【ウサギおいし→おいしい!? ビーグルはウサギ狩りの狩猟犬】
「兎追いし かの山 小鮒釣りし かの川~」。私、この「故郷」という歌を聞くとちょっと怖いの。なぜかって? 以前ラジオでこの曲が流れた後、男の人が「長い間、ウサギの肉はうまいと思っていた」と話すのよ。「追いし」じゃなく「おいしい」と勘違いしていたのね。私、この話を聞いたときドキドキして死ぬかと思ったわ。
日本は今でこそウサギを食べないけど、食用として飼っていた時代があったんだって。あぁ、こわ! 江戸時代、将軍家ではお正月にウサギ料理が必ず出たそうよ。ウサギをかぞえるとき、たまに「1羽」「2羽」ということがあるでしょ。跳んではねるウサギを鶏など鳥と同類とみなし、何羽とかぞえて食用にしていたときの名残ともいわれているの。
フランスでは今でもウサギは「ジビエ料理」に欠かせない食材だって。狩猟で獲った野ウサギやキジ、マガモなどを使った料理のことで、ウサギを1匹丸ごと煮込む料理もあるそうよ。食べた人によると、味は鶏肉に似ているとか。だけど、ご主人様だったらフランス料理でエスカルゴは食べても、「ウサギとトマトの白ワイン蒸し」とかが出ても絶対に口にしないはず、多分。
ビーグルが嫌いな理由? それはこの犬がウサギ狩り用の狩猟犬として育てられてきたからなの。ウサギ狩りは昔イギリスで貴族に人気があって、ビーグルは何匹もで吠え立てながらしつこく追ってくるの。ウサギは後ろ足が発達しているでしょ。だから上り坂は得意だけど下りは大の苦手。それを知っているビーグルは上の方から下へ、下へと追い込むの。私たちにとってビーグルはまさに天敵だったというわけ。
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