕まつりは地場産業の織物工業の振興を願って1956年(昭和31年)に始まった。主催は市や商工会議所を中心につくる「一宮七夕まつり協進会」。一宮には氏神として古くから篤い信仰を集める真清田(ますみだ)神社がある。市名もこの神社が尾張国の一の宮であることに由来する。祭神天火明命(あめのほあかりのみこと)の母神、萬幡豊秋津師比売命(よろずはたとよあきつしひめのみこと)は織物の神様。七夕まつりは境内摂社の服織(はとり)神社に祀られているその祭神に感謝を捧げる意味合いも込められているという。
JR尾張一宮駅で降りると、早速色とりどりの吹き流しの七夕飾りが出迎えてくれた。駅前の銀座通りの両側にもずらりと吹き流し。その真ん中辺りに盆踊りの櫓が組まれていた。盆踊りは参加者の人数を毎日先着250人に制限して午後7時開始とのことだった。銀座通りを抜けると、アーケードが一直線に伸びる本町商店街へ。そこには目を瞠るほど無数の吹き流しが延々と吊るされ、時折風に吹かれてはサヤサヤと涼しげな音を奏でていた。
吹き流しの下には小中学生たちが七夕に因んで書いた毛筆の作品も掲げられていた。「宇宙銀河」「天の川星月夜」「惑星探査」「南十字星」……。ずばり「織物感謝祭」というものも多かった。アーケードを抜け国道155号を越えると、正面に真清田神社が見えてきた。一宮の繁華街がこの神社の門前町として形成されてきたことがよく分かる。鳥居の前にも、楼門にも、拝殿前にもカラフルな吹き流しが飾られ、境内全体が華やかな雰囲気に満ち溢れていた。