く~にゃん雑記帳

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<全日本実業団対抗女子駅伝> V争いはユニバーサル、ワコール軸に展開か

2012年12月14日 | スポーツ

【連覇めざす第一生命。デンソー・豊田自動織機・ダイハツも虎視眈々】

 第32回全日本実業団対抗女子駅伝(愛称「クイーンズ駅伝in宮城」)が16日(午後0時15分号砲)、29チームが参加して開かれる。舞台を岐阜から宮城県に移して今年で2年目、コースは松島町中央公民館前~仙台市陸上競技場の6区間42.195km。東日本大会を初制覇したユニバーサルエンターテインメント、西日本大会を制したワコールを軸に、前回優勝の第一生命、中日本大会上位のデンソーと豊田自動織機、西日本2位のダイハツなども加わって激しい優勝争いが繰り広げられそうだ。

 東日本、西日本、中日本各大会の上位3チームとタイム 【東日本】①ユニバーサルエンターテインメント2:15:58②第一生命2:19:25③しまむら2:21:01【西日本】①ワコール2:17:38②ダイハツ2:18:43③シスメックス2:19:23【中日本】①デンソー2:16:57②豊田自動織機2:17:49③新潟アルビレックス2:23:20

 東日本大会ではユニバーサルエンターテインメントが3区で新谷仁美、4区でワンジュグが区間新、5区の那須川瑞穂も区間1位で、2位第一生命に約1km、3分以上の大差をつける圧勝だった。新谷は10月のぎふ国体5000mでも国体記録を更新して優勝するなど好調を持続。新谷とともに豊田自動織機からの移籍組である1区青山瑠衣も区間2位と穴がなかった。那須川は世界陸上選手権(来年8月モスクワ)の代表選考会も兼ねた横浜国際女子マラソン(11月18日)で日本勢最高の2位に入っている。各選手の充実ぶりから見て優勝候補の最右翼だろう。

 西日本大会を制したワコールは1、2区で出遅れたが、3区(10.2km)でエース福士加代子が区間新で12位から一気にトップに。さらに5区(10.8km)の高藤千紘も区間新の好走を見せた。全日本でも長距離区間で他を引き離して6回目の優勝を目指す。西日本2位のダイハツは3区木崎良子の好走で順位を5位から2位に上げ、2年目の6区山本菜美子も区間1位の快走を見せた。全日本では5区で区間6位だった中里麗美の走りがカギを握りそう。

 中日本大会1位のデンソーと2位豊田自動織機の2チームも充実している。デンソーは6区間中1、2、3、5の4区間で区間賞を獲得し、前年優勝の豊田自動織機とのV争いを制した。中でも1区を走った新人の石橋麻衣と5区の水口侑子が区間新の快走。デンソーは昨年の全日本3区で区間賞を取った杉原加代も控えており、全日本初制覇も夢ではないと意気が上がる。豊田自動織機はエースの小林祐梨子や仙頭さゆりの走りに期待が集まる。

 東日本3連覇を狙った第一生命はユニバーサルエンターテインメントに大きく水をあけられたが、1区田中華絵が区間新、アンカー6区の野村沙世も区間1位の走りを見せており、全日本でも序盤から上位をキープしてアンカーにつなぎたい。東日本で過去最高の3位だったしまむらは新人の阿部有香里や人見綾香ら若手選手の健闘に期待がかかる。

 渋井陽子を擁し過去7回の最多優勝回数を誇る三井住友海上や、野口みずきの快走で西日本大会3位に食い込んだシスメックスからも目が離せない。天満屋は西日本大会では長距離区間の不振が響いて4位に終わった。だが全日本では2010年に優勝するなどこの7年間4位以上の好成績を残しており、今回も優勝争いの常連としての意地を見せてほしいものだ。

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