ゲストハウス・プリ / Guest House Puli

日月潭、廬山温泉、合歓山(登山)等へ向かう拠点になる町≪埔里≫で生活する日本人オーナーの個人日記。

任務無事完了

2011年06月20日 | 日記

本日は、とても嬉しいことがありました。
昨年不幸にも私に捕まってしまったカブトムシやクワガタたちの卵(たまご)が’幼虫’→’サナギ’→’成虫’と経て、本日無事に自然に帰すことができました。全部で12匹。みんなすごく嬉しそうに大自然に帰って行きました。私も嬉しさの余り写真を撮ることを忘れていてみんながいなくなってから’彼らの足跡’を追ってシャッターをきったので数匹しか写真に収めることができませんでした。でも写真なんてどうでもいいですよね。

今日、自然に戻せた個体は’フタテンアカクワガタ’’ヒラタクワガタ’カブトムシ’でした。


で、’嬉しい誤算’がありました。

【巨大なクワガタの幼虫】です。
水槽をひっくりかえして’土’を出した時、本当にびっくりしましました。
まず驚いたことは『何でこの時期まだ幼虫が土の中にいるの?』でした。
みんな【幼虫】→【サナギ】→【成虫】に変身してるのになんであなたたち(二匹)だけが.....。
それにカブトムシの幼虫にしては『巨大すぎる』んです。よく見ると’オシリが以上に大きい’それにこの頭の形はクワガタだと判定しました。これはもしかすると
オニツヤクワガタの幼虫ではないか!たぶん間違えないでしょう。
昨年標高1000メートルほどのところで一匹だけ’オニツヤクワガタのメス’の捕獲に成功しました。でも、次の日にはなぜか死んでしまいました。今思うとあの時’産卵’していたんですね。私が’土の中’で幼虫を発見した時は’0.5ミリ’ぐらいしかなかったので、てっきり他の種類のクワガタの幼虫だとばかり思っていました。今では’手の平サイズ’です。これ以上嬉しいことはありません。何と言っても今年の私の目標は『昨年駄目だと思っていたオニツヤクワガタの産卵』でしたから。
ちょっとオニツヤクワガタという虫を紹介しましょう。≪虫が嫌いな人は無視(むし【笑】)してください。≫

左の三匹が全部同じ固体の【オス】です。原因はまだよく分かっていないようなんですが、オスの’大アゴ’が長くなったり、短くなったりするんです。何か不思議ですよね。
あとびっくりすることはこれだけじゃありません。幼虫の写真を見ても分かるようにとにかく’巨大’に成長します。もちろん台湾では最も大きなクワガタです。一般にクワガタの幼虫の期間は半年ほどなのですが、オニツヤクワガタはその倍以上の時間を幼虫の姿で過ごします。たっぷり栄養をとって巨大化するんですね。成虫の’大小’は幼虫の期間の大きさに反映されます。まだまだ大きくなるはずなのでとても楽しみです。


成虫たちを逃がした場所です。彼らにとっては最高の環境のはずです。
巨大クワガタの幼虫たち(二匹)だけは、まだ暫く私が責任をもって育てることにしました。来年にはまたこの場所で自然に戻してあげられればいいと思います。
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やっぱり’水槽とかカゴの中’ではなく’大自然’が『彼ら』の家なんです。今日は本当に実感しました。
それと今まで子供の頃からたくさんの虫たちや動物たちを飼って来たことを涙が出るほど反省させられました。
彼らには、精一杯生き抜いてほしいです。
コメント (2)
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