今ではけっこう有名な観光地と化している台湾鉄道『集集線』ですが、まだほとんど人が訪れる事がない穴場を紹介します。
『集集線』は、日本統治時代に、台湾電力の水力発電所の建設資材【日月潭水力發電工程。1930年代台灣最大的水力發電計畫】
の輸送のために敷設された古い路線です。
上記写真の場所は今はもちろん廃線になっていますが、以前は建設資材を運搬するためのトンネルでした。
今では史跡として残してありますが、私は静かに落ち着ける場所なのでけっこう好きな場所です。
トンネルの中は真っ暗ですが、ライトがあれば自由に歩いて抜ける事ができます。
時々コウモリも見れる事もあり、けっこう楽しめます(100メートルぐらいの安全なトンネルです)。
トンネルを抜けると綺麗な景色が広がっています。
【場所は、外車埕から明湖水庫・大観発電廠へ向かう途中の下り坂を暫く進んだ所です。】
集集線で最大の名所は、ここ『武昌宮』。20年ぐらい前に起きた『921集集大地震』で崩壊した寺院です。
幸いにもこの崩壊した寺院では死者がでませんでした。今でもその当時のままの状態で記念として残してあります。
現在『武昌宮』は史跡の隣に新設されてたくさんの人で賑わっています。
敷地内には物売りの屋台街もあるので、お土産なんかも購入できます。