こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
「時代においていかれたテーラーの復活」(その5)
「ちょ、ちょっと待ってください。何もそうすぐにやめるなんて」
「わたしは今大岡さんができることで、すぐにでも、少ないですが、お金が入ってくるようにという思いで考えました。はっきり言ってもし大岡さんがもっと若ければ、ほかのことも考えたでしょうが、今の大岡さんの現状を考えた場合の最適な方法を提案したんです。それを、起こってしまったら、取りつく島もないじゃないですか」
「わたしもね、ほんとはわかってるんですよ。言われなくってもね。でもやはり自分の思っていることをずばっと他人から言われることほど、情けないことはないじゃないですか」
「………」
「わかってますよ。一度ぐらい意地を張らせてくださいよ。お客さんにはこんなこと言えないし、できないんですから」
「はいーーー」
「わかりました。今の自分の技術を活かすとなったら、そういうことですよね」
「大岡さんわたしが提案するのは、単なるサイズの変更とかの直しをするというのではなく、もちろんそれが主となるでしょうが、もうひとつ大事な仕事があるんです。それは大岡さんならではの技術がものをいうんです」
「どんなこと?」
「着物なんかはいろいろなものに作り直しできますよね。お母さんが着ていたものを娘さんにあげる場合、ちょっとサイズを直したりします。着物はそういったことが可能な作りになっています。さらには着物の糸を抜くと、また元の反物になり、それが布団のカバーに変身させたりできます」
「ええ………」
「洋服だって、着ていた人がすごい思い入れがあるものがあるはずなんです。お母さんがその生地を使って子供の服に仕立て直したりすることもあるんです。それですよ、それ。タンスの中に眠っている宝物をもう一度活かしませんかという問いかけで始めるんです。いわば今流行のリサイクルですね。リサイクルに対して抵抗のない時代がきているんです。みんな抵抗がなくなってきています、リサイクルに対して。
でも単なるリサイクルじゃつまらないから、大岡さんのところでは、宝物を新しい宝物に変身させるというリサイクルですから、楽しい、嬉しいリサイクルということもできます。想い出を親子で共有しようというような感じで訴えていこうということなんですね、わたしは大岡さんに提案したかったリフォームとは。
もちろん中心ほとんどいわゆるお直しだと思いますが、それさえ、今の時代に貢献しているんだという意識でやれば、大岡さんのモチベーションだって違うと思うんです」
「そうかリサイクル、ねえ」
「ものを大事にしようという風潮もあります。これは大岡さんなどの技術を持っている人にとっては朗報ですよ。昭和後半の大量消費時代じゃないんです、今は。こんな時代だからこそ、今持てる技術を活かせる時じゃないですか」
「わかったよ、本田さん。怒って悪かった。教えてくれ、これからどうすればいいか。本気でやってみるよ、洋服のリフォーム」
「大岡さん。何もわたしはテーラーを捨てろとは言ってません。このわたしがこれから具体的なことを提案していきますが、こうして今までとは違ったお客様が増えてくると、そういった中から、新しいテーラーの仕事も出てくると思うんです。それもあっての、今回の提案なんです。とにかく、大岡というテーラーがここにあるということ、その存在を今までとは違ったお客様に提示することで、名前も新しく知られてくるということもあります。それも狙いなんです。がんばりましょうよ」
「ああ、ありがとう。がんばってみるよ」
それから本田は、今回の骨子を大岡に提案していった。
本当に本田の意図通りになるかどうかは、それは一にも二にも、当の大岡本人にかかっていることだ。
もちろん軌道に乗るまでのバックアップも、本田の仕事ではあるが。
この項おわり
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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「時代においていかれたテーラーの復活」(その5)
「ちょ、ちょっと待ってください。何もそうすぐにやめるなんて」
「わたしは今大岡さんができることで、すぐにでも、少ないですが、お金が入ってくるようにという思いで考えました。はっきり言ってもし大岡さんがもっと若ければ、ほかのことも考えたでしょうが、今の大岡さんの現状を考えた場合の最適な方法を提案したんです。それを、起こってしまったら、取りつく島もないじゃないですか」
「わたしもね、ほんとはわかってるんですよ。言われなくってもね。でもやはり自分の思っていることをずばっと他人から言われることほど、情けないことはないじゃないですか」
「………」
「わかってますよ。一度ぐらい意地を張らせてくださいよ。お客さんにはこんなこと言えないし、できないんですから」
「はいーーー」
「わかりました。今の自分の技術を活かすとなったら、そういうことですよね」
「大岡さんわたしが提案するのは、単なるサイズの変更とかの直しをするというのではなく、もちろんそれが主となるでしょうが、もうひとつ大事な仕事があるんです。それは大岡さんならではの技術がものをいうんです」
「どんなこと?」
「着物なんかはいろいろなものに作り直しできますよね。お母さんが着ていたものを娘さんにあげる場合、ちょっとサイズを直したりします。着物はそういったことが可能な作りになっています。さらには着物の糸を抜くと、また元の反物になり、それが布団のカバーに変身させたりできます」
「ええ………」
「洋服だって、着ていた人がすごい思い入れがあるものがあるはずなんです。お母さんがその生地を使って子供の服に仕立て直したりすることもあるんです。それですよ、それ。タンスの中に眠っている宝物をもう一度活かしませんかという問いかけで始めるんです。いわば今流行のリサイクルですね。リサイクルに対して抵抗のない時代がきているんです。みんな抵抗がなくなってきています、リサイクルに対して。
でも単なるリサイクルじゃつまらないから、大岡さんのところでは、宝物を新しい宝物に変身させるというリサイクルですから、楽しい、嬉しいリサイクルということもできます。想い出を親子で共有しようというような感じで訴えていこうということなんですね、わたしは大岡さんに提案したかったリフォームとは。
もちろん中心ほとんどいわゆるお直しだと思いますが、それさえ、今の時代に貢献しているんだという意識でやれば、大岡さんのモチベーションだって違うと思うんです」
「そうかリサイクル、ねえ」
「ものを大事にしようという風潮もあります。これは大岡さんなどの技術を持っている人にとっては朗報ですよ。昭和後半の大量消費時代じゃないんです、今は。こんな時代だからこそ、今持てる技術を活かせる時じゃないですか」
「わかったよ、本田さん。怒って悪かった。教えてくれ、これからどうすればいいか。本気でやってみるよ、洋服のリフォーム」
「大岡さん。何もわたしはテーラーを捨てろとは言ってません。このわたしがこれから具体的なことを提案していきますが、こうして今までとは違ったお客様が増えてくると、そういった中から、新しいテーラーの仕事も出てくると思うんです。それもあっての、今回の提案なんです。とにかく、大岡というテーラーがここにあるということ、その存在を今までとは違ったお客様に提示することで、名前も新しく知られてくるということもあります。それも狙いなんです。がんばりましょうよ」
「ああ、ありがとう。がんばってみるよ」
それから本田は、今回の骨子を大岡に提案していった。
本当に本田の意図通りになるかどうかは、それは一にも二にも、当の大岡本人にかかっていることだ。
もちろん軌道に乗るまでのバックアップも、本田の仕事ではあるが。
この項おわり
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
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