言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

コピーライターになりたいか<2>

2011-02-28 09:58:59 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。

このカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信はランダムです)

それでは第2回目です。

2.コピーライターに必要な資質

コピーライターには、今日からでもなれます。あなたが日本人で、日本の広告のコピーライターになりたければ、日本語を話せて、書ければ、今すぐにでも名乗れます。英語の方が得意なら、英語圏のコピーライターにだってなれます。
でも、いいコピーライターには、それなりのコピー心を持っている人でないと、なれません。
今回は、いいコピーを書きたい、作りたい人は、どんな資質を持っているといいコピーライターになれるのか、を話しましょう。
それでは、いきましょう。
 
次にあげる項目で、あなたが持っている資質は?
 1.趣味が多い。
 2.ショッピングが好き。
 3.旅行が好き。
 4.読書は好きで偏っていない。
 5.ちょっとオタクの気がある。
 6.テレビをよく見る。
 7.映画が好き。
 8.どんなジャンルの雑誌も見る。
 9.もちろん、コミックも大好き。
 10.ラジオをよく聞く。
 11.どこかみんなと視点がちがっている。
 12.他人に興味はある。
 13.スケベである。
 14.何ごとにもどん欲である。
 15.収集癖がある。
 などなど、いろいろな気質をあげましたが、上記をひとつに集約できる言葉があります。
それは『好奇心』です。
 『好奇心』
 『好奇心』
 『好奇心』
 何はなくても『好奇心』です。

『好奇心』は、コピーライターに限らず、デザイナーも、いろいろな技術者も、創造力が必要な職業人が持っていて損ではない資質です。いえ、必ず持っていないといけない資質です。最低限必要な条件といっても過言ではありません。
それでは、好奇心がないと、いいコピーライターにはなれないのか。
いや、そんなことはありません。
上にあげた15の資質の中で、できるだけ多く持っていた方が勝ちだということです。好きなことはとことん好きになり、さらにひとつでも多く、好奇心をいつも持っていることが大切なんです。

毎日の生活の中で、目についたことを記憶にとどめるだけではなく、メモをしておく。メモの仕方は、自分が判るようにしておけばいい。例えば毎日(毎日新聞ではなくて)新聞を読むとする。まず見るところは、自分の興味のあるところ。まずそこで気づいたこと、あっ、これいいな、と思ったら、切り抜くか、自分の気に入ったところだけメモしておく。

さらにもう一ヶ所、今まであまり興味のなかったところもちょっと読んでみる。不思議と“へえ~”がある。そんな“へえ~”の積み重ねが、後になって生きてきます。それも、メモしよう。

新聞みたいに硬いのは嫌だなあ、という人。コミックだっていい。ただ漫然と見るのじゃなくて、気に入ったところはとことん覚える、メモする。その、何が良かったのか。セリフか、動作か、ちょっとした遊びか。きっと役に立つと思います。

また電車通勤している人なら、居眠りばかりしていないで、本を読みましょう。ハウツーものとか、ビジネスものというよりも、小説を読みましょう。歴史小説でも面白いし、もちろん恋愛小説もいい。春秋戦国時代の中国を舞台にした物語でもいい、またハードボイルドもいい。とにかく、自分の好きなジャンルの小説を読むことをすすめます。自分以外の人が、文章をどのように書いているのか、をできるだけたくさん読むことによって、いろいろなものの考え方が身についてくるというわけです。どんどん読みとばしていきましょう。できるだけ多くの文章を読む。それも訓練のひとつになります。

また、読書ばかりでは眠くもなるでしょう。もうひとつ遊びです。電車が発車して次の駅に着くまでの間に目についた看板なり、どこかの企業なりのキャッチやスローガンを面白く考えてみる。最低いくつ作るかあらかじめ決めて、チャレンジする。遊びですから、できるだけ突飛なキャッチを考える。それもいい経験になります。

ちなみに、私がコピーライターの面接をしていたときに、必ず最初に聞くことがありました。
それは、『今、どんな本、読んでる?』です。
その答えによって、僕への第一印象が決まります。

『俺は、(もしくは)私は、(または)うちは、車通勤だ、本は読めない。』
いいえ、そういう人は昼休みでもいい、食事の後の30分、毎日読んでいれば、それだけポケットの中身が増えていきます。そして車に乗っているときは、ラジオを聞きましょう。国営放送より、もちろん民放の方を聞きましょう。それはもちろん、ラジオCMもあるからですが、パーソナリティのおしゃべりやゲストのトークが、コピーライティングにうんと役立つんです。ときどき入るニュースも、自分のポケットの容量を増やしてくれます。音楽番組よりもバラエティの方が役に立ちます。

さて、とにかく浅くてもいいから、知識をどん欲に吸収しましょう。自分の好きなこと、気に入ることをどんどん増やしていく。そう、自分の心の中のポケットをどんどん増やしていくこと。いくら大きなポケットだって、詰め込んでいけば、いつかいっぱいになってしまう。だから、数多くのポケットを持っていた方が勝ちです。そんなに大きくなくてもいいから、とにかく数多くのポケットを持つようにしましょう。

資質の話がいつの間にか、勉強の話になってしまいました。でも、いろいろな知識をできるだけ多く吸収して、自分のものにするという資質が必須だということなんです、言いたかったことは。ね。

最後にもうひとつ。いいコピーライターにとって、いちばん重要な資質。
それは、それはもちろん
『日本語が好きか』です。
『日本語が、大好きか』
日本語が話せて、さらに好きなら…………まあ、普通よりはいいコピーライターになれるでしょう。
がんばろう。

<3>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日も素晴らしい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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自分都合の店づくりだけはしないように

2011-02-28 09:04:30 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしく。


▲ひたちなか海浜公演の大観覧です。近くから見上げて撮ると迫力がありますね。


さて今日の本題です。

ある日、お昼に立ち寄った店のことです。
ここでは、注文がセルフだったんですね。
どういうことかというと、ファミレスでよく見る、店員が手に持ってお客様から注文を聞きながら打ちこむ、あのハンディターミナルってやつが、テーブルの上にあったんです。
それを自身で打ちこんで注文してくれということなんです。
店員はテーブルまで案内した後は、ハンディターミナルで注文してくださいというだけで、何も説明しません。

メニューを開くと、なるほど注文の仕方が書いてありますが、何とも不親切な店だなあというのが第一印象です。

店の広さに比べて動いている店員が少ないのは、人員を少なくして広い店を運営したい、ということでそのハンディターミナルを導入したのでしょうが、どこか考え方がずれているように思えます。
これってまったくの自分都合の店舗運営だということが全然判っていないんですね。

その分値段が安いのかというと、それほど安くはない、いたって普通の値段がメニューに並んでいます。
さらに料理もまずく、よくこんな素人が作ったような料理でお金を取るなあという感じです。


昨夜、テレビで「愛の貧乏脱出大作戦」というテレビ東京の番組がありましたが、その中で教えているラーメン屋さんの主人が怒鳴るところがありました。
こんな味でお客様に出せるのか、お前は!
というような感じの言葉ですが、この言葉をその店にも投げつけてやりたいような思いがしました。

先着100人だったか、500人だったか忘れたけれど、チーズケーキをプレゼントって書いてあり、私のテーブルにも持ってきましたが、そんなことをするぐらいなら、もっと本来の、料理をうまく作れって言いたいですね。

きっとそのハンディターミナルをお客様に打たせる、ということを思いついた時は、「グッドアイデア!」と小躍りしたんでしょうね、社長なり、担当者が。
いやはや。

もしかしたらこれはハンディターミナルの会社の売り込み?

いずれにしてもまったくお客様を見ないで、自分たちの内側ばかりを見つめている商人失格のアイデアです。

もしお客様にそのようにハンディターミナルを打ってもらうようにするのなら、そこにエンタテインメント性を加えることが必要です。
お客様に喜んでもらえるなら、それはそれで大いに結構です。
ただ自分たちが少しでもラクをしようというような考えで導入したのだったら、もう一度商いとは何かということから勉強し直した方がいいように思います。


それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日も素晴らしい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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あるクレーム“処理”

2011-02-27 09:55:11 | 接客
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしく。



▲赤城山パノラマ展望台からの前橋市の夜景です。まだ上空が薄暮の状態ですが、ここからの夜景の眺めは前橋では一番ではないでしょうか。もっと暖かくなってから一度ご覧になってください。

さて本題です。

数日前、大手電器店で買物をした時の話です。
その店のレジでの対応のことです。

そのときに窓口にいた店員が、何が気に食わないのか、ものすごい仏頂面で応対してくれました。
「クレジットでと」言うと、ものもいわずにカードリーダーを差し出し、「暗証番号を打ってください」と差し出し、打ち終えると、ありがとうともいわずにさっと引き上げるんです。

さらに以前はその商品いはポイントがついたのに、ポイントカードを見るとポイントがついていなかったので、聞いてみると、「この商品は今は現金値引だけです」とこれまたぶっきらぼうな答え
結局一度も笑顔、ちょっとした笑みさえ見せずに終わりました。

最大手でこの程度の社員教育かと思いました。
テレビCMでだって、社員教育に力を入れていますと言っておきながら、この程度かと情けなく思いました。

さらに本当に頭にきたので、事務所に帰ると、本部のホームページからクレームのメールをしました。
そうしないといられなかったほど、時間が経つに連れ、ふつふつと腹立たしさが募ってきたのです。
ところが本文は300文字以内でないと受けつけません。
これなんかまったくの自分都合ですよね。
書きたいことの半分も書けずに、店員よりも彼をそこに配置した上司が一番悪いのだということを書き、さらにはその300文字制限にも触れて、送りました。

回答はけっこう早く来ました。
(もちろん匿名ですから、メールアドレスはヤフーメールを使いました)
しかしクレームに対する回答が通り一遍のもので、慇懃無礼というか、まったくのマニュアルをそのままコピペしましたというようなもので、誠意がまったくないものでした。

以前に、あるショッピングセンター内のクレームを貼り出したものを読んだこともあったのですが、ここでも回答の内容がすべて同じで、まったくマニュアル通りでしかなかったことを思い出しました。
だいたいが「今後はなおいっそう社員教育に努めてまいります」ということで、具体的にどのように処理し、今後はこのように対処いたします、という言葉がなかったのですが、今回もまったく同じでした。

これではクレームをただ担当者が“処理”をしているというだけです。
あなたのお店や会社でもこのようにただ“処理”をしているだけではないでしょうね。
具体的にどのようにしましたとか、しますというように対応するのが、クレームに対する真摯な姿勢ではないでしょうか。

その対応の仕方では、クレームにさらに油を注ぐ結果にならないように、マニュアルに頼らない対応が必要ではないでしょうか。
もしかしたら最大手なので、そのクレームに対してしっかりと対応してくれるのかもしれないと思って、あえてクレームをつけてみましたが、本当にがっかりしました。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もクレームのない一日でありますように。
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端切れを集めたアウトレット品の売り方

2011-02-26 10:41:09 | 販売促進コンサルタントの日記
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前橋の販促コンサルタント、藤田です。
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▲ある日見かけた、飛行機雲をきれいに描いて飛ぶ米軍機(?)です。拡大するとはっきりとその機体が分ります。

さて、市内の中心部に出かけていくときによく通る道路沿いに、総菜の店で「ヴィアンダ」という店があります。春になるとその店名がどうしても「鼻炎だ」と読めてしまう、アレルギー性鼻炎に悩む藤田です。
今年も本格的に杉花粉が飛散し始めたようです。
数ヶ月、5月中旬頃まで悩まされる季節がとうとう今年もやってきました。
キャリアはもう40数年になります。

それはさておいて、今日の話題です。


ケーキ屋さんなどでは今はとてもポピュラーになっているものといえば、ケーキの端切れをまとめてパックにしたものを販売するということがあります。
今までは内輪でおやつなどにしていたものをひとまとめにして売っています。

ある日、近所に新しくバウムクーヘンの店ができたので行ってみました。
そこでもやはり端切れをまとめて売っているんですね。
まずは味見ということでそれを買ってみました。
でも大した量は入っていないのに、そこそこの値段がしました。
これってあり?と思いました。

本来なら外には出せないものです。それを売るなとは言いません。
しかし、それを売るのなら、もっと安く販売するべきだと思いました。
そこでの価格は、なんだか正規の商品とグラム当りで考えると、結局同じような価格になります。
それならきちんとしたものを買った方がいいですよね。

お客様サービスと考えて始まった端切れ販売ではないでしょうか。
それなのに、正規品と同じような価格で出すというのは、いかがなものかなと感じました。

まだオープンしたばかりの店です。それならいっそのこと、味見用として、只でその場でお客様に食べてもらった方が、販売促進という観点からはおすすめします。
そこまで利益主義を出されると、ちょっと引いてしまいますよ。

端切れでまで儲けようと考えているのなら、それはちょっと違うと思いませんか。
ここのオーナーは、商いというものをもうちょっと勉強した方がいいようです。


それでは今日はこれで。
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うちはよそとは違って特殊な業種だから・・・・・

2011-02-25 09:33:21 | 販売促進コンサルタントの日記
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▲妻が手作りした「七福神」が背中にプリントされているおめでたい法被です。
 撮影した後、この壁に飾っています。(飾ってから撮影すればいいのにねえ。そしたら手だって映らないのに)

さて、今日の話題です。

『うちはよそとは違って特殊な業種だから、よその事例は参考にならないです』
『そんなことをいったって、できないですよ、他にやることがいっぱいあるんだから』
よく聞く台詞ですね。
言ってみればどこでもよそとは違いますよね。

そしてまたほとんど一緒なんです。
自分たちだけが特殊だと信じこんでいるだけです。
そんなに変わらないですよ、どこも。
商店は小さくても、大きくても、商品を販売するのが基本です。
メーカーは製品を製造すること、です。

特殊だと思いこんでいることを隠れ蓑にして、言い逃れしていませんか。

企業の革新は、もちろん小さなお店でも一緒ですが、自分たちだけの常識を覆すことから始まるといっても過言ではないでしょう。
社会の常識に従えば簡単に改めることができるのに、社内の常識に縛られて、身動きが取れない状態の中で、ぬるま湯につかっているだけのことです。
その方が居心地がいいから。

でも今の世の中、そんなことしていたら置いていかれてしまいますよね。
時代を追い越し、時代をリードするためには一度社内の常識をドサッとひっくり返してみませんか。


それでは今日はこれで。
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活気の出るボリューム陳列

2011-02-24 09:16:07 | 売上アップ
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▲Kストアのいなり寿司の陳列です。ディスプレイになっていますね、これは。
「あ、今日はいなり寿司がおすすめなんだ!」と思わずお客様が上げる声が聞こえてきそうですね。
今日はこれがお買得ということが、ひと目で分かるとてもいい陳列方法です。

だから逆にお買得でなくても、このようにボリューム陳列することで、お客様に「今日はこれが安いんだ!」と錯覚してもらえるということも考えられます。

いつも同じような陳列ではなく、時に応じてこのようなボリューム陳列をするということは、それだけで販売促進になります。

繰り返しになりますが、こういったボリューム陳列を毎日同じようにしていたら効果は半減します。“時に応じて”というのがキーワードです。

さらにいつも違った商品がボリューム陳列されることで、担当者のいち押し商品がお客様にもよく分かることになりますので、声をあげて叫ぶとか、POPで説明するよりも、ひと目で分かるという効果もあります。
そうすれば、POPを書く時間、声をあげて売場で叫ぶ時間を他の仕事の時間に転用することができるということもあります。もちろん担当者は常に売場に出て、お客様の買物動向を見るということは必要ですが。

ひと工夫するだけで、売場にアクセントがつき、活気が出るボリューム陳列の一例でした。

それでは今日はこれで。
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自分の店を客観的に眺めてみることも必要

2011-02-23 08:58:50 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう
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▲春まだ浅い浅間山と鬼押出しです。

さて、今日の話題です。

自分の店で毎日働いていると、どうしても店側=主観的にしかお店を見ないことになってしまいます。
そうしてお客様が少なくなってきた時などは、どうして客が少なくなってきたのだろう、やっぱり不況のせいかなどと他律的な条件で自分を何とか慰めようとします。

違います。
不況は社会全体の経済状況ですが、お店の不振はそのせいばかりではありません。
現にこの不況と言われる中でも大繁盛している店は、全国どこにでも、たくさんあります。
不況のせいにしていると、その不況に本当に呑みこまれてしまいます。
あなたのお店の不振は、言ってみればあなた自身にその原因が多くあるのです。

日々商品の鮮度に気をつけていますか。
店内隅々まで掃除が行き届いていますか。
従業員の接客態度にぞんざいなところがありませんか。

などなど。

原因は一つではありませんが、日頃目につかない細かなこと、小さなこと、見過ごしてしまっていることにその不振の原因が潜んでいることがほとんどです。
もちろん料理屋さんでは味のこともあります。

いかがですか。
そんな時は一度、自分がお客様の気持ちになり、店の内外をくまなく見渡してみませんか。
客観的に見てみると、日頃気がつかなかった“困ったこと、ところ”が見つかるはずです。

今日はこれぐらいで。


さて、これから『お店検診』とネーミングした、リーズナブルなお店の健康診断を行うことになりました。
上記で言った“客観的に”あなたのお店を販促コンサルティングが診断して、診断書を提出します。
いわばお店の健康診断といったところです。
あなたお店のこれからの指針を探る格好の診断書になると考えています。
もちろん販促専門家ならではのアドバイスも含まれます。

いかがですか、一度受けてみませんか。
診断書(アドバイス込)1通 ¥20,000-(交通費は群馬・栃木・埼玉県内は無料、その他の地方は別途になります)
下記にメールをいただければすぐに詳しい説明をさせていただきます。
k1948f@nifty.com

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商品が社会的に周知される経過

2011-02-22 09:36:26 | 販売促進コンサルタントの日記
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▲あるお店のトイレに入ったときにあったトイレットペーパーの替え置きです。思わずケイタイで写真を撮ってしまいました。
 すばらし発想ですね。こうすることで、普通なら隠しておきたいものが、オブジェとして壁を飾ることになるのです。貴店ではどのようにしていますか。


昨日からこのブログに「コピーライターになりたいか」という新しいカテゴリーを追加して、キャッチコピーの作り方と考え方をお送りしています。
もうお読みいただきましたか。これは毎週月曜日にお送りしていきたいと考えています。


さて、私はもう40年以上にもなる花粉症のキャリアです。
こんなキャリはのしを付けて神様にお返ししたいところですが、なかなかそうはいかないようで、特に今年はまた飛散量が半端ない数字になるということが気象庁から発表されています。
花粉の飛散量の話なんか聞きたくもないのですが、それに連れて、今年の花粉症ビジネスはすごく活発化しています。

私が罹ったときにはまだそんなロマンティックな名前なんかなくて、いつまでも治らない鼻風邪だなとずっと思っていたんですから。それがある日アレルギー性鼻炎だということがわかり、そして周知の「花粉症」という俗名がつけられ、花粉症のやつも世間的に認知されるようになりました。
認知されるとやつは調子に乗ったのか、どんどん患者の数を増やしていき、今では数千万人ものありがたくない信者を得たようです。

さてさて、ある商品が社会的に周知されるにはどのような経過が必要なのか、それを上記の花粉症の経過を辿って検証してみると、面白いかもしれないな、とそんなことを今朝ふと思いました。

あなたも、自社商品がたくさんの人たちに知られるようになるために毎回どのようなマーケティングを行っているのですか。
周知されるようになるシステムはあるのですか。システムがあるとしたら、システムがこの時代に合っているか一度検証してみてはいかがでしょうか。
もしかしたら、時代遅れになっていることが、商品の認知速度を遅くしているかもしれません。


藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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コピーライターになりたいか<1>

2011-02-21 10:19:47 | コピーライターになりたいか
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それではまず第1回目です。

1.コピーライターに向いている人
デザイナーには絵ごころが必要です。どんなにいいデザインをしたくても、なれない人はいます。それはしょうがないことです。そして、コピーライターにもやっぱり、それなりのコピー心を持っている人でないと、いいコピーは作れません。

それではまず、あなたがコピーライターになれるか、なれないか、ちょっと試してみましょう。
いいですか、質問です。
ここになんの変哲もない石ころがあります。 
 この石ころを、どうしたら1,000円で売れますか。


1.「石ころなんてそこらに転がっているものだから、只だよ、只!」と言う方。あなたはコピーライターになれません。あなたが言うように、ただの石ころなんですから、何の価値もありません。欲しければ、拾ってくればいいのですから。

2.でも。もしかしたら。ちょっと石ころに細工して、あなたのコピーとともに販売してみたら、1,000円で売れるかも判りません。
 ⇒そう考えるのがコピーライターという職業です。
石ころに細工をしなくても、コピーの力で売れることも、あります。
たとえば。『この形、もしかしたら、あなたの部屋を輝かせるかもしれない』といって、いろいろなシチュエーションを提案する。たとえただの石ころであっても、その形はオンリーワンです。そのオンリーワンをアピールすることによって、ただの石ころが1,000円で、もしかしたら売れるかも判りません。
ただの石ころ、でも割ってみたら、化石が出てくるかもしれない――夢をひとつ1,000円で
このようにいろいろキャッチフレーズを考えた人。あなたはコピーライターになれる、かも判らない。可能性は大。

3.この石ころに顔を描いた人。
あなたは絶対にコピーライターになるべきです。なぜでしょう。顔を描いたのなら、イラストレーターがいいんじゃないの、と思うかもしれませんが、そうじゃないんです。キャッチフレーズをいろいろ考えるのは誰でもすぐに思い浮かべます。しかし、この石ころに細工を加えるなり何かして売ってみようと考えること。そう考えることがコピーライターとして持っていたい資質なんですね。

ということで、コピーライターには、ほとんどの人がなれる可能性はあります。
がんばってください。

<2>へつづく。

藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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目のつけどころの違いからビジネスは飛躍する

2011-02-21 09:06:37 | 販売促進コンサルタントの日記


▲これはある日の新便広告欄ですが、面白い!と思ったので、つい写してしまいました。

「私以上に私の肌を考えてくれる人がいます。」の下に違う広告で「そんなあなたは男性更年期かもしれません。」とあります。
アンサーソングのようにうまい掛け合いだなと思いませんか。

まさか編集者が意図してレイアウトしたわけではないでしょうが、実に皮肉な結果となってしまっています。
ちょっとしたユーモアの神様のいたずらでしょう。

さて、あなたのビジネスも、ちょっとした目のつけどころの違いから、思わぬヒット商品が出るかもしれません。
それは日頃の細部への目のくばりとあなたの持っている好奇心の広さから拾うことができます。
「これは面白い」という目のつけどころは、あなたの好奇心にかかっているといってもいいと思います。
どんなに面白いものであっても、あなたがその好奇心が持ち合わせていなければ、すぐに通り過ぎてしまいます。まるでチャンスの神様のように。

好奇心を磨いてください。
その磨き方は?
それはまたいつか。


こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もお読みいただきありがとうございます。

藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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工事中の看板も利用しよう

2011-02-20 09:27:09 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしく。


▲これは関越道三芳P.A上り線の工事中の写真です。
現在は「pasar三芳」として、一躍人気スポットとしてテレビなどでも盛んに紹介されていますが、工事中もこのように工事現場を囲った無機質な塀を、楽しいペインティングで表現し、でき上がったスペースはきっと楽しいものになるのだろうと予感させるような気遣いをしていました。

これだと子供も一度立ち止まり、このメルヘンっぽいイラストに見入るのではないでしょうか。
工事中でもこのように、あるメッセージを消費者に呼びかけることができるのです。

あなたの会社やお店でも、もし工事をするような時はぜひこのように、工事中でも何か完成後を期待させるような工夫をすることで、お客様に期待感を持たせることができるのです。
どんな時でも、利用できるものがあれば何でも利用しましょう。
予算は限られているのですから。

藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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愚痴聞きコンサルティング(?)

2011-02-19 09:32:21 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしく。


▲雁木(がんぎ)の残る旧高田市(現在は上越市)の町の風景です。

今日のテーマは「愚痴聞きコンサルティング」です。
でもこれは、愚痴を聞くためのコンサルタントという意味ではありません。念のため。

コンサルティングの基本はまず徹底的に細かいことまで、さらには自分が知っていても、
知らないこととして聞くことです。

コンサルティングを頼まれて出かけていくと、最初に聞きまくります。
そうして、小さなことから問題点=経営者が考えている問題点の他にも、こちらが見つけた問題点などについて打合せしていきます。

そうしてそこから初めて本当のコンサルティングが始まるわけですが、言いたいこと、悩んでいることをすべて吐き出してしまうと、
ある経営者では、それで問題は解決したと思いこんでしまう人がいるんですね。

じゃあどうしていこうかという話になると、何か気の乗らないそぶりになったり、
何か上の空で違うことを考えていたり、そんな感じに見える人もいます。

さらにこちらからの提案については、何か文句を付けて、それは時間がない、資金がない、忙しいとか言って、他の方法は?なんてさらに聞いてくるんです。

こういう経営者は、コンサルタントに自分の考え方や悩みをただ聞いてもらいたいだけの人なんですね。
アドバイスを素直に受けようという気は初めからないんです。

こういった経営者の方には、申し訳ないですが、一度話を聞いてから一応アドバイスをして、それが実践されていないことを確かめたら、お断りするようにしています。
無駄なことにお金を使わせるのももったいないことですから。

さて、ここにもビジネスのタネがひとつできました。
あなたはどんなビジネスを思い浮かべましたか。
コメントやメールをいただけたら嬉しいですね。
それでは今日はこれで。

週末、天気もいいようですから、ちょっと散歩に。
おっと、花粉が飛び始めている。
自重、自重、と言いながら、散歩を怠けている自分………。

藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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たかが10円、されど10円。

2011-02-18 09:40:05 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしく。


▲電線音符(?)。散歩コースの上空です。

今日のテーマは「たかが10円、されど10円」です。

今朝起きていつものように新聞を取りにいくと、入っていません。
新聞配達が忘れたようです。
すぐに電話すると、15分ほどで持ってきました。

さて、以前もこうした配達忘れがあったのですが、以前は新聞と一緒に10円も置いていきました。
その10円はもちろん電話代です。
きちんと配達されていれば、お客様が使わなくてもいい10円です。
その10円を自分たちの不手際で使わせてしまった、申し訳ないという気持ちで持ってくるわけです。

でも最近ではこのいい習慣(?)も忘れられてしまったのか、新聞屋さんも代替わりしたのか、何回かあった配達忘れの際にも持ってくるのはお詫びの言葉と新聞だけです。
たった10円でお客様の心を潤すことができるのに、とわたしは思いました。

これをあなたの商売で考えてみましょう。
もしお客様が何か聞きたいことがあってお店に電話をかけてきました。
そのお客様がそれでお店にやってきました。
そのときの応対でまず最初にあなたは10円か、もしくはそれに代わる何か記念品を差し出したとしたら。
「お客様(本当は相手の名前を呼びましょう)、先ほどはお電話をいただきましたありがとうございます。これは先ほどのお電話代(記念品なら――お電話代の代わり)です」と声をかけてみましょう。
すると、きっとお客様の心はあなたの店の素晴らしい対応に、とろける(とまではいかないにしても)かもしれません。
それでもう固定客になるはずです。
はがきのDM1枚だって切手代の50円と印刷代がかかりますが、
これは、たった10円で、固定客を一人獲得するわけです。

そんなことがあるか、なんてあなたは思って、無視しますか。
それも勝手ですが、お客様の心を開いてもらうというのはたいていの努力では足りませんが、こうしたことがきっかけで話が弾み、知らないうちにそのお客様がお店の常連になってしまっているということもあるはずです。

商いは小さなことの積み重ねです。
お客様がちょっとでも喜ぶことを重ねることで、それがいつか利益に代わっていくのです。

たかが10円、されど10円。
今どき10円では駄菓子屋さんでも、飴ひとつぐらいしか買えない価値しかありませんが、その10円を上手に利用することによって千金の値に匹敵するものに変えることができるのです。

いかがですか。


藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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『客商売にいちばん効く薬』

2011-02-17 09:45:59 | アイデア・事例
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしく。

▲あるところで見かけた面白いネーミングの店です。(読めますか?「明るい負け組」とあります)

宮部みゆきさんの小説「あかんべぇ」の中にこんな言葉があります。
「客商売にいちばん効くお薬は、やっぱりお客が来ることなのだ。」
まさにその通りですよね。
お客様さえきてくれれば、なんだかんだといっても、商売はやっていけます。

しかし今どこでもそのお客様を、自分の店の固定客になってもらうために必死になって考えています。
昨年の夏、妻のところに一通のDM(はがき)が送られてきました。
美容院からの暑中見舞いを兼ねた販促の案内です。
しかし中に書かれていたのも見るとまったく当て外れなことしか書かれていませんでした。
まず「暑中お見舞い申し上げます」はいいとして、その次になんと「七五三ヘアー&メイク好評承り中」とあります。
妻はすでに50歳を超えています。

次に「新しいヘアートリートメント体験しませんか。このはがき持参の方は20%off」
どんな新しいヘアトリートメントなんでしょうか。
それに、もともとの値段はいくらなんでしょうか。

最後に「このはがき持参の方はオールメニュー10%off」とあります。
一例がありません。

このDM、このままでは即ゴミ箱行きです。
資源を大切にしたい時代に逆行しています。

まず送る対象は様々な年代があると思うのですが、すべて同じ内容の一枚で済まそうとしています。
印刷したのではなく、市販のプリンターから直接プリントアウトしたものなのに、
内容は全部同じで済まそうとしています。
対象に応じて文面を変えることさえしていません。

さらに「新しい」と言っても、どこが新しいのかという説明がありません。
そしてプライス表示もなし。
オールメニュー10&offにもプライス表示なし、です。
これでは行こうという気さえ起こらないでしょう。

見なれない名前だったので妻に聞いたところ、
10年以上前に友人に誘われて一度行ったことのある美容院だということです。
誰かに言われたか自分で考えたのかわかりませんが、
過去のお客様リストを見直してその掘り起こしをしようとしたのでしょう。

その考え方はとてもいいことです。
でもそれに内容が全然伴っていません。
掘り起こしを考えたのなら、オーナーか係の人の直筆で挨拶文を書くべきでしょう。
そこに何年何月何日にお越しいただいていますが、その時の印象が悪かったのか、それ以降お越しになられていませんが、どんな対応が悪かったのでしょうか、ということぐらい認めてほしかったですね。

お客様にきてほしいと思っても、このようなおざなりなものではお客様が増えるはずはありません。
このDMを出す前にひとことでも相談してくれればよかったのに、と歯がゆくなりました。
それでは今日はこれで。

今日もあなたの店にとって繁盛する一日でありますように。

藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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『スマイル 0円』

2011-02-16 09:51:14 | 接客
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしく。


▲これは桐生市のある路地裏です。懐かしい風景がいっぱい残っている町です。

さて、昨日クライアントに向かう途中で昼食のためマクドナルドに入りました。
マックに入ったのは何年ぶりでしょうか。
原田泳幸氏がCEOになってから初めてだと思います。

マックに行ったのは、あることを確認したかったからです。
それは「メニューの一番後にある項目」がまだあるのかどうか、です。
その項目とは、ご存知の方も多いと思いますが、それは『スマイル 0円」です。
注文したものを待ちながらずっとメニューを見ていったら、まだちゃんとありました。
マックカード 500円の下にありました。
『スマイル 0円」
この言葉、次のセミナーでちょっと使いたかったものですから、確認したのです。

まあそれはそれでよかったのですが、アルバイト(?)の女の子にあまりスマイルがないんですね。
カウンターが見えるテーブルでよく眺めていました。
昼食どきになったので、カウンター前は混んできました。
それでも淡々と自分の仕事をこなすという感じで、笑顔はあまりなく、
さらに混んできても堂々とお客様を待たしているような雰囲気でした。
お客様を待たしている、申し訳ない、という雰囲気というか態度を全然見せないんです。
ある意味職業的というか、何か原田さんが自著で述べているようなことはないなとちょっとがっかりしてしまいました。

混んできたら混んできたで、店長が人員の配置をもっと的確に指示して、
できるだけお客様を待たせないという応対が欲しかったですね。
入り口付近でお客様が固まっていました。
なんか「スマイル 0円」も、かすんでいるなと感じたお昼どきでした。

忙しい時こそ、スマイルが必要だし、それをうまくさばく(という言い方もよくないけど)システムというか責任者の的確な指示が必要ではないでしょうか。

このとき責任者が不在のような感じがしました。
一番忙しくなるお昼時に責任者が不在というのも、
はっきり言って食事を商っている店としては失格なのではないでしょうか。
もしそれでも責任者がいたとしたら、それはそれで責任者は失格でしょう。

また私が注文しているとき、単品でBLTバーガーを注文したときにセットはいかがでしょうかとかのアドバイスも全然なく、ただ私の注文を受けるだけの店員の応対も、ちょっといただけないというか、これは店側から見ても、そしてお客様側から見ても双方から見てつまらない接客です。

あなたはどう思いますか。
何も感じないなら、お客様相手の仕事はやめましょう。

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