【油桐花】
日本のお花見(桜の花)を楽しむ感覚です。
台湾では、毎年この時期になると山肌一面に広がる新緑に白い花の塊が目立つ様になります。
私の住んでいるエリアは、山が多いのでこの油桐花の開花もたくさんの場所で見れます。
この花が咲き出すと、ちょうどホタルの季節が始まった事を意味します(私の感覚では)。
実はこの油桐、お花見をする時には注意が必要です。あまり知られていない事ですが、油桐は塗料等の材料になり、別名ドクエ(毒荏)と呼ばれていて、その名のとおり人体にはあまりよくない成分が含まれている木です。
実際、毒蛾の幼虫が油桐の樹皮を食べて体に『毒素』を蓄えて鳥等の外敵等から身を守っています。
油桐のお花見をしていると、樹皮や葉に付いている毒蛾の幼虫が風等でよく落ちてきます。私も以前お花見をしていて、群生していた毒蛾の幼虫の襲撃に遭って数百ヶ所刺された事があります。木登りをして数百ヶ所ですよ!
直ちに病院へ行きましたが、医者に『君、よく発狂しないで頑張ってるね』と言われたぐらいです。(丸三日間痒くて眠れませんでした。デング熱にやられた時よりも苦しかったですよ。)
皆さん、お花見も良いですが、落下してくる幼虫には注意しましょう。