言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

中心商店街はもう商店街ではない

2012-04-14 10:19:15 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

朝からというよりも昨夜遅くからずっと雨が降り続いています。
今日一日この天気だそうで、夜にならないと雨も上がらないようです。
満開になった桜もこの雨でそろそろ散り始めています。
近くの川が散った桜の花びらで白くなっています。
その川堤では昨夜、川向こうの隣保班(言葉が古いなあ!)でしょうか、10人以上の人たちが賑やかに夜桜の下で花見をしていました。
いつもの提灯以外にも灯を持ち込んで、そこだけ明るく、笑い声も時おり聞こえてきました。
雨はその酒盛りが終わってから降ってきました。
春宵一刻値千金(しゅんしょういっこくあたいせんきん)、ですかね。
うらやましい限りです。


さて、今日の話題は?

読者の方からこういうことを聞いてみたいということがあれば、それに答えるということも1週間に一度ぐらいあってもいいのですが、このブログにはまだそれほど読者の数も少ないので、そんな答を期待する質問もきていません。
ですから出かけた先で気がついたことや、コンサル先での、ここに書ける、商売されている方にも有益になる話題などに必然的になります。

そして今日の話題は、上記とは全然関係のないことですが、ここ前橋市の中心商店街についての市長のコメントについてです。


つい最近新聞の群馬県内版に載っていたことですが、市内中心部の商店街の活性化のために、1年ぐらいかけて株式会社を作るというコメントがりました。

これを見て私は「あ~あ、無駄なことをまた税金を使って………」と思いました。

行政主導でこういったことをやっても、そこに派遣される人材は、行政内部ではなかなか使い切れない人たちを体よく追いやるというか、悪い言葉でいうと左遷先でしかないということなんですよ。

たとえトップに商店街活性化のエキスパートを選んで据えても、実際に動く人と言えば、商店街の活性化なんて本気でできると思っていない人たちばかりなような気がします。

市長も、本気でそれを考えていたのではなくて、ほんの思いつきで発言したような気が、私はしています。
それぐらい力を入れてるんだというところを見せただけ、というような気が。

本気で取り組むのなら、あの場所はすべて解体して更地にし、そこから新しい中心地を創り上げないと、いくら行政が援助したって、それは広瀬川(近くを流れている川です)にお金(市民の税金)を流してしまうだけのことです。

中心商店街を(本気で)活性化させたいのなら、まずは商店街という限られたものではなく、今までにないこれからの街そのものを初めから作っていかないことには、活性化できないでしょう。
このままでいくら予算をつぎ込んでも、それはごく一部の企業の懐を肥やすだけです。

まず最初の発想は、中心商店街はもう商店街ではない、ということではないでしょうか。
だったらこの街の中心地をどのように将来設計するか、ということから始めて欲しいんです。

そしてもうひとつ、どんな人材をその株式会社につぎ込むのか知りませんが、行政関係の人がタッチしない、自立した組織から始めて欲しいものです。

首輪をかけてさあ自由に走れと言われても、走れませんし、あらかじめ決められた方向にしか、いくらあがいても走れないでしょう。

私は全然期待していません。

そんな私の絶望的な思いを180度裏切る成果を期待しています。




さあ今日もがんばろう!

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1 コメント

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車社会 (とや ひろし8057)
2012-04-30 15:25:45
むだかどうかは、実際に、やってみなければ、なんとも言えない。
未来は誰にもわからない。
が、山本が、自分なら商店街を活性化できると主張して当選した以上、四年間で結果を出す必要がある。

解体について賛同する。
群馬県を車社会にしてきた者が、群馬県であり、前橋市でもあった。
にもかかわらず、自動車客が、気持良く買い物できるように、商店街を再構成してこなかった。
人が入りすぎて、権利関係が複雑になり、再構築が困難だったという弁明は、あろう。
そのとおりだが、現実は変わらない。
再構成しない限り、少子高齢化で、金持ちの一戸建ての自宅近くのスーパーやコンビニが利用されて、中心商店街へ人が戻ることはない。
安全な食品ほど共通化されていて、どこで買っても品質が同じだ。
商店街のシャッターが、ちょうど、年を取ると増える差し歯のようだ。
それは自然のことであり、閉店した前橋サティもイトーヨーカドー前橋店も、同じ原因だ。
シャッター商店の増加を避けるには、全体を一気に更新するほかない。
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