私がこの埔里と言う町に来た’きっかけ’はこちらの中台禅寺です。以前台北で日本語教師をしていた時期にある生徒から『お寺の法師さんたちが日本語を勉強したがっている』と相談を受けた事でした。週一でお寺に通うようになり、後に彼らの総本山にある小中高等学校で日本語を教えるようになりました。今考えてみると私がすでに台湾で日本語を教えた人は単純に計算しても2000人は超えていますが、その中でも日本語を教えていて特に楽しかったクラスはこちらの法師さんたちのクラスでした。私は彼ら(法師さんたち)と知り合えて7~8年、たくさんの’目に見えない大切なこと’を自然に学べたような気がしてなりません。(因みに私は特に信仰している宗教はありませんよ)。
私は彼らの学校を去りましたが、今でも中台禅寺や法師たちは私にとりかけがえのない存在です。
何度もブログ上でご紹介していますが、再度ご紹介します。
台湾の4大仏教の一つで、この総本山の中では千人近い法師さんたちが日夜修行しています。
一般に開放(参観)されている区域は総本山の一階と二階部分です。
入り口には’弥勒菩薩’の仏像があります。福の神ですね。
巨大な門を抜けると天界の四天王と守護神のリーダー的存在の’韋駄天’が大きなロビーに睨みを利かせています。
巨大ロビーには四天王が四つの柱になっています。各四天王には顔が三つあり、人がこの空間のどこにいても四対の四天王の視界にはいるように設計されています。ですからロビーを歩くと言うことはずっと睨まれている訳ですね。
メインとなる大仏です。お釈迦様ですね。因みにこの方元々はインドのある国の王子様です。
こちらの方、分かる人いますか?お釈迦様の一番弟子と言っても過言ではない人です。。
こちらは誰でも知ってる’達磨さん’です。仏教の歴史はインド(西)から伝わり、達磨さんの代から中国(東)の歴史が始りますね。
中台禅寺の庭の様子です。珍しくて貴重な植物ばかりを集めています。植物通にはたまらない庭です。
これ’プルメリア’ですよ。一体樹齢どのぐらい経っているのでしょうかね。
こんな植物も見つけました。
とにかく普通の規模のお寺ではありません。とにかくすごいです。
この岩はたぶん雲南省から持って来た物だと思います。16年前にも雲南省で見た覚えがあります。
この総本山には博物館もあり、その展示品のレベルは台北の故宮博物館にも匹敵します。
私のゲストハウスから7キロの距離の場所にあります。行きたい人は是非行ってみて下さい。