言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

ある商店街の振興策(2)?

2016-04-15 08:57:40 | 商店街の再生

こんにちは。
お店と中小企業の販促コンサルタント、藤田です。

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少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。



昨夜は10時26分の熊本の大地震でしばらくはテレビに釘付けになりました。

震度7というスマホの災害ニュース速報でびっくりしてNHKをかけました。

起きたばかりで、また夜のことで、被害状況は見えませんでしたが、やはり今朝になって震源地では多くの倒壊家屋があるのがわかりました。

今まで熊本というとそれほど大きな地震があったとは聞いたこともない地域でこんなに大きな地震が起こったことにまず驚きました。

群馬は比較的岩盤が硬く大きな地震があってもそれほど揺れないという根拠のない安心感がありましたが、熊本の例を見ると、安心もしていられないですね。

亡くなられた方も今のところ9人いらっしゃるということで、災害に遭われた方とともにお悔やみ申し上げます。

それにしても、また「26分」ですね。

偶然といえば偶然でしょうが、東日本大震災も14時「26分」でした。


さて、本題です。

昨日の続きのようなものになります。


わたしの住んでいる商店街の真ん中に老舗の百貨店があり、地方資本の百貨店がほぼ全滅状態の中、まだ営業を続けています。

その百貨店の中に、数年前に「東急ハンズトラック市」というコーナーができました。

あの東急ハンズが、地方の百貨店の中に小さな店を出したということです。

最初は一時的なもののようでしたが、好評らしく、いつの間にか階も移って、ひとつのコーナーとして定着しました。

やはり東急ハンズというブランドが活きているんでしょうね。


で、最近空想したのが、これを商店街に広げたらどうだろうか、と。

ここからは、昨日同様、まったくのわたしの空想商店街ですので、真に受けないでくださいね。



商店街振興組合にあるコンサルタントから提案があった。

その提案は面白いが、実際にできるはずのない空想的な内容だった。


それは――――。

百貨店が東急ハンズを中に入れて、客層で言えば年齢層の若返り化、売上的には売上高の向上を狙ったわけですが、それを商店街に広げてみたらどうだ、というものでした。

うん、どうゆうこと?


商店街の個店それぞれに、東急ハンズの扱い商品をコーナー別に各個店に組み入れていったらどうか、というものです。

もちろん「東急ハンズ」という文言は必須です。

ある商店はキッチンウエアを、ある商店では文具を、ある商店ではDIY用品を、というように、東急ハンズで扱っている商品を、各個店ですべて扱うようにしてみれば、ということです。

東急ハンズといえば、ひとつのビルの中にたくさんの商品を部門別に入っていますが、それを横に広げて、商店街そのものを東急ハンズにしてしまったらどうかな、と。

百貨店に「トラック市」と称して入っているのであれば、それを商店街にも伸ばしていってもいいのではないか、というわけです。

「ハンズトラック市in〇〇商店街」というようなネーミングで、数回イベント的にやってみた上で、評判が良ければ半恒久的な形にしてみても面白いのでは…………。

まあ東急ハンズそのものが承諾しなければならないわけですけどね。


これはまあわたしの頭の中だけで描いたまったくの空想ですが、もしかしたら、本当にやってみたいという情熱家が商店街の振興組合の中にいたら、面白いんだけどなあ。



それでは、また明日。

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ある商店街の振興策(1)?

2016-04-14 08:30:53 | 商店街の再生

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昨日は夜になってから雨が降ってきました。

窓を閉め切ってカーテンを閉じていたので、降り出しはわかりませんでした。

今朝はその雨も上がっていますが、まだ厚い雲が空を覆っています。


さて、本題ですが、今日はある空想譚ですので、軽く読んでください。


ある地方の商店街のことです。


そこはどの地方にもある商店街と同様、つい最近までシャッターを下ろした店が半数以上も占める、典型的な衰退した商店街でした。

そして、振興策として考え出されるのは、これもどこも同じようなイベントと、行政からの補助金による環境整備でした。


そんなある時、様々なまちづくりに携わっているある人のアイデアで、生まれ変わろうとしています。


どのようにしたのでしょうか?


それは、日本全国の産物を1店ずつ、都道府県別に扱ったら、というものでした。

1店舗1都道府県の産物を扱うということです。


これは東京、特に銀座を中心に、各府県の産品を扱うアンテナショップが点在していて、今それが大人気になっています。


それを地方にも持ってきては、というものでした。

どの地方にも他府県の出身者がいるわけで、まずはその人たち向けに、故郷を懐かしがってもらえるし、店ではその売り上げも立つということ。

東京ほどにはいかないでしょうが、今扱っている商品以外、ある1府県の商品も扱ってみるということ。

商店街の中には商店の数が50以上もありますので、沖縄や北海道、京都、などの人気県の商品は複数店が扱うようにすることで、解決できます。


また、地方の人気度によって売り上げの差が出てきますが、その地方の商品の売り上げは、古典の売り上げとは別勘定で、商店街の振興組合で管理し、利益を平等に分配するということで、売り上げの差の不平等感をなくしました。


扱う都道府県は抽選で行い、毎年扱う都道府県が変わるようにするということも、行われています。


そのユニークさがマスコミでも評判になり、その地域だけではなく、近県からもお客様がやってくるようになりました。

ある店では、自分たちが今まで扱っていた商品をすべてやめてしまって、担当県の産品で作る飲食店に様変わりしたところもあります。


大繁盛とまではいきませんが、そのおかげで、死に体同然だった商店にも光あたり、その商店の今まで扱っていた商品にもお客様の目が向くようになり、少なくとも今まで以上の売り上げも確保できるように徐々になってきているという個店も出てきています。


さて、これはまったくのフィクションですが、このようなひとつの振興策もあるんじゃないのかなあなんて、近頃考えています。

明日はもうひとつ、それこそ実現はある意味不可能かなとも思える、わたしがこうあったらいいなと思う空想ストーリーを書いてみます。



それでは、また明日。

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「いらっしゃいませ」じゃなく?

2016-01-18 10:08:04 | 商店街の再生

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久しぶりに大雪、ですね。

  

▲今もこんな感じ。


あの2年前のバレンタインデーの大雪以来です、20cm以上も積もったのは。

それに次ぐような積雪です。


さて、本題です。


このような日は、いつも言うことなんですが、お店は開けておきましょう。


お客様が来ないことがほぼ確定しているといっても、どんなことでお客様がやってくるか分かりません。

たった一人かもしれませんが、そのたった一人のお客様は、目的のお店が営業していたというだけでホッとしてくれます。


もしかしたらそのお客様は、見慣れない方で、いつもは別の店で用を足していたのかもしれません。

しかしそのいつもの店がこの大雪で休んでしまっていて、しょうがなくあなたのお店にやってきたとします。

そこで手厚いおもてなしでも受けようものなら、たいていのお客様は、次からはこちらの店を利用してくれることになります。

それこそたったひとりでも、固定客を獲得したにも等しいことです。

そう考えると、開けておくに越したことはないわけです。


さて、わたしなどは肝っ玉が小さいので、個店に入る時に、奥の方でじっと新聞でも読みながら外を通るお客様を見ているような人がいると、入っていけません。

そのような店にでも思い切って入っていくと、今度は値踏みするような視線でじろっとお客様を見る

そしてひと言、笑顔もなしに、「いらっしゃい」

これじゃお客様は逃げていくわな。


わたしは以前、あるお店の相談を受けた際に、挨拶のことで聞かれましたので、こう答えました。

『いらっしゃいません』はやめて、午前中(11時過ぎぐらいまでかな)なら『おはようございます』、午後なら『こんにちは』、夜なら『こんばんは』にしましょう」と勧めました。

「いらっしゃいませ」とか「いらっしゃい」では一方通行的な挨拶になってしまうんですね。


だって「いらっしゃいま」って言われて、お客様はどう返したらいいですか?

「ああ、来たよ」? じゃ、おかしいでしょ。

お客様が返答しようがないんです。

だから一方通行的だと。


それよりも、こちらから「おはようございます」と声をかけると、お客様も「あ、おはようございます」と返せるじゃないですか。

そうするとまたこちらから話しかけやすくなるわけです。

そのお客様の名前を知っているのなら、「おはようございます」のあとに名前を呼ぶこと。


で、次からはどうなったか、というと、そのまま実践してもらったのですが、やはり慣れないので、ぎこちなくなってしまって、折衷プランとして、「いらっしゃいませ、おはようございます」になりました。

とにかく、こちらからに一方的な挨拶では、お客様の方は困ってしまう、ということなんです。


わたしがいちばんいやな「いらっしゃいませ」のシーンは、デパートやスーパーなどで開店時に入る時です。

店長以下従業員が玄関前に陣取って、全員で頭を下げながら、「いらっしゃいませ」を連呼するシーンですね。

あれほどお客様の立場から言うといやな、というか気恥ずかしいと言うか、挨拶されているのに、いい気分になれないシーンはないですね。



さて、今週もまたノンフィクション的フィクションを始めます。

今日から始まるのは町の医院お話です。

題して、『患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩』です。

第1回目は、ここからどうぞ。


「あ、こうちゃん、おはよう。清水さん、お早うございます。
あれ、どうしたのこうちゃん? お熱でもあるの?」

カウンターの向うから受付のお姉さんの声が響く。

「あ、いえね、夏休みでしょ。こうすけがここに遊びにきたいっていうのよ。ごめんなさいね。
病気でもないのに、押し掛けて」

「いえ、とんでもない! 元気が一番ですからね。
ね、こうちゃん、何したい?」

「うん、あのねえ…………」

もじもじとしながらも、こうちゃんは自分がここで遊びたいものを呟く。


大橋小児科医院の朝は、こうした元気のいい挨拶が待合室から響いてくる。


しかしつい1年ほど前の待合室の雰囲気は、このように明るい雰囲気とは真逆の、冷たそうな、暗い雰囲気だった。

そこはまるで、活気の感じられない、病気の持つ元気のなさを象徴するような、どんよりとしたものであった。

それがなぜこのように、明るく活気のある待合室になったのだろうか。

それは………。


院長の田代は、診察中は何とか笑顔を見せているが、少ない患者の診察が終わると、その笑顔は困惑顔に変わる。

父の医院を継いだのはいいが、患者さんはこのところ減る一方だ。

確かに同じ科目の医院も増えた。

街中を車で走っていても、◯◯医院△△科という文字が、気にしているせいか、よく目にするようになった。


しかし、自分の腕が悪いということはないはずだ。

やってきた患者の病気にはきちんと対応しており、手におえない病気だと分かると、専門科のある大きい病院へ行くように進めている。


何が悪いのか分からない。

じわりじわり、ゆっくりとしたスピードだが、患者の数が減ってきている。

それは毎日診察していると分かる。



                         つづく


それでは、また明日。

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再生ではなく、創造?

2015-12-24 08:43:29 | 商店街の再生

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再生ではなく、創造?

昨日は曇り空が続き、夜になって雨が降ってきました。
気温も、日中でも10℃に届かない、ここらあたりでは真冬日。

今日はもうその雲もほとんどなくて、これから晴れて、今の時分としては暖かい陽気になるようです。

クリスマス・イブ、だけどね。


今日は今年最終の太田商工会議所の訪問日です。

これから出掛けます。

小売店の方は忙しくされているようで、それはそれで嬉しいことですが、わたしのような者は逆にちょっと暇で、今日は小売りではない相談が控えています。



本題です。

今また、現代の商店街がどのようにできてきたのかという歴史的な本を読んでいます。

これまで読んだようなハウツーとか、事例とかではなくて、一度歴史的なこともよく知っておかなくては、これからどのようになっていくのかということのためにも必要なではないか、と思ったんです。


まあこれから書くことはそれには関係ないんですが………。


さて、今どこでも、相変わらず、“商店街の再生”事業や何やらでがんばっている方がたくさんいらっしゃるんですが、本当に“再生”するのか、それなら無理やろ(と、こんなところで関西弁)、という思いがわたしにはずっと前からあります。


再生ということは、今までの、元の状態に戻すというような意味合いが強いですよね。

しかし、そのように考えていると、絶対にシャッター商店街が元の繁華街に戻ることはありません。


どんなに再生事業をお金をつぎ込んでやっても、それはもう無理なんです。

それよりも、今の地所をそのまま空き地にしておくのはもったいないから、元のように人がたくさん集まる場所にもう一度しよう、というのでしたらまた話が違ってきます。


商店街の再生ということではなくて、人がまた戻ってくるためにどのようにするか、という議論でもっと話してほしいなという気がします。


なるほど、現在そのような形で再生を果たそうとしている先進的なところもありますが、いかんせんそれはまだまだ少数です。

相変わらずに、いなくなったお客様に、もう一度戻ってきてもらおうとあがいているだけに過ぎないようなところがほとんどのような気がします。


この、商店街が“かつてあった”場所を、また人が群れ集う場所にしよう、ということから話をした方が早くて、もっと建設的な意見も出やすくなるんではないでしょうか。

いい加減に目を覚ましてほしいですね、特にその旧商店街でまだ元気にがんばって、再生を願っている人たちには。

今のままの形態では、いくらイベントや事業をやったところで、一過性のもので終わってしまいます。

それは、その人たちが一番、肌で感じていることではないでしょうか。



それでは、また明日。

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お客様が喜ぶ企画を?

2015-12-21 09:56:12 | 商店街の再生

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さすがに冬至前日の夜明け、今朝は7時頃になっても暗い。

で、やっと日が出てきたなあと思っていたら、すぐに雲に隠れてしまった。

冷たい!

夕方にはちょっとにわか雨があるようというような予報。


さて、本題です。


最近わが家にも、毎年恒例の近隣商店街の合同歳末セールのチラシが入りました。

と言って、じゃあ行きたくなるかというと、全然そんなことはありません。

単に「へ~え」と思うだけ、というか、思いもしないで、すぐに紙ゴミの袋行き、です。

行ってみようという気も起こさせないチラシって一体?


あなたはチラシをもし考えた場合、何のためにチラシを撒こうと考えますか?

もちろんだいたいは売上を上げるため、お客様にたくさん来てほしいため、のその2つですよね。


その前に、どちらかにさらに絞った方がいいですよ。

売上を上げるためと、お客様にたくさん来てほしいためとは、一見同じようで、同じではありません。

売上を上げるためと称する場合は、やはり商品中心、それも価格訴求が中心になります。

さらには商品の品揃えの豊富さ、ユニークさでのアピール。


売上を上げるためだけにも、ちょっと考えるとそれぐらいの要素が出てきますが、それさえもひとつに絞った方がアピール度は上がります。


そのようにチラシに限らず、宣伝広告というものは、絞りに絞ったたったひとつの要素でアピールしないと、それでなくても効果が少ない昨今のこと、結局喜ぶのは印刷会社と新聞屋さんだけです。


肝心のあなたのところへ喜びをもたらすものは、ほとんどないという結果に終わってしまいます。



ということで考えると、上記の商店街合同の歳末チラシですが、いったい何をメインにしているのかまったく見えてこないと言えるチラシでした。

各店の目玉商品も掲載されていない。

単にいわゆる福引きに似た景品だけの、数十年も前から続いている売り出し形式です。


今どき歳末セールなどという言葉だけで当の商店主でさえ思ってもいないのに、ましてやシャッター街と化している商業非集積地などに、お客様がやってくるわけはないですよね。


そんなチラシにお金を使う予算があるのなら、お客様を喜ばせる仕掛けに使いましょうよ。

「お客様を喜ばせるには何がいいか」と皆さんのアイデアを結集させれば、何かひとつぐらいすぐに出てくるはずです。


ただ単に、その季節がやってきたらから従来のセールをやろうというのは、すでに死にイベントということは、すでに当事者の方たちも充分に分かっていることなのに、どうして相も変わらない死に金を使うのか、そこのところが理解できません。


少ない予算なんですから、もっとお客様が喜ぶ企画を練りましょうよ。




それでは、また明日。

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えびす講から賑わいを考える?

2015-11-20 10:24:19 | 商店街の再生

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今朝は曇っていますね。

ちょっと肌寒い、というか冷たく感じます。

昨日は何とか晴れましたが。


さて、本題です。


昨日はえびす講でした。

今日も開かれているようですが、本番は昨日でしたよね。

昨日はたまたま太田商工会議所へ出掛ける日だったのですが、商工会議所のすぐ近くの神社がその太田のえびす講の会場でして、いつも通れる道が午後には通行禁止になってしまいました。

ちょっと遠回りして帰ったのですが、その前にちょっと縁日を見てみました。


たくさんの屋台とその照明で縁日気分は満点なんですが、人そのものの出が少なくて、ちょっと寂しく感じました。


地方のこうした祭礼はどこも似たようなもので、年々人出が少なくなってきているようです。


群馬県ではえびす講と言えばやはり桐生の西宮神社が一番賑やかなでしょうね。

何分にも本家の西宮神社の名前をいただいている神社ですので、“えべっさん”の総元締と言ってもいいぐらいですからね。


こうした昔から行われている小さな祭礼をもう一度見直してみるというのも、地域経済の振興で見ると、必要じゃないのかなあということも思います。

そこに人出をもっと集める工夫を施すことで、その周辺のお店も潤うぐらいの何か仕掛けとでもいうんですか、その地域の人たちが中心になって行ってほしいものです。

祭りって結局のところ、“神様への感謝”を表現しながらも、その地域の人たちの気分転換、時たまの息抜きでもあったわけで、そのことから何かをもう一度考えていくと、賑わいの演出もまた可能になってくるような気がします。


今のところ私も机上の空論という気はしていますが、何かそこに宝物的なものが加えられれば、賑わいもまた可能ですよね。



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金融機関が地方振興でできることは?

2015-09-05 09:50:02 | 商店街の再生

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昨日も晴れて暑くなりました。
前橋でも31℃以上。

でも風が強くて北寄りだったので、気温そのものの暑さではなかったですね。

今日も暑くなりそうな空です。


さて、本題です。

昨日も近所のショッピング・モールに行ってきました。

まあよく行く方ですよね。
仕事柄もありますが、ショッピングとウインドゥ・ショッピングが好きだ、ということもあります。


ショッピング・モールには、今ではあらゆるお店が入っているといっても過言ではないぐらいです。

初期の頃では考えられなかった医院まで今は当たり前に入っています。


その他には今郵便局まで簡易的ですが、入っていますね。

でもまだ入っていないサービス業がひとつあります。
(わたしの知っている範囲なんで、ということですが)

それは、銀行、信用金庫などの金融機関です。

もちろんそれに替わるATMがあると言われれば、なるほどと思いますが、係員がいる銀行の支店(もしくは出張所)はないですね。


銀行と言えば、いまだに対お客様営業時間は午後3時までです。

なぜでしょうか。

それはお客様への営業の後の集計作業に時間がかかるから、という昔からの習慣ですね。

しかし今はコンピュータ集計で、瞬時に計算作業はできるわけで、後は数字と実際の金額が合っているかどうか、だけですよね。

じゃあ5時ぐらいまで営業時間(窓口を開けている時間)を延ばしても、それほどの負担にはならないと思うんですが、いかがでしょうか。

現実に関東地方では、埼玉りそな銀行などは、その先鞭をつけた感じで、5時まで窓口が開いています。


もしくはショッピング・モールのなかに出張所を設け、そこではモールの営業に合わせてオープンにするとか、そういったチャレンジはやってみてもいいとは思うんですが、銀行というところはなかなか保守的な人が多いらしいですね。

ショッピング・モールという好立地になぜ出さないのか、わたしには不思議です。


それで、もうひとつ。

昔は結構あったんですが、商店街にも今はあまり銀行の支店がないようですね。

もちろん商店街にやってくるお客様が少なくなったから、扱い高も行員を常駐させていると赤字になるからという理由なんでしょう。


もう一度、逆に銀行や信用金庫(商店街だから、信用金庫が一番適していると思うんですが)さんが、自分たちが率先してお客様を商店街に取り戻すんだという気概で、出張所を設置するという気骨のある金融機関も出てきてほしいですね。

”地元の人とともに歩む”などというスローガンを掲げているところもたくさんありますが、それなら商店街からどうして撤退してしまったんでしょうか。

言葉だけ?


新しく出るためには何が必要なのか、それを充分検討してもいい時代に来ているようにも思いますが。


今までの仕事から考えると、今までの延長でしかアイデアは出てきません。


もう一度新規に出るためには、どういったことが必要なのか、その目的から考えていってはいかがでしょうか。

儲けよりも地元振興にどのように関わっていけばいいのか、そのようなことから、そこで金融機関ができることは? というところからの発想でお願いしたいものです。

いかがでしょうか。



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一直線にするな?

2015-09-03 08:32:03 | 商店街の再生

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昨日は予報に反して、思いがけずに晴れました。
朝、一筋の陽光が射した段階で、my奥さんは、「あ、晴れてきた! 洗濯しなくちゃ!」と。

最近はずっと部屋干しが続いていたので、乾いてもなんだか湿気臭い感じでしたので、この晴れ間を逃してなるものか、という感じでした。

週間予報も見ても、晴れ間が出るのは明後日の土曜日ぐらいだったので、貴重な晴れだって思ったんでしょうね。


午後にはよく晴れて、絶好の洗濯物日和になり、湿度は高かったのですが、よく乾きました。

そのせいで気温も予報より2℃ほど上がり32℃にまで上昇。

久しぶりにエアコンもかけてしまいました。



さて、本題です。

いきなりですが、俳優の速水もこみちさんはご存知ですよね。

昨日もバラエティに出ていましたね。

その名前は本名だそうですが、ものすごく珍しいですよね。

今流行のキラキラネームではないけど、なんか輝いているような、そんな気がします。
私はこの名前は好きです。

このような名前にしたもこみちさんの父親に拍手です。

で、この名前、「もこ」というのはイタリア語でmoco=モコ、まっすぐなという意味らしいです。
(実際の話、イタリア語でまっすぐなという意味でのmocoはないそうで、ちなみにdrittoがまっすぐという言葉です)

お父さんは、まっすぐな道を歩んでほしいという意味でつけられた由。


ということは前段で、本題は、「街」の広がり、人が集まる街というのは、まっすぐな道ではなくて、曲がっている、カーブを描いている、というような道がたくさんあった方が、人が集まってくるようです。

もこみちさんには悪いような気がしますが。


日本でいえば、路地や裏道がたくさんあるということにも通じます。


しかし昭和以降平成まで、町の道路の曲がっているところを無理矢理まっすぐになるように、そして広くなるように開発してきました。

それは車都合の道路づくりであったということもいえます。

車都合の道づくりを進めた結果、もちろん運輸交通の利便性に多いに寄与して、日本の高度経済発展の基本を担ったということは言えます。

それはまあ無視できないこととして、いいでしょう。


中央の基幹道路はそれでいいのですが、それを日本の町の津々浦々まで同じように“まっすぐ”な道にしてしまったところに、今の、人が郊外に押し寄せ、街中を衰退させてしまうという結果を招きました。

まっすぐになったということは、日陰もなくなったということで、比喩的にいうと、人が立ち止まり、影で休む場所も少なくなったということです。


個店のがんばり加減を考慮しても、人は、車という便利な機械を利用して、もっと遠くへ、郊外へと足を向けることができるようになり、その方が便利であるという認識を得たわけですね。

そうして、商店街はそのまんま取り残されてしまったわけです。


したがって、地方の寂れてしまったシャッター商店街には、逆にその名残りがまだ残っているところが多くあります。

知らない人なら、入っていくのが怖いような路地も残っています。


そのような路地や裏道文化をもう一度見直して、街づくり、商店街づくりを考えてはいかがでしょうか。

新しい商店街、というか、人が集まる場所はそういったところから生まれてくるような気がします。

人は基本的には群れたい動物なんですから。


まあわたしのように、あまり群れたがらない奴もたまにはいますが………。
こんな奴でも、裏道、路地は大好きなんです。



つぎは『あるケーキ屋さんの繁盛物語』は今日で第4回目です。

ここからどうぞ。


それは、試作品コーナーです。

これもお客様の何気ないひと言から実現しました。

「これって、ケースの中にあるケーキと同じなの?」

そうなんです。

たまたま新製品を試作したものが、その中に混じっていたことがあったのです。


そこでオーナーはまた考えました。

いっそのこと、新しいケーキを試作した際にはお客様にも試食してもらい、人気の高いものを採用するようにしようと思ったのです。


その場で食べていただき、人気の高いものをお店に新たに出すようにしていったのです。

自分たちの舌だけではなく、お客様の舌に合うかどうかもわかるようになり、お店はますます繁盛していきました。
 

                         おわり


さて、このお話はこれでおしまいです。

最後あたりもう少し手を入れればいいのになあと自分でも思いますが、とりあえずこのまんまで置いておきます。

明日はこの物語からみえるところとか、注意点を少し記してみたいと思います。

お楽しみに。



それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」

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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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地域商品券はどこへいくの?

2015-08-21 10:21:47 | 商店街の再生

こんにちは。
お店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。




今日も昨日同様朝から曇っていまして、時おり小雨も降る状態。

湿気が強いので、気温は低くても暑さは感じます。


さてと、昨日は2種間ぶりの太田商工会議所での仕事でして、その報告書を今送り終えたところです。


というところで、本題です。

今、安倍首相肝いりの「地方創生」事業が行われているようですが、地方にいる私たちの方には、何が行われているのか全然見えてきません。

確かにひとつの目玉(これが?)として、地域商品券の発行がありますが、きな臭い事件も起こりましたね。

ある発行元では、自分たちや得意先の分を先に確保して、実際の市民にはそのお裾分け(?)が発行されたとか。

世知辛いと言うか、せこいと言うか。


まあそんなこんなで日本全国各地域では雨後の竹の子のごとく、地域商品券が発行されました。


そしてその結果は?


まだ締切にはなっていないので、言い切れませんが、聞こえてくるところによれば、小さな個店にはあまり恩恵はないということですね。

あまり使ってはもらえないということです。


もちろん、ほとんどの地域商品券には個人商店でしか使えないものと、大型店と個人商店が使えるものと2種類があります。

個人商店ともなると、ずいぶん廃業したと言ってもまだまだ一地方でも無数にあるわけで、その商品券が回ってくるということはなかなか難しいということでもあり、回ってきてもほんの数枚。


さらに個人店で実際に使われても、そこからの問題もあります。

そうなんです、換金に時間がかかるんですよ。

その間には、仕入れた商品の仕入れ代金や資材にかかったコストの返済も、商品券の換金前になることもあり、結局なんか腑に落ちないものになってしまっているおそれも、ある個人のお店の方から実際に聞こえてきました。

何のための地域商品券なのか、そういったシステムももっと考えないと、やはり結局はお役所仕事としてやっただけというものになってしまいそうです。


まあまあ悪くはないシステムなんだから、もうちょっと使う方、使われた方の当事者の気持ちになって考えてみる必要があると思われますが、いかがでしょうか。



それでは、また明日。

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商店街ツアー?

2015-06-24 09:46:20 | 商店街の再生


こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

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昨日は晴れも曇りも雨も、それに雷もあるという、まことに天候のおまつりのような1日でした。

で、NHKの群馬県のニュースを夕方見ていたら、前橋で大雨という映像。
一瞬、え、どこの“前橋”だ? って思いました。

わたしの住んでいるあたりはもちろん雷もあり、雨もあったのですが、それは乾いた土をちょっと潤すほどの少なさでしたので。

確かに大雨でしたが、同じ前橋と言っても、こういったにわか雨はまさにピンスポットで降るんですね。


昨夜と言っても真夜中、目を覚ましました。
大雨の音? じゃなくて、サカリのついた猫の甘えた鳴き声で。
この時期だったっけ?

断続的に朝まで聞こえていましたね。


さて、本題です。

昨日は、ゴーストタウン化した商店街にお化け屋敷を、などと案外本気で提案しましたが、今朝トイレに座っていると、その具体的な像が思い浮かびました。

それを簡単に今日は。


梅雨明けの真夏に企画するんですが、題して『ミッドナイトツアーイン○○商店街」。

わたしの連載している架空の商店街でしたら、さしずめ『満天商店街真夜中ツアーーー震えて、泣いて、笑って、食べて!』なんてね。


このときばかりはシャッターを下ろしているお店が各舞台。

要所要所のシャッター店にお化けや驚かすものを配置し、数時間かけて、グループごとに進んでもらうわけ。

そうして全員終了したところで、夜明けとともに、近所のお寺でおはらいとお化け除け(災難除け)のお札と免罪符を参加者に手渡し、最後は精進明けならぬ、“お化け明け”の朝食………。

前橋の商店街には、有名な弁財天が祀られている大蓮寺というお寺があります。
行ってみるとわかりますが、なかなか風情のあるきれいなお寺です。

わたしが関係している街でいえば、太田にはやはり、商店街のはずれに大光院という有名なお寺があります。

また桐生でも、一番端にこれまた有名な天満宮がありますね。


どこの商店街でも、寺社とは切っても切れない間柄で、必ずといっていいほど寺社があります。

そういった寺社とのタイアップで、地域全体を盛り上げていくのもいいんじゃないのかなあ、って。


その盛り上げ方が“お化け”って、反発もあるでしょうが、そこはそれ、やってみたらきっと盛り上がるんじゃないかなあ。


そうして、個店では寺社にちなんだ名物をひとつ必ずオリジナルで販売するとか、そのようにしてひとつのコンセプトで全体を盛り上げていくことも可能です。


夏はいいけど冬はダメじゃん、なんていう天の邪鬼もいるでしょうが、そこはそれ、じゃあ冬にもゴースト退治ツアーなんてやってみてもいいんじゃないの?

逆に冬は、動くことで身体が温かくなるような企画を考えればいいだけのこと。

要は何でもありで、今あるものをとことん利用しようということなんです。

そう考えると、シャッターも何か他のことに使える可能性も出てくるわけで。



ということで、この企画を採用するという勇気のある人は、このアイデアはそのまま使っていただいてもけっこうですが、一度ぐらいは私に連絡くださいね。

もっと練りに練ったものに、みなさんと一緒に仕上げますので。



さて、連載中の『手もみ専門店の販売促進って?』は、今日で第9回目、最終回になります。

ここからどうぞ。



もちろん提案を携えていった。

それがこれだった。

<提案>

<1>新しくオープンする銭湯に手もみの割引券を置いてもらうこと。
 それは、競合店という考えではなく、仲間の店という意識に変える、いわゆるケンカより共存共栄を指向するということ。
 その代わりに、手もみ店には銭湯のポスターを貼るとか、銭湯の割引券を置くといういわゆるバーター取引がお互いにとっていいのではないか。

<2>銭湯の駐車場に駐車している車のワイパーに割引券を挟み込む。
 (もちろん銭湯には許可を取っておくことが重要)
 それがNGなら、お試し券を店頭で配布させてもらうように交渉すること。

<3>お客様がお客様を紹介するシステムを作ること。
 紹介キャンペーンをすぐにでも始めること。
 紹介者、被紹介者双方にメリットになる特典をつけること。

<4>顧客には必ず常時DMを送り、忘れられることを防ぐこと。

<5>従業員は必ずお客様の名前を覚え、名前で接客すること。 

<6>ネームは大きく、ひらがなにすること。

                   などなど


そして実際の企画プランも添えた。

この企画のメインは<1>だ。

共存共栄で何ができるか、それにこの店の存亡はかかっていると言ってもいいと、本田は思った。

リラックスを求めてお客様が、この店の販促に関係なく、銭湯が呼んでくれるのだ。

だから本来なら、銭湯にお礼をしなくてはならないほどなんだ、逆に。

銭湯のために何かこちらでもやってあげることが、やがてはそれが自分の店にも返ってくる。


柴田が本田の提案をどう考え、どう実行するかは未知数だが、これぐらいのことなら必ずやれると、本田は思った。



銭湯がオープンしてから数か月後、柴田から一本の電話があった。

「本田さん、ありがとう!」

その声を聞いたとたん、本田は心の中で「やった!」と思った。


                    おわり



それでは、また明日。

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ワクワクさせてよ?

2015-06-22 09:19:56 | 商店街の再生

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小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

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起きがけも昨日からの涼しさがあるなあと安心していたら、すぐに晴れてきて、それにつれてどんどん気温が上がっていき、そうして蒸し暑さがやってきました。

久しぶりの晴れ間で、太陽もようやく自分の出番とばかり、がんばっているようです。
今はまだがんばらなくてもいいんだよ、まだ7月、8月もあるんだから。
といっても、何か自然は容赦がないようですね。

昨日はずいぶんと涼しかったんですけどねえ。



さて、本題です。


今日はまた商店街のことです。

で、本日のタイトルは「ワクワクさせてよ?」です。

中山美穂のヒット曲「ワクワクさせてよ」じゃないけど、近頃の商店街、いやあまり繁盛していない商店はおしなべてその消費者に「ワクワク」させる仕掛けがないように感じます。


先日も書きましたが、わたしがまだ小さな頃は、市内でも有数の大きな商店街に出掛けるということだけで、ものすごいワクワク感があり、少し大きくなってから、ひとりでそこに出掛けるとなると、もう半端なくワクワクしたものでした。


なぜそんなにワクワクしたのでしょうか。

今で言うところの、そこはまさに「ワンダーランド」だったんですね。

今から思うと安っぽいワンダーランドですが、それでも子供だけではなくて、大人たちも、ワクワク感を秘めながら、そこに出かけたのはずです。


翻って、今の商店街、そのワクワク感が皆無。

そのワクワク感が少しあるのがやはり郊外の大型店です。


もう今の商店街にそれを望むのは無理?

いやいやそんなことはない。

みんなで知恵を絞れば、様々なアイデアが出てくるはず。


それを自分たちの利益につなげるとか、長老たちの反対とか、そんなものがいまだに邪魔をしているところも少なくないというところが、ネックです。

そうしてもうひとつのネックが、いわゆる後継者不足という問題。


後継者がいても、継がせない=こんな苦労を子供になさせたくない、おやじの苦労を見ていると継ぐ気がしない、といった親子双方の意思がうまく(?)噛み合って、シャッター店が増えていく。

さらには店を開けないだけではなくて、その店を他人に譲るという考えもあまりなくて、頑固に権利だけ保有しているというものをいるやに聞いています。


そういった負のスパイラルが、商店街をいちだんと寂れさせている大きな原因ではあります。

それを打開できれば、また商店街は、商店の集まりというよりは、また違ったサード・プレイスという観点から再生は可能なはずです。


たくさんの店が集まった集積地が郊外の大型店、人々が集まるディズニー・ランドやUSJのような夢の国ではない第三のスペースと考えると、また違った形での『人を集める』という再生は可能です。

そう思いませんか?


人をワクワクさせるサード・プレイスにするには、あなたはどのようにすればいいと思いますか?

明日は何もなければ、多分この続きを。



それでは次に連載中のノンフィクション的フィクション、『手もみ専門店の販売促進って?』は今日で第7回目です。

ここからどうぞ。


「近所に銭湯なんかできなければ、サービスをよくして徐々にお客さんを増やしていけば、定着していくだろうって考えていたのですが、お客さんがそれほど増えないうちに、銭湯ができることになってしまったので、今いったい何から手をつけていいのか、分からなくなっている状態なんです」

「なるほど。予想では、銭湯にこちらのお客さんも行ってしまうだろうと」

「いや全部が全部とは考えてはいないですが、ある程度とられるだろうと」

「ふ~ん。でもまだとられたわけじゃないですよね。できてないんだから」

「ええ、まあ」

「それなのに今からとられるのを仮定して、おびえているというわけですよね。第三者から見れば」

「いやおびえてるなんて、そんな人聞きの悪い………」

「そうですか。私じゃなくても、そう見えるんじゃないかなあ。
おびえる前にすることはたくさんあるとは思うんですが」

「たとえば?」


「たとえば………、そうですね」

ちょっと本田は時間をおいてから答えた。

「現在登録していただいているお客様に対して、何かアクションを起こしました?」

「一度、DMを送りました」

「どのような?」

「まあ、ご利用していただいたお礼です」

「いいですね。それに何か次回の来店を促すものをつけました?」

「ええ、サービスクーポンを」

「やってるじゃないですか。それなのに、なんでおびえているのかなあ」

「え、でもそれだけじゃ、お客さんはきっとあっちへ行っちゃいますよ」

「柴田さん、ちょっと聞きますが、あなたはそれほど自分の店の実力に自信がないのですか?」


                      つづく


それでは、また明日。

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商店街ってどうなるの?

2015-06-20 10:10:06 | 商店街の再生

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

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朝目が覚めたら、快晴だった。
え、朝日が出ている?

昨夜まではぐずついた小雨模様だったのに。

朝のテレビで予報を見ると、東京の上空は雲が多くて、こちらだけどうして、雲ひとつないの?

という疑問も、朝が長けてくる頃には少しずつまた雲が出てきましたので、なるほどと納得。

なんだかまだまだ激しい天候が続くみたい。


昨日は午後から東京に車で出掛けまして、途中埼玉辺りの上空は雨が強くて、東京に入ると、弱まったりして、雨の状態がずっと続いていました。

数時間東京にいて、またすぐに群馬に取って返しましたが、群馬に近くなると、道路がもう乾いていました。
まあ霧雨のような雨粒がフロントグラスについてきましたので、それからまたぐずついたようですが。


帰宅後荷物を片づけていると携帯に電話が。

知り合いの飲食店の方からでした。

先日のイベントの成功と、新しくまた県からオファーをいただいたという報告。

このように、どんどん伸びていくお店の報告を聞くのは精神上にもいいですね。

もっともっとこのような報告が聞けるようにがんばらなくては!


さて、前置きが長くなりましたが、本題です。

本題は、前置きが長い場合はいつも短いと、私の相場では決まっていまして(?)


久しぶりに商店街のことです。

この前橋の中心商店街では、けっこう組合の方もがんばって若者を呼んでいるような新聞報道が、最近よく目につくようになりました。

わたし自身こちらに住みながら、恥ずかしながらオファーもないもので、こちらからちょっかいを出す気もないので、静かに静かに見ています。


で、新聞報道なんですが、新聞で記事を読む限りでは、なんだかとてもいい方向に向かってきている、というようなことになっていますが、さて、実際に商店街を歩いてみると、全然変わってきている兆候を、わたし自身の見方がお粗末なのかどうか分かりませんが、見出すことができません。


本当に変わってきているの?

はっきり言って変わってはいません。

相変わらず、特に土日の閑散ぶり、ゴーストタウンぶりにはある意味小気味いいぐらいの人の少なさです。

イベントがある時だけちょっと人通りが多くなるだけ。


本当はいいことを書くつもりだったんですけど、やっぱりというか、なんだか、いつも通りのボヤキのようになってしまいましたが、これからしばらくの間は日をおいて、無駄鉄砲なような気がしますが、ある意味商店街に鉄砲ではなく大砲をぶち込むようなことを書いていきたいな、と思う次第です。

明治維新前、長州は久坂玄瑞のような跳ねっ返り者が、後先も考えずに攘夷だと言って、アメリカ(今回の大河ドラマではなぜかフランスになっていましたが、史実ではアメリカです)の商船に届きもしない大砲をぶち込み、後でどえらいしっぺ返しを受けましたが、それでもいいので、何か言わなければ、ホントにどうしようもないところにきています。


最近はわたしのふるさと和歌山の、かつてはものすごく栄えた懐かしい名前である「ぶらくり丁」もずいぶん、というか、もう限界に近い末期症状のようです。

悲しいですね。

あそこにはわたしの青春時代の想い出がいっぱいあるのに。

つきあっていた彼女に、生成り色のケーブル編みのフィッシャマンセーターを買ってプレゼントしたこともあります。

隣りの北ぶらくり丁では、模型屋さんが1軒あって、そこでプラモデルづくりも覚え、仲間もできました。

「日の丸劇場」という面白い名前の洋画封切館もありましたね。


様々な想い出が残っている商店街が、今や壊滅状態。

なんとかせえよ!


というところで、我に返り、連載中の『手もみ専門店の販売促進って?』になります。

今日は5回目、ですね。
ここからどうぞ。


「でも肩が凝るとか、ちょっと腰が重いとか、というのは若い人にもあることです。
いやむしろ最近はそういった若い人も多くなってきていますね。
仕事がきついってこともあるんでしょうが、疲れやすい人が増えてきましたね」

「それはね、やっぱり食べるものも影響してきてるんですよ。ジャンクフードを三食主食にしてるようなところもありますからね」

「ああ、そうですねえ。そういうこともいえますね。食生活の変化も大いにありますね」

「あります、確かに。贅沢しなくてもいいから、ご飯におかず三品ぐらいという食事を、一日一食でもいいからきちんととっていれば、いいことなんですけどね」


なんだか日本人の食生活論になっていきそうなので、柴田は話の方向を元に戻そうとした。

「ええまあそんなこと、ここで言ってもしょうがないことで。
ーーーだから私たちも商売できるってこともあるんで、あまり突っこんでいくと、自分の首を絞めるようなことになりそうなんで、手もみに戻りましょう」


「あ、すいません。つい」

本田も苦笑した。

こんなところで持論を開陳してもしょうがないわけだ、と気づいた。

「で、私たちはそういった若い人たち、特に女性向けのリラクゼーションをやりたいわけなんです」

「なるほど」

「リラクゼーションなんですから、ちょっと寄っていこうかっていうぐらいの気軽さで、店に入ってきてほしいんですね」

「ふ~ん。気軽にねえ」

「コンセプトは『気軽に入れて、リラックス』、そんな感じですか」

「その通りですよ、その通り。
そのキャッチコピー、使わせてくれません?」

本田は満面の笑みを浮かべながら、言った。

「高いですよ~、わたしのキャッチコピーは!」

「え、ほんとですか? いくらぐらいするんですか? キャッチコピーって」


                       つづく

それでは、また明日。

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行政はバックアップ?

2015-05-15 09:32:24 | 商店街の再生

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小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

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昨日は前橋で32.5℃。
なんと最高気温、全国一位に!

ところがわたしは日中は太田市に行ってまして。

もちろん太田も館林熊谷の隣りなので、気象庁の計測機器が設置されていないというだけで、両市と同じように暑いんです。

ところで、今度の日曜日、5月17日、太田商工会議所主催で、呑龍市が開催されます。
一度覗いてください。

ぐんまちゃんも今回やってくるそうです。


さて、このところ少し油断していたら、契約終了になった案件が数件発生。

わたしの仕事は不思議と5月始まりに縁がありまして。
5月始まりということは、必然的に1年後、2年後の5月に契約終了ということになります。

そのまま続くところもありますが、終了することももあるというわけで、なぜか今年終了になる契約が多くて。


で、これはまたチャンスでもあります。

新しいクライアントで、新しい仕事にもチャレンジできるということですね。

そしてあなたにとってもチャンス!

今ならけっこう時間に余裕があります。

もし何か考えている方がいらっしゃったら、ご連絡ください。
メールーー→k1948f@nifty.com

限定5件のみ受け付けます。
メールーー→k1948f@nifty.com

と営業トークは、ここまでにして、と。


さて、本題です。

各地域の商店街のシャッター店舗のことです。

あれって、商工会議所や商工会、また行政などは、借り上げてチャレンジショップとして貸し出しているところもたくさんあります。

しかし貸し出しても、なかなか成功事例が出なくて、また元通りのシャッター店舗になっているところがほとんどのように見受けられます。

シャッターを閉めてしまった店舗でも、その持ち主がいて、だいたい地主の権利などはそのまんまで、いわゆる塩漬け状態というところも多いと聞きます。


でも、そこはたとえ塩漬けになっていても、固定資産税は地権者は払わなければならないはずです。

行政などが買い上げればいちばん良いんですが、なかなかそこはうまくいかないようで、シャッターを閉じていても、譲らないという地権者もいるようですね。

だからそういうところは、チャレンジ店舗として貸した場合は1年とか3年とか固定資産税ゼロとか、半分にするとか、そういった行政のバックアップも必要じゃないでしょうか。

もちろん風俗とかゲームセンターなどはダメで、その点は商工会議所や商店街振興組合のお墨付きが必要なのは言うまでもないことで。

さらにはもちろん店舗の方も期限を設けて無税にするとか。
(まあ赤字なら所得税はゼロですが、それでも基本的な税金はあるわけで)

単年での黒字化は難しいですしね。

そういった陰ながらのバックアップ体制も整えなければ、ただチャレンジ店舗を応援するといっても、なかなかチャレンジする人も出てこないのではないでしょうか。


上記の自分の論に水をさすようですが、また下記のようにも、わたしは考えることもあります。

それは、そのような保護を受けながらのチャレンジショップは、往々にして甘えが入るために、長続きもしないし、意欲的にもちょっとどうかなと思われるようなこともあるので、そういった意味でもほとんど成功しないような気がしています。


やはり本来は、保護なしで自分の力だけでチャレンジする人が出てこないと、活性化というのはなかなか難しいところもありますね。

う~ん、いろいろ述べてみたけど、難しいなあ、この問題は。



さて、今日も『廃れ専門店』の解説になります。

ここからどうぞ。



専門店は、その趣味を始める人を自分で増やしていかなければならないのです。

これがよく言われる「お客様を創る」ということです。

それにはどうするのか。

それを考えるのが店主の重要な役目ではないでしょうか。

うち(自店)が広めても、その人たちがよそで商品を買うことになったらどうするんだ、丸々損じゃないかという人もいます。

いや、ほとんどそういった考え方を持っています。

そんなちっぽけな考え方だから、裾野が広がらないんだということをもっと理解してもらいたいものです。

やる人が増えてくれば必然的に他店にもお客様は流れます。

それはもうどうしようもないことです。

しかし、やる人が増えれば、よほど客あしらいが悪くない限り、絶対に自分の店のお客様も増えるわけです。

そうすることで業界が広がり、市場が広がっていくのです。

そしてその業界でトップになるのは、こつこつと「お客様を創って」きたところなんです。

そこで啓蒙したことで業界のスタンダードになるのです。

その商品を購入しようとする人が増えれば、店だって必然的に増えていきます。

パイが広がるということは、そういうことですね。

広がったパイのシェアを何%獲得できるかは、店主の努力如何です。

また、その店主が開拓したお客様が一次的にどこかの店に行ったとしても、その何十%かは必ず戻ってきます。

その店がオリジナル、スタンダードなんですから。

趣味は極めれば極めるほど、物まねだけの店では物足りなくなるのです。


趣味性の強い商品を扱う店で、常にやっていかなくてはならない固定客づくりと、新棄却開拓のためにしなければならないことは、最低限下記のことはやりたいものです。

●趣味の教室や出張講座を盛んに開く。

●同じ趣味の人のサークル作りを応援し、場所を積極的に提供する。

●初心者の人には特に親切に、判りやすく教える。

●必要な商品や道具がなければ開発する、仕入工場に試作させる。
  
『なければ、創ればいい。』


                      おわり


来週からまた違う物語を始めようと思います。
いつものように、ご期待ください。

久しぶりに、影の主人公、本田が出てきます。



それでは、また明日。

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“○○横町”で街を再生

2014-10-10 09:22:12 | 商店街の再生

こんにちは。
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今日は晴れてきました。
昨日はほぼ一日中曇っていまして、今にも雨が降ってきそうな雲も太田の上空にはありましたが、結局降りませんでした。


10月10日、本来なら今日が体育の日。
東京オリンピック開催日を記念してつくられた祝日です。
でも政治家のバカな法律のせいで、いつの間にか「体育の日」は、10月の第2月曜日などに決められてしまいました。

そういえばオリンピックからもう今日で50年、なんですねえ。
歳もとるわなあ~。

で、体育の日、ですが、何でも都合によって変えてしまうなんて変だと思いません?

やはりわたしと同じように思っている人もいるようで、7月第3月曜日になった「海の日」を、本来の7月20日に戻そうという動きもあるようです。

第2、とか第3月曜日に移行されてしまった祝日には、もともとやはりその日を祝日にした意味があるので、勝手に変えてしまうというのも、本来はおかしいのではないでしょうか。

それをおかしいとも思わないところに、日本の政治家の文化度の低さが如実に現れています。



愚痴はそれまでにして、本題です。

昨日伺ったある小さなお店で話を聞いているうちに、商店街なんかもこの方式で行けば、きっとまた賑やかさを取り戻すことも可能なのでは、と思うアイデアも出てきました。

“賑やか”になるというのとはちょっとニュアンスが違いますが、ある程度は人がまたそこにやってくるような気がします。

まず「商店街」ではなく、もっとこじんまりとした「横町」にすることが一番でしょうね。

そうして“何とか横町”というものをたくさんつなげていけば、それが商店街になるというもの。

まずは大きなものよりも、個(店)プラス個(店)からもう一度始めてみるということも必要なんではないかということ。


昨日伺った先の業種は洋服のリフォーム屋さん。

この業種、今では街のどこを探しても見当たりません。

まあ昔からそれほどたくさんあったわけでもない、もともとマイナーな商いですが。


今ではこういったリフォーム屋さんを見かけるのは、たいていショッピング・モールかアウトレット・モールです。

しかし洋服のリフォームでそこまで行くのはちょっと嫌じゃないですか。

何しろモールへ行くまでにも時間がかかるし、駐車場からその店まで行くのに時間もかかるしけっこう歩くわけで。

でも街なかにあれば、ちょっとのついでに行くことも可能

そのリフォーム屋さんは洋服のリフォーム専門。
でもそこには革の服やバッグなどの革製品、靴などのリフォームも依頼してくるお客様も少なからずあるということでした。

でもできないのでお断りしているとのことでしたので、じゃあその隣りに靴とか鞄などのリフォーム屋さんができれば、お互いのお客様を融通し合えるわけで、一石二鳥。

お客様もすぐに用を足せるということになります。

洋服も、靴も、鞄もリフォームする店が3軒できたのなら、その他にも個々のリフォーム専門店を追加することもできるわけで、もしかしたら住まいのリフォーム代理店(紹介・仲介)もその隣りにできたり、ひいては車のリフォーム、いわゆる修理屋さんもできていくとなると、“リフォーム横町”ができあがるという寸法。

まあ絵に描いた餅で、それほどトントン拍子にはうまくは行かないでしょうが、ひとつの街の形としてはコンセプトも明確にあります。


そんな夢想もしながら、そのお店をあとにしました。


さて、今日の「いいもの探し」です。

今朝は久しぶりに夜明けとともに起きることができてよかったですね。
5時過ぎに目が覚め、思いついたアイデアを紙に数枚書きつけてからおもむろに寝床を出て、昨日の報告書をしたため、それをメール送信したら7時半頃。

my奥さんが淹れたモカの香りで、食卓へ………。

いい朝です。




それでは、また明日。

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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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商店街改革を阻んでいるのは?

2014-05-30 07:35:57 | 商店街の再生

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促経営コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


昨日は昼間に雷雨があり、涼しくなりました。
この付近では雨も激しくなかったんですが、ちょっと離れた県庁付近ではヒョウまじりに激しい雨になったようです。
ほんの数キロしか離れていないのにねえ。
それをもっと離れた東京キー局のニュースで知る、という不思議さ。

しばらくしたら晴れてきたので虹を探しましたが、見つかりませんでした。
my奥さんはがっかり。

雷3日、と言います。
昨日も一昨日もあったから、今日も?

雷はまあ困るけど、夕立はこの時期はいつでも欲しいですね。


さて、本題です。

既存の商店街へ、平日に行こうものなら、どこでも地方ではもう閑散としています。

そしてそれぞれの個店に入ると、もうあきらめきってしまったようなお店の人に出会うときもあります。

まだ悩んでいそうな感じの人もいますが、すべてに達観してしまったような、仏様(?)のような笑顔ーーー。


果たして本当にそれでいいんでしょうか。

聞いてみると、もう子どもにゆずる気もないし、借金もほとんどないので、後は閉めるだけ。

閉めたらそのままシャッターを下ろして、はいおしまい。


そうしてその店を貸してほしいという人が現れても、面倒だからと貸さない。

そういうしもた屋が一番厄介ですね、現状の商店街の問題は、ほぼそういった店がたくさんあること。


その空き家をすんなりと法律的にも借り上げや買い上げができるように整備されると、また今までとは違った商店街ができるということも、考えられます。

そういったこともしないで、ただ商店街の振興という補助金を出し、さらにイベントにも補助金を出しているといった、いわば場当たり的な対処療法に明け暮れているうちは、いつまで経っても現在の商店街のシャッター化は解決できません。


根本的に解決できる道をそろそろ探りましょうよ。

法律で縛られているのなら、その法律を変えてもらうようにアピールすることも必要です。




それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


わたしは現在、このブログでもたまに出てくるように、太田商工会議所で店舗支援のコーディネーターを委嘱されて活動しています。

また関東経済産業局中小企業支援ネットワークという長い名前の専門家登録をしていまして、その案件でも活動しています。

その他数社の販促やその他の案件でのコンサルも常時行っています。

各地域の商工会議所や商工会の、このブログに目を通していらっしゃる方で上記のような店舗支援や企業支援が必要な方はご連絡ください。

一軒でも多く小さな企業やお店を支援し、次の時代に残せていけたらいいなと真剣に相談に乗っています。

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