言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

始めることに遅すぎることはない?

2015-05-31 09:33:41 | 生き残るということ

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


昨日は暑かったですねえ!
外に出るともう真夏そのものって感じの陽射し。
日中は家の中の一番涼しいところで静かにしていました。

昨日はまた大きな地震もありましたね。
ゆっくりと大きく横揺れしました。
Macの前で書類を作成中でしたが、座っている身体が左右に、それもゆっくりと、揺れました。

ゆっくりでしたので、あまり怖くはなかったのですが、マグニチュードをネットで確認すると、なんと8.5!
8.5というと阪神淡路大震災よりも規模的には大きかったわけで、それを見て恐ろしくなりました。

震源地が日本と言っても小笠原で、さらに深かったので、大事には至らなかったようですね。

しかし火山の噴火やこのところ規模の大きい地震が続いています。


さて、本題です。

マクドナルドの低迷はいまだに続いています。

クレームに対する対応が遅れ、さらにはトップが自社のせいではないという言葉を発したせいで、総スカンをくった感じです。

それもひとつの理由でしょうが、大本ではやはり、これからの時代の波に乗り切れていないというところに大きな原因があるんじゃないでしょうか。

どこに行っても同じ商品、同じ味で、安心して注文できるということが、今になって合わなくなってきているんじゃないかなとも思います。


かつてならそれでお客様に支持されたところが、今の時代、そこでしか食べられない味を求めて来るということも大いにあります。

だから多店舗全国展開している飲食店でも、その土地ならではの味を提供しているところも多くなってきています。

それで有名なのが「王将」ですよね。


地域別というよりも、チェーン店でありながらその店独自のメニューもあります。


先日初めて鳥取県にオープンしたスタバにしても、そこでしか買えないマグカップというものがありました。

ちなみにわが家にも名古屋、沖縄、それに10周年記念バージョン3つのスタバのマグカップが存在しています。

それぞれその地、もしくはその時期に行かなければ手に入らないものです。


全国展開チェーンでもこれからはそうしたそのときならではの、究極はその店独自のメニューも必須になるのではないでしょうか。

ということは、全国チェーンがそれが当たり前になれば、地域の個店もうかうかしていられません。


さらにきめ細かい、あなたのお店ならではのメニュー展開も必須です。

そして今から、今日からでもそのことに力を入れていかなければ未来は明るくなりません。

こんな言葉を受けて今からやるというのでは、もう遅いのかも分かりませんが、それでもやらないよりはやる方がいいに決まっています。

始めることに遅すぎることはないんです。



さて、連載中の『泣きっ面に蜂の焼肉店物語』は、今日で第14回目です。

ここからどうぞ。


「そういうことです。
なのに、もっと若い人たちにも来てほしいとか、女性客を呼びたいとか、はっきり言ってわがままじゃないですか。
今どき、そんなわがままにつき合ってくれるお客様なんて少ないですよ。そうでしょ?」

「ーーーー」

「最近、ちょっと相談を受けたここと同じような中華料理の店があるんですけど、そこは本格的な中華料理を楽しみたいお客様に来てほしいと言うことなんですけど、そこに家族連れもよく来られて、子どもたちが騒いで困ることがあるので、どうしたらいいんでしょうかねって聞かれたんですよ」

「はい」

「でね、私はまず聞きました。あなたはほんとうはどちらのお客様に来てほしいんですかって」

「ええ」

「すると、本格的な中華料理を楽しんでもらえる大人の人たちです、って、答えました。
じゃあ家族連れが来ないような店づくりをしたらいいじゃないですか、って言ったら、なんと言ったと思います?」

「?」

「それじゃ売上が落ちてしまいますよ、家族連れが今のところ売上の中でも多く占めていますからって」

「う~ん、分かるなあ………」

「私も分かりますよ。
でもね、考えてみると、それはあなたの店舗運営方法やお店の作り方、さらには立地条件などが違っているってことなんじゃないですか」

「でも立地条件といわれてもねえ………」

「でも重要ですよ。その店の周囲は新興住宅地でした。
ということは家族連れが見込めるということです。
だったら狙う客層は、家族連れにしたほうがいいのではないでしょうか? 
またその店の半分ぐらいが個室の座敷になっていて、団体さんが来てもその座敷の襖をとれば、多人数にも対応できるというような内装になっているわけです。
おかしいと思いませんか。自分が来てほしい大人のお客様なら、座敷はいいとしても、もっと個室を強調したものにして、団体さんは入れないような店づくりだって必要ですよね」

「ちょっとうらやましいところもあるなあ………」

「えっ? 
それじゃ、まったくどんな客層を意識しているのか分からないですよね。違いますか。
その店の造りをみると、来てほしくない家族連れを呼ぶ方が繁盛しそうに思えましたので、そう言いました。
この店づくりでは家族連れをターゲットにした方が絶対いいと思います。
現にそうした家族連れが今でもけっこう多いんですから、と。
でも納得していないようでしたね」

「ーーーー」


                     つづく


それでは、また明日。

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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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『デザイン』が大切?

2015-05-30 09:27:14 | スキルアップ

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昨日は晴れずに、涼しくて、夕方から夜にかけてはちょっと雨も降り、やっとひと段落。
かと思いきや、今日はなんと、昨日よりも10℃近く気温もアップとやら。

それに湿気も相まって、いやはや。

昨日は口永良部島で大噴火があり、全島住民避難ということで、たいへんな事態になっています。

火砕流が海まで到達したということも報道されています。

あちこちで噴火、マグマ蠕動と、日本列島は今何か地下でたいへんなことが起こっているように感じますが、これは4年前の東日本大震災の地震の影響が出てきたという方もいましたね。

人の営みと大地の営みの時間差というものは、想像できないところがあります。

いったいどうなるのやら。


5月も、もう明日を残すのみ。

最近あなたの周辺ではいかがですか?

売上は順調ですか?
お客様はコンスタントに来店されていますか?


さて、本題です。

BtoBからBtoCへ飛躍のチャンスを求めて、自社製品を一般にも販売しようと力を片向けている企業が今たくさんあります。

その中でいったいどれだけの企業が一般向け商品で成功したのでしょうか。


よくテレビなどで紹介されてはいますが、同じ企業が他の放送局でも紹介されているという場合がけっこう多いんですね。

それを考えると、なかなか成功していない、というのが実際ではないでしょうか。

だから同じ企業が、どの放送局でも取り上げられということになるのだと思います。


放送局でも様々な伝手を求めて、我が社独自の情報で最初に紹介したいと、鵜の目鷹の目で探しているのと同時に、担当のディレクターやプロデューサーなどは、他局の放送をやはり“何か面白いもの”が放送されていないかとばかりに、常に目を皿のようにしています。

だからこれは面白いとなると、どの局でも同じ企業が紹介されているということは往々にしてあります。


ですからそんな番組をたまたま目にして、じゃあウチも踏ん張って一般向け商品を開発しよう、ウチの技術でもできることはたくさんあるとばかりに、夢を見始めるんですね。

その意欲はとても大事ですが、そこで見誤らないでほしいのは、いくら技術力が高くても、いくら独自の技術であっても、果たしてそれが一般社会に受け入れられるものなのか、独善的になってはいないか、ということはよく考えなければならないことです。

往々にしてそのように作られた商品というのは、ただ一般にも使えるだけで、見た目は悪く、容器やパッケージのデザインがされていない、『商品』とはまだ呼べない単なる製品でしかないものがほとんどです。


商品は、もちろん機能そのものが優れていなければなりませんが、それははっきり言って当たり前のことで、それと相まってのデザインがものすごく重要になってくるのです。

そこのところが全然分かっていない技術屋さんの社長が、けっこう多くいます。


消費者は最終的には、この時代、ある意味デザインのいいものの方に手を伸ばします。

さらに独自技術であっても、それにデザインされていない場合は、必要最小限しか売れません。


もっと『デザイン』というものの価値を理解してほしいなといつも思います。

料理だって、食べればものすごくおいしいものであっても、盛り方や色の配置などがごちゃごちゃになっているものは、よく食べてその味を知っているもの以外は、人は二の箸、いや二の足を踏みます。

料理もやはり皿の上のデザインひとつで、善し悪しが決まるんです。

フランス料理や和食などの料理のそれぞれの盛りつけ方などを見れば、一目瞭然ですよね。

それはあなたの商品でも同じなんです。

♪ぼろは着てても心は錦~♪
と強がっていても、その第一印象で誰も寄ってきませんよ。

まず寄ってきてもらうのが先決ですよね。



連載中の『泣きっ面に蜂の焼肉店物語』は、今日で第13回目です。

ここからどうぞ。


「え、分からないですか? それが判らないうちはダメでしょうね。
こんな諺知ってます? 船頭多くして船山上る、って?」

「ええ、まあ、だいたいのところは」

「このことわざは、様々な意見に引っ張られてどっちつかずになっていたら、結局ダメになってしまうというような意味です。
ちょっとたとえとは違うとは思うんですが、他にいい諺が今思いつかないので、この諺を出してしまいましたが、ターゲット、お客様、ですね。
この店はファミレスじゃないですよね」

「もちろん!」

「今どき、どんな方にも来ていただきたいのがファミレスでも、お客様の層をきちんと把握して宣伝しています。
それなのに、ここでもファミレスのように、どんなお客様にも来ていただきたいなんて、そんなことを言ってるから、すべてのお客様にそっぽを向かれてしまうんですよ。
そうじゃないですか?」

「いや判らないですね、本田さんの言ってること。
だって、いろいろなお客様に来ていただきたいんですよ、ほんとうに」

「ああ、もう! 
今この時代に、自分の店に来てほしいお客様を絞らない専門店なんて、やっていけないですよ」

「………?」

「いいですか。まずここんところから考えていきましょう。
まず客層をどうするかということから」

「いけないんですかねえ? 
だって、お店を選ぶのはお客様じゃないですか。
そのお客様に選んでもらうために、どんな層にも広げていかないと、たくさん来てくれないじゃないですか」

「先ほども言ったと思いますが、八方美人じゃダメですって」

「実際に今現実にいらっしゃるお客様で、このお客様はいいお客様で、絶対に逃がしたくはないという方たちが数十人はいらっしゃるはずですよね?」

「もちろん」

「その中での一番のお客様を頭に思い浮かべてください」

「はい」

「いいですか。そのお客様は、この店でどのようにサービスしていけば、他の店にも浮気せずに、ずっとこの店をご愛顧していただけるでしょうか?」

「はい。具体的に今どんなことって、言うんですか?」

「いや、そうじゃないんです。
いいですか、その方たちをもてなすためには、その人たちが喜び、さらにはお店を出て行くときに『ありがとう』って言っていただけるサービスをするには、やはりその方たちに向けてのサービスというものがありますよね?」

「ええ」

「その人たちがあなたの店に見合った客層じゃないですか?」

「あっ!」


                       つづく


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違う価値として再生させる?

2015-05-29 07:26:06 | スキルアップ

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薄曇りの夜明け。
今日一日はずっと曇り空のようですね。

気温はそれほど上がらないということですが、湿気があるので蒸し暑いようです。

今も珈琲をマグカップ一杯飲むと、汗が出てきましたね。

昨日は28℃近くまで気温が上がりましたが、乾いていたようで、さわやかに過ごせましたが………。


さて、本題です。
(昨日の続きです)


きのうは、『コスト=『知恵』熱?』、というタイトルで現状の不振打開を図るには、少しはコストも必要なんですよということを言いました。

じゃあいったいどのようにコストをかけるのか、ということが今日の論旨になります。


商品が売れなくなってくると真っ先に考えるのが、競合店より値段を安くして=“こっちのミ~ズが あ~まいよ”とばかりに、お客様にアピールしようとしますね。

これは全然『知恵』を片向けていないということですよね。

誰だってすぐに思いつくことですから。

そうして結果はどうなります?

そうです、利益の減少と疲労度の増加です。

何にもいいことがないのに、たったいっときの数字のマジックのために、自分=お店を疲れさせただけです。


じゃあ、どうするか?

自社で製造している商品ならば、材料、時間、そして知恵をより片向けて=コストをかけて、より品質のいい商品に練り上げることに力を入れるべきでしょう。

このように言うとだいたい返ってくる答えが、
『じゃあもっと値段を高くしなくちゃいけないじゃないか。今でさえ買ってくれないのに、これ以上値段を上げてどうするんだ!」

今でさえ買ってくれないのに、このままじゃもっと買ってくれない、とは思わないのでしょうかねえ?


もっと高品質にして、値段を上げる、というよりも、今までとはまったく性格の違う商品としてお客様に提案すればいいのに。

違う商品として販売すれば、いいのに。

中古住宅だって、昔のように、そのまんま転売していたら、仲介料を上乗せするだけの、何の知恵もない商売でしたが、中古住宅をリノベーションすることによって、まったく違う性格の住宅として販売するというように、現在はなってきていますよね。

付加価値をつけるというのではなくて、違う価値として再生させて販売することで、さらに利益の出る商品として受け入れられているわけです。


いかがですか?

コスト=『知恵』をかけることで、まだまだあなたの周りの商品は活かせるのではないですか?

でも中途半端なコスト=『知恵』はかけないでね。

それは単なる知恵足らずに終わってしまいますから。




さてと、次は連載中の『泣きっ面に蜂の焼肉店物語』は、今日は第12回目ですね。

ここからどうぞ。


「いいじゃないんですか、試験的に導入してみても。もしその日に入らなくても、お客様にきちんと説明すればいいんじゃないですか? 
申し訳ございません。新鮮なお肉をお客様に提供したいので、今日のように入荷しないときもあるんです。
でも今日のお肉はどこどこ産ですが、負けず劣らずおいしいですよ。とか、ちゃんと説明すれば納得していただけるように思いますがねえ。
その評判が立てば、あそこの肉はいつもいい肉が入っているんだという口コミも、広がっていくように思いますが」

「そういう考え方もありますか。そこまでは考えられなかったですね。
そうか、そうすればいいのか」

お客様を裏切るにしても、いい意味で裏切ってあげれば、怒る人何かいないですよ。逆にもっと喜んでもらえると思いますが………。
それで怒るお客様は気にしなくても、この店を気に入ってもらえる人だけに来てもらえばいいんですよ。
八方美人的にお客様を選別しないというのは、今どき、結局すべてのお客様を満足させられない結果になってしまいますよ」

「そうですよね」

「どんなに素晴らしいサービスをしても、それに満足しないというか、いやな人はいます。でもその人に照準を合わせてなんかいたら、商売なんてできません。
それよりも、この店のサービを素直に喜んでもらえるお客様に、より満足させてあげた方がお店にとってもいいと思いますが」

「まったくその通りだと思います」

「よくいらっしゃるんですよね。このお店のお客様はどんな層を狙っていますか。どんなお客様に来ていただきたいですかって聞きますと、そりゃたくさんのお客様に来ていただきたいですよ、って答えるんですよね。
それって答えになっていないと思いませんか。
さらに突っ込むと、若い方からファミリーまで、いろいろな層の方にまんべんなく来てほしいですって、いいますね」

「まあたくさん来てほしいですからねえ」

「そんな店づくりなんかしたら、結局みんなから嫌がられてしまうと思いませか?」

「え、どうしてですか?」


                       つづく




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コスト=『知恵』熱?

2015-05-28 10:33:35 | 生き残るということ

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朝起きた時はけっこう曇っていましたね。
でも少しずつ晴れ間が出てきているようですし、湿気もあってムシムシし始めました。

昨日は日中は暑かったのですが、夜になると乾いた風でずいぶんと涼しくなりました。
このような天候なら真夏だって過ごしやすいとは思うのですが…………。

そうは問屋は卸さない、ってか?


さて、本題です。

今どき同じ商品を百年一日のごとく同じ方法、陳列、接客で販売していても、売行きは落ちるばかりーーー。

じゃあどうするか。

それが『知恵』ですよね。


最近では創発などという言葉に置き換えられていますが、結局のところ『知恵』なんです。


で、『知恵』を発揮しようとすると、幼児だって“知恵熱”を出すぐらいですから、商いの『知恵』を発揮するにもコスト=『知恵』熱を出さなければならないんですよ。

しかしみなさんがやるのは、コスト=『知恵』熱が出るということで、他で安易にコストダウンを図り、結局どちらつかずの利益なしになっていく羽目に。


コストダウンなどを図ると、もちろん無駄な部分の摘出といういい効果は出ることもありますが、あまりいいことはないように思えます。

わたしが広告制作会社にいたときなど企業のコストダウンと言えばすぐに、まず広告費の削減でした。

それが単に、一番目に見えやすいところにあったからです。

鉛筆1本、コピー用紙1枚の無駄排除のコストダウンよりも、削りやすいところにあったからだけのことです。

広告費を削るだけで、大幅なコストが、一見削減できたように見えますから。


そうしてどうなったか?

企業の広告露出が減った分、その企業のマイナスイメージがつきまとっていき、結局のところ、コストダウン以上にマイナス部分が増えていったというブラックユーモア的な事態にもなった企業もあります。

広告費をカットしても企業力が下がらなかった企業の広告は無駄だったかもしれませんが、ほとんどの企業では、必要な広告費も削減してしまったおかげで、二進も三進もいかなくなった例もあります。


と言って、広告費は必要なんだよ、と言っているわけではなくて、もともと広告などには力を入れないで、それよりも、PRに力を入れるべきなんですよということを、この場合は言いたいわけで。


ま、それは、後はあなたに考えていただくことにして、ここでの結論は?

“今”を明るい“明日”にするためには、コスト=『知恵』熱が必要なんですよ、と。


長くなったので、この続きは明日のココロだぁ~。


さてと、次は連載中の『泣きっ面に蜂の焼肉店物語』は、今日は第11回目ですね。

ここからどうぞ。


「ええ、お客様の記念日、だいたいが結婚記念日か誕生日ですが、それを記入してもらって、記念日サービスも同じようになっています。
他には記入してもらったお客様の使った金額とか、来店時刻とか集められるものは集めているところですね」

「顧客管理をきちんとしていこうということですね」

「ええ。しばらく前から始めたところです」


「なるほど、そうですか」

本田はなぜかその話はそのままにしておき、話題を変えてしまった。


「で、このまんだらの売りはやはり東北産の牛肉と盛岡レーメンですよね」

「ええ。東北産以外も少しは扱っていますが………」

「地元のいい牛肉もあるようですが、それは使わないんですか? 地産地消とか謳えるのに?」

「ええ、まあ。仕入れるにはまた新たなルートを探さなければならないし、安定供給となると今のところ難しいんですよね」

「なるほどなあ、そういうことか。だから扱いたくても扱えない、ということも出てくるわけですね」

「そうなんです。地元牛と謳ったらやはり安定的に入ってこないとお客様にも言い訳できないですからね」

「そうですか。私なんか、地元牛のおいしいのがあるのに、どうして使わないんだろうって簡単に思ってしまいますが、商業ベースで考えると、そういうことなんかがあって、難しいんですね」

「難しいですね」

「でもそれで手をこまねいていたら、何にも前には進みませんよね?」

「え?」


                       つづく



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競合でコラボ?

2015-05-27 10:24:41 | コストカット

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昨日は東京にいまして、その日に、今年初めて東京でも真夏日に。

そんな中、一番暑い午後2時頃に外を歩いていました。
幸い風が涼しく、半分以上は緑の下ということで、ある意味気持ち良く歩けました。
でも帽子だけはあった方が良かったですね。

プライベートでしたが、たまにはいつもとは違ったところにいくべきですよね。


今日はまた昨日以上に気温が上がるということで、今日は事務室の中で過ごすつもりです。

仕事前には、カラッカラの庭に水をたくさんまきました。


さて、本題です。

昨日は行きも帰りも関越を走ったのですが、やはり景気を反映してかトラックが多いように感じました。

特に帰り、午後十時頃でしたが、大型トラックが多く、夜明けとともに現地に入れるように、こうして夜中にたくさん走っているわけですね。

途中のサービスエリアにもたくさんのトラックが駐車していました。

もちろん夜中に走ると、走行料金(深夜割引)もそうですが、倉庫代も節約できます。


だから逆に言うと、トラックは走る倉庫なんですよね。

最近ではこのトラック輸送もハイブリッド化(?)で進化しているようです。

というのは、同じ目的地(目的店、目的企業)ならば、1社だけの荷物だけではなく、競合であっても同じトラックに荷物を載せて走ることで、お互いの輸送コストを削減できるというメリットを利用しているところも今では常識になりつつあります。


考えてみれば、商品は最終的にお客様がどちらかを選ぶわけで、そこに至るまでの経緯では、はっきり言って競合であれなんであれ関係ないわけで、どうせ同じ店に届けるわけなんだから、同じトラックでというのは、ものすごく理にかなっています。


このように見ると、これは輸送に限るだけではなくて、いろいろなビジネスにもコスト削減の手段として大いに活用すべきことではないでしょうか。

そういえばわたしがいた広告・印刷業界でも、他社の印刷物をお互いに印刷していたりしていました。

このシステムをもっとシステム化したのが、今伸びているネット印刷のラクスルなどがそうですよね。


あなたの会社では競合、もしくは同業同士で、どのようにコラボできますか?

お互いのコストが削減できるというメリットを強調すれば、できないことではありません。


さて、次は連載中の『泣きっ面に蜂の焼肉店物語』は、今日が10回目です。

ここからどうぞ。


「努力しましょうよ、お店のためなんですから」

「はい、なんとか」

なかなか煮えきらないところも感じられたが、これ以上はもう梶本の思い以外にはないので、本田は次に話題を移した。

「さてと、今感じたことはそれぐらいですので、後は私なりに考えられることを提案書にまとめてみますので、少し現状のお店の話を一応聞かせてください。
まず今までどんな販促をしてこられました?」

「ええと、中心はDMでのサービス案内です。
店頭で記入していただいた用紙から顧客名簿を作成して、そのお客様に定期的にはがきを出しています。
はがき持参の方にはビールの生中(ジョッキ)か、もしくはお酒を飲めない方もいらっしゃるので、ソフトドリンク1杯サービスとカルビ一皿サービスですね。
けっこう喜ばれています」

「なるほど。で、他には?」

「以前2、3度チラシを作って、店の近所にポスティングを全員でしたこともあります。
そのチラシ持参の方にはさっきと同じようなサービスを行いました」

「どうでした?」

「ええ、結果は良かったですよ。でもそんなことでやってきたお客様はあまり固定客にはならなかったですね。
それ以来ポスティングはやっていません」

「そうですか。じゃあメインは、顧客データからのDMが主ですね」

「ええ、今のところは。それでいろいろなデータを集めているところですね」

「いろいろなデータ?」


                      つづく

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失敗はしたほうがいい?

2015-05-26 08:30:00 | スキルアップ

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昨日は桐生へ向かう途中もう少しで桐生市内に入るというところで、信号待ちをしていたら、クルマが妙にゆれたんです。

おや、地震? でも電線もゆれてないし、と思ったとたんにクルマがさらに横ゆれし始めました。

両側から大男に囲まれて揺らされているような、そんな感じでした。

目の前のクルマも揺れているのが分かり、本物だあ! と驚きました。
揺れている最中にスマホの緊急地震速報が鳴り始めました。

ちょっと遅かった。

FM群馬もその頃になると、生放送だったので、揺れていると言いながらアナウンサーがわざと慌てないようにしながら、明るく話していました。

揺れが案外短かったので、ホッとし、そのまま仕事に向かいました。

家では多分my奥さんが大慌てだろうなとも思いましたが。

まあ何とか何もなくて良かったですね。

前橋、桐生あたりは震度4だったようです。


さて、本題です。

前置きは長いが、本題は短い。なんて。


ビジネスの本を読んでいると、必ず出てくるのは、“失敗しても、それを糧にすればいい”という言葉。

これをそのままアホな人が読むと、失敗はした方がいい、なんて思ってしまうんではないでしょうか。

失敗はするより、しない方がいいに決まっています。

でもそういったことを読むと、なんだか失敗した方が偉いんだとか、失敗するべきなんだと思うようになっていき、プロジェクトにもそのように=失敗してもいい、という思いで簡単に取り組んでしまいかねないことにもなっていきます。

失敗してもいいというのは、一生懸命取り組んでそれが失敗に終わっても、その失敗から何か得ることがある、その失敗を無駄にしないために、そこから教訓を得ようということであって、失敗を奨励しているということではないんですね。

間違わないでね。

失敗しない方がコストがかからないというのは当り前のことなんですから。



それでは連載中の『泣きっ面に蜂の焼肉店物語』、今日は第9回目ですね。

ここからどうぞ。



「収まり?」

「悪く言えば、消費税が5%になったとき単純に税をプラスしただけで、何も考えていないということ、ですね」

「まあ、税はいただかないと、ということでプラスさせていただいたわけなんですけど………」

「そのときに考えてほしかったのは、1、2円から9円の誤差はプラスマイナスして、ゼロとか8とかに微調整するべきだったと思うんですよね。
お客様のためを思うのなら、末尾はカットしてゼロにするとか、そうするとお客様も納得して、ああちょっと下げてくれたんだなあと思うんです」

「う~ん、おっしゃってることがいまいちピンときません」

「どう言ったらいいのかなあ。困ったなあ」

「………」

「ほら、さっき私がファミレスのメニューのこと、言いましたよね」

「ええ」

「末尾が全部9という数字になっているところもあると」

「はい」

「同じ数字が並んでいると目にも気持ちがいいというか、まあそんな感じなんですが、その9が並んでいることで、統一感と同時に、リーズナブル感が醸し出されているわけです。
なぜ9とか8とか、最近では7を使うところも出てきていますが、その数字を使うことによって安さ感を演出してもいるわけです」

「はい」

「安さ感と統一感。この統一感は安いけれども、きれいに映るわけで、そこでうまさ感も演出しているんです」

「ああ、なるほどねえーーー」

「わかっていただけましたか?」

「ええ、まあだいたい。本田さんの言いたいことは、何となく」

「そうですか。それで翻ってこのメニューを見てみると、どうですか? 統一感がないでしょ?」

「そう言われれば、ねえ」

「ということはおいしさ感もあまり感じられない、ということと同じなんですね。だから末尾を統一してほしいと言ったわけです。
このお店は別に安さ感を演出するお店ではないので、末尾はゼロにすべてした方がきれいに整います」

「わかりました。でも、そうなると、値上げすることになるものも出てくるなあ」

「できたらすべて少しずつ下げるのがベストですが、それが無理なら1、2円なら上げてもまあしょうがないんじゃないですか?」

「努力します」

「ほんとに?」

「まあ、何とか…………」



                    つづく

それでは、また明日。

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藤田販促計画事務所
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「スタバ」と「すなば」?

2015-05-25 10:12:55 | 観光

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。



今朝も薄曇りから少しずつ靄が晴れてきています。
ちょっとムシムシしますね、掃除で動くと、汗が出てきました。

風呂場を掃除して出てきたmy奥さんの顔は汗でびっしょり。
早速着替えです。

昨日も案外蒸し蒸しとしていまして、気温も27.3℃と5月らしからぬ暑さです。
今日も同じような気温の予報。


さて、昨日はニュースでどこでも取り上げていたのが、スタバが国内で唯一出店していなかった鳥取県にいよいよ進出ということで、それに対抗する「すなば珈琲」と一緒に取り上げていましたね。

この「すなば珈琲」は、全然宣伝しなくても、広告効果は絶大で、スタバもその「すなば珈琲」があるおかげで、さらに宣伝効果が上がるというお互いにとってwin winの関係になりました。

そもそもの発端は鳥取県知事のひと言からですね。
「鳥取にはスタバはないけど、日本一のすなば(鳥取砂丘)がある」

うまいなあ! って、感心しました。

でもそれと同時に、「素人さんって得」だなあとも思いました。

これをおなじくコピーライターや広告代理店などが、プレゼンで「すなば○○」なんて言葉を提案したとしたら、「アホか!」で多分一蹴の憂き目に遭うはずです。

それが知事が言ったということで、素晴らしいコピーであると、喧伝されたわけです。

このように、誰でも一生に一度や二度は、誰かに求められ、それも代金が関わっていない場合は、素晴らしいコピーが作れます。

逆に、プロはなかなか「すなば○○」なんて言葉は作れません。

打ち合わせの段階で、議論が手詰まりになった感のあるときにもしこの言葉が出たとしたら、誰かが「お、それいいじゃん」というひと言で、決まる場合もなきにしもあらずですが、れっきとした企画書には多分上げられない言葉でもあるわけです。

それにしても、その知事の言葉をすぐにものにして、ちゃんと「すなば珈琲」を作るあたり、その企業もすごいなあって感心しました。

知事にお墨付きをもらったんでしょうか。


お互いの発展を祈りましょう。


さて、鳥取県と言えばわたしの第二のふるさとでして、小学校に上がる前の1、2年ほど、鳥取の山奥で住んだことがあります。

ほとんど記憶はありませんが、住んでいた家の傍に鉄橋があるのが窓から眺められ、そのれんが造りの橋脚が妙に覚えています。

さらには近所に同じ年ぐらいの女の子と一緒に、ちょっとした滝のある川でよく水遊びをしたこと、その2つが今でも記憶があります。

父親が材木の仕入をしており、そこに出かけた際に脳溢血で倒れ、動かすことができなくなったために、しばらく母親と一緒に蒸気機関車に乗ってそこまで行ったのです。

姫新線から新見駅で伯備線に乗り換えていったようですね、今その路線を見てみると。

どの駅で降りたのか今となっては分かりません。

多分今から思うと日野駅だったような。


もう一度尋ねてみたいなあと思い、学生時代に一度ひとりで日野駅まで行って駅前を少し散策しましたが、記憶に残っている鉄橋や小さな滝のある川を見つけることはできませんでした。

日野はきれいな山間の町で、家の側を流れる側溝にはどこでも鯉が群れていました。

今はどうなっているでしょうか。



さて、連載中の『泣きっ面に蜂の夜勤句点物語」は今日で8回目です。

もう少し続きます。

ここからどうぞ。


テーブルを移動し終えて、また打ち合わせに戻った。

「ええと、それから次にですね」

本田は休む間もなく次の改善点を打ち出した。

「このメニューの値段があるじゃないですか」

「はい、値段が………、高い? ですか」

「いや高い安いというよりも前に、値段の末尾がバラバラですよね。これって消費税をそのままプラスしただけでしょ?」

「はい、もちろん」

「このメニューを見ると、私なんかちょっと気持ち良くないんですよね」

「え、おっしゃる意味が………?」

「坐りがよくないと言うか、お尻がもぞもぞすると言うか………」

「うん………?」

「末尾の数字がバラバラだと、見た目にも統一感が全然とれないということです」

「統一感? だって全部同じ値段にするわけにはいかないですよ」

「それはわかっていますよ。
ウ~ん、どういったらいいかなあ…………、あ、じゃあちょっとファミレスなどのメニュー、目に浮かべてください。
メニューの末尾、大体同じ数字が並んでいるでしょ? 
普通はゼロが多いようですが、ほらガストなんかだと9が多くありません?」

「言われてみれば、そうですね」

「そうなんですよ。それに比べてこのメニューの数字、てんでバラバラでみんな勝手にあちこち踊っているという感じ、しません?」

「う~ん、どうかなあ」

「じゃあ言いますが、デザイン的に見て良くないんですね。やはり末尾が揃っていると、きれいに見えるんです。
ちょっと例がとびますが、雑誌や本の目次を思い浮かべてみてください。
各ページのタイトルはもちろん文字数が同じじゃないですよね。でもその目次のページだけ見ても、きちんと四隅が押さえられていて、きれいに見えませんか? 
文字の足りないところはホワイトスペースか、点々で調節していますので、お尻も揃っています。きっちりと全体的には四角く収められています。
そういったところで言うと、このメニューなんですが、数字の最後がバラバラなので、収まっていない感じが強くするんですね。
一言で言えば、収まりが悪い、ということですか」


                        つづく


それでは、また明日。

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『商売繁盛部』?

2015-05-24 09:49:26 | スキルアップ

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

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今朝も薄雲りの空。

関東南部では午後に雨がありそうだということですが、こちら北関東の前橋では、それも期待できそうにないですね。
やれやれ。

昨日のニュースで見たら、前橋の今年5月の雨量は、例年の5分に一の降水量だそうで。

まあ4月にはいつもよりたくさん降ったような気がするからねえ。

そういったデータでの比較では上下がありますが、年間を見てみるとだいたい総雨量は同じだそうで。
どこかで調整するよいうことですな。

まあこれも、考えてみればお店の売上とか、客数とかの変化にも言えることではないでしょうか。

だから毎日の売上やお客様の入りであたふたするのではなく、ちょっと大所、高所からもそういったデータを眺めてみるということで、またひとつ経営の手だても見えてくるのではないでしょうか。


さて、本題ですが、上記でもう始まっているような………。

日曜日ということで、ビジネスもひと休み?

んなことーーー、日曜日だって仕事している人はたくさんいるわけで。

というところで、今日の話題は?

今まとめているアマゾンキンドル用の電子出版用冊子ですが、以前無料の小冊子を出そうと編集し、印刷の一歩手前までいってそのまんまにしてある原稿にちょっと追加して、それを無料でとりあえずあなたに提供しようと考えています。

今月末までにはアップできると思いますので、そのときはまたお知らせします。

アマゾンのキンドルはハードを購入しなくても、スマホでも、パッドでも、PCでも無料でダウンロードできますので、無料+無料で商売繁盛のちょっとしたアイデアやコツが手に入るチャンスです。

ご期待ください。


ああ、言っちゃったよ。
言った限りはやらないとね。


タイトルは、『商売繁盛部活動報告』とわざと漢字ばかりにしてみようかな、と。

あなたの社外の“商売繁盛部”だと思っていただければ。



さて、連載中の『泣きっ面に蜂の焼肉店物語』は、今日で7回目です。

ここからどうぞ。



「この椅子やテーブル、分割することはできます?」

「はいできます」

「じゃあすぐにでもあえて、2人用となるテーブル席を3席から4席ぐらい作ってください。
もしお二人で見えても、空いていたらゆったりと4人用に坐っていただくんですが、2人用があるということを見せておけば、次に来店された時にもし混んでいても、すんなりとそこに坐っていただけるはずです。
ましてそれを見せておくことで、ランチどきにも気兼ねなくおひとりで来られる方も出てくると思います」

「なるほど」

「お客様に気兼ねさせるような店は、客商売としては失格ですよね」

「その通りですね。
こちらとしてはたとえおひとりで来られても4人用に坐っていただければいい、と思っていたのですが、やはりお客様としてはちょっと肩身が狭くなりますよね、混んでいるときなんか」

「そうなんですよ。特にわたしのような気が小さい客は」

「え?」

「いやそれは冗談、ーーでもないですけどね」

ここで初めて梶本は、少し笑顔になった。

つまらない冗談でも笑顔を引き出せれば、いい。

「まあ先の話ですけど、もしお店を改装するというようなことにでもなったときに、客席の配置をどうすればいいかと考えるときは、まず自分がお客様になって考えてみてください。
自分がこの店に入ってきたときからをシミュレーションしてみるんです。それでどんな配置になっていれば、気兼ねなく奥まで入っていけるかというような。
また案内されるとしたらどのように案内されたら自分はいいだろうか、とかね」

「はい、わかりました。今のところは改装の予定はありませんが、そのときには今本田さんがおっしゃられたように考えてみます」

「お願いします。とにかくすべては、お客様に気分よく食べていただくことがいちばん大切なことですから」

「その通りです」

「じゃあまず今から、すぐにこの席の配置を少し変えましょう」

「今からすぐに?」

「ええもちろん」

「わかりました」


従業員と一緒にテーブルの配置を変え、ひとりでも、ふたりでも気楽に座れる席も4つできた。

都内には一人焼き肉と言って、最近ではひとりで焼き肉を食べる人も増え、一人焼き肉専門店ができるぐらいだから、地方でもちょっとはそれに対応した店づくりをすることにこしたことはないと思った。

「個」を大事にすることが、ひとつの繁盛店への道でもある。

東日本大震災によって、また「個」から「家族」「仲間」の絆が見直されてきてはいるが、やはりこれからは「個」に重点を置いた店づくりも、一方では必要だと本田は思っている。


                        つづく

それでは、また明日。

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ほんとに、お客様第一主義?

2015-05-23 09:49:50 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

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今朝も昨日同様薄曇りの朝ですね。
でも昨日は午後になるにつれよく晴れてきましたが。

さて、本題です。

商売柄、というかそれがまあ本業なので、よくチラシ作りの相談などをされます。

その際に出されるのが、今までに自分で作ったチラシと、そしてライバル(と自分では思っている)のチラシです。

このライバルのチラシを例に出して言われるのが、「ここではこのようにしてやっているので………」ということで、それに対してウチはこのようにしたとかしたいとか言われるんです。

チラシづくりで一番してはいけないのは、はっきり言って、ライバルとの比較と競争です。


なぜでしょうか?

それはそう考えた時点から、商いの相手を間違ってしまっているからです。

「え、どうして? どうして相手を意識してはいけないの? じゃあ相手がどのようにしてお客様を集めようとしているのか、研究もできないじゃないですか!」というように考える人がまだまだいるってことですね。


そうじゃないでしょ!

あなたがまず考えるべきは、あなたの大事な『お客様』でしょ!

上記のように言う人に限って、その会社に行くと、壁にスローガンなどを張ってあって、そこに書かれているのは、「お客様第一主義!」なんてね。

どこが“お客様第一主義”なんだよって、突っ込みたいですね。


本当に『お客様第一主義』の会社では、そんなことは当たり前のことで、わざわざスローガンにして壁に張り出していることなんてありません。


壁に張り出して声高にでも言わないと、トップ以下そのように考えられていないから、しょうがないから壁に張り出して、何とか体裁を保ちたいからではないでしょうか。

そうじゃない?


また、どの会社に行っても、社長室や事務所内の一番大事な壁にその会社の社是や、社訓などが掲げてあります。

そしてそれを見ていつも思うのは、ふ~ん、あっ、そう、です。

別に感動しません。

そのほとんどは単なる言葉でしかないからです。


あなたは本当に、お客様のために、を第一に考えていますか?

お客様のためにと考えると、ライバルのチラシなどははなから見ないで、まずお客様のためにどうしたいのかと考えるでしょ?

ライバルを意識する暇があったら、お客様のためにどうすべきかを考えた方がよほど精神的にも健全ですよね。



それでは連載中の『泣きっ面に蜂の焼肉店物語』、今日は第6回目です。

ここからどうぞ。



店内を見渡したところ、客席は焼肉店らしく、4人から6人が座れるボックス席が12席ある。

しかしふたり客用のテーブルはない。

これではランチに多い一人客対応が難しく、4人席に一人だけのお客様が座ると、相席になるおそれも多い。

焼肉店での相席になると、もしかしたら頼むメニューによっては、焼き網まで共有ということになってしまう。

それはさすがにいやがられるだろう。

やはりひとり用は必要ないとしても、ふたり用の席は数席準備した方がいいように思われた。


「さて、現状から見てアドバイスできるところはこの場で申し上げるとして、提案できるものがあるとすれば、その分しばらく時間をいただかなければなりません。
ですので、今日のところは少し店を見させていただきます」

「はい、お願いします」

店内は全体的に、よくいえばやはり老舗のたたずまいというか、風格がある。

しかし逆の面から見れば、古めかしい感じだ。

レザーの椅子席で、煙を吸い込む煙突が各テーブルの上部にあり、それが店の広さを邪魔しているという感じを受ける。

昭和を感じさせるたたずまいと言えばそうだが、古くささも否めない。

ここに若い世代を呼び込むのは難しい気がする。

やはり顧客は一定の歳をとった、昔からのお客様が多いというのは、そういったところにも原因があるように思えてならない。

「全部の席が4人掛け以上で、2人用の席がないというところがちょっとマイナスじゃないかなあという気がします」

「いえ、うちに見えるお客様は一人連れという方は滅多にいないんです」

「そりゃそうでしょ。このテーブル配置を見たら、二回目は一人ではなかなか来ようとは思わないですよね。
お店がお客様を限定しているわけですよ。
梶本さんが他のお客様にも来ていただきたいと考えていても、店の雰囲気がそれを拒否しているということです」

「なるほど、そうとも言えるか」


                      つづく


それでは、また明日。

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ある社長の想い出

2015-05-22 10:27:58 | 販売促進コンサルタントの日記

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

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少し曇っている朝です。
それにちょっと涼しい。

半袖では風邪を引きそう。
ということで、長袖シャツを引っ張り出してしまいました。

昨日は今日と違って快晴で、強い風も乾いていて、気持ち良かったですね。


さて、本題です。

今朝はなぜか頭の中が空っぽ。

先ほど、昨日の報告書を仕上げて送りましたが、それを終えるといっぺんに頭の中の思考が飛んでしまいました。

いろいろ探ってみたのですが、何も………ない!

たいへんです。
認知症?

うんなバカな?


昨夜見た夢が鮮明に残っています。

まだ広告制作会社に勤めていたときに、大きなクライアントとしてお世話になった社長が亡くなるという夢です。

何かリアルに、その死に立ち会っているんです。

朝起きて新聞を見たときに、何か胸騒ぎがして急いでおくやみ欄を見ました。

もちろん載っているはずはなくて、何か安心というか、逆にがっかりというか、そんな気持ちになりました。


その会社へは1年間出向したこともあります。

その出向の出勤日初日、朝礼で社長に紹介された時のことを覚えています。

「藤田君はわが社に来て喜んでいるのか、うれし泣きをしてくれている」
と、その年ひどかった花粉症で目をまっ赤にしているわたしを、ユーモアをまじえて紹介してくれました。

ある年の年末には、居眠り運転のタンクローリーにぶつけられた時がありました。
肋骨数本の骨折だけで幸い半日の入院で済みましたが、その1週間後に自宅までお正月の挨拶に伺ったときには、
「おお藤田くん、幽霊じゃないよなあ」などと笑顔でおどけてくれたことなど、想い出がたくさんある人です。


もちろん怖い人でしたし、ビジネスにおいては非情なところもある人で、さらにはワンマンで、よく社員には我々の前でも怒鳴っていたことも何回もありました。

今は息子さんにその会社も譲りましたが、今はどうしているんでしょうねえ。


まだその会社の仕事をしていないときに、偶然にもわたしはその社長の自宅の裏のアパートに一時住んでいたことがあります。

その自宅の倉庫に、なんとT型フォードがあったのです。
わたしは2階に住んでいまして、その倉庫を裏から眺める配置になっていたんですね。

で、窓から裏を見ると、壁の上部3分の1ほど空いていたので、それが見えていたんです。

ホコリだらけになっていましたが、T型フォードでなくても、それに類する時代の超クラシックカーでした。

こんなところにこんな宝物があるなんて、それもホコリだらけで、とそのときは思っていたんですが、その後そちらに玄関から伺うなんてそのときは思いもしなかったですね。

クルマが好きな方で、一度クラウンにターボを乗せた改造車(違法改造?)を高速道路で運転させてもらったこともあります。
ぶっ飛びましたねえ。

仕事では、社長のポルシェの後にくっついて、新店舗用地までついていったこともあります。


こうして記憶を辿っていくと、不思議といろいろ思い出されてきますね。


なんだか今日は感傷的になってしまって、ビジネスアドバイスがありませんでした。

気分が何かおかしなことになっているらしい………。



さて、連載中の『泣きっ面に蜂の焼肉店物語』に入ります。
今日は第5回目ですね。

ここからどうぞ。



いつもなら本田の常套手段として、相手をわざと怒らせて本音を探り出すというようなテクニックを用いてはいるが、今回は相手を怒らせない方がいいなと思った。

「そうですね、すみません」

「こっちは本当に深刻なんですよ」

「そうです」

「頼みますよ!」

ここまでくると梶本ももう哀願口調になってきた。


「だいたい事情はわかりました。じゃあ次にこちらのメニューなんかも教えてください」

梶本は大きなメニューを持ってきて説明を始めた。

見ると、大体どこでも扱っているのと同じような焼き肉店のメニューだった。

肉の部位別の並と上、それに特上もある部位もある。

サイドも3種のキムチと各種のスープ。

中でもカルビスープは持ち帰りが出るほどの人気で、それだけを指名で買いにくるお客様もいるとのことだ。

その持ち帰り容器を見せてもらったが、それがいけなかった。

プラスティック製の丼のような容器で、味も素っ気もない。

それに蓋をかぶせ、さらにラップで包み込み、こぼれないようにしているということだった。

センスがないんだよなあ、と口には出さないが、思った。


さらに、メニューを見て一番に感じたことは、価格の末尾が揃っていないことだった。

それは消費税をそのまま現行の価格に上乗せしてしまったことからきていると、一目で分かるものだった。

850円の消費税は42.5円だから、単純にそれを上乗せして892円(端数はカット)があると思うと、次には1029円があるといったもの。
(当時は5%だった)
そんな数字が並んでいる。

一目できれいじゃないなと本田は思った。

梶本としては、ただ単純に消費税が5%かかるし、総額表示をしなければいけないということで、そうなったのだと言っているが、それは何も考えていないのと同じことだった。

そんなときはやはり微調整し、末尾を今風に肉類は9円に統一するとか、単純に0円にするとか、そういった工夫は基本中の基本で、その中から損益をプラスマイナスゼロにする算段をすればいいだけのこと。

もちろんその機に乗じて利益を少し上乗せするということもできるが、それは商売人のやることじゃないなという気もする。

そのために、少しは末尾分を削る覚悟で商いをした方が、将来を考える意味では、正解だ。


メニュー自体にはそれ以外は問題はなかったが、やはりメニューの品名にはちょっとした説明=キャプションがあった方が、お客様にもわかりやすいだろう。

それに注文品が来るまでの待つ間にも、また食べているときにも読んでもらえるので、お客様にさらに選んでもらえる可能性も少しは高くなる。

末尾の統一と合わせて、やはりメニューも早急に再デザインした方が良さそうだ。

しかしメニューなどは些末なことで、根本的な売上改善にはならない。

何が一番問題なのだろう。


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下手にいじらない?

2015-05-21 07:53:19 | 生き残るということ

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昨日の夕方、黒い雲が近づき、風も強くなるという夕立特有の感じになったので、雨を期待したのですが、全然降らずに、風だけが夜中まで強く残り、今朝もまだ強めに吹いています。

今朝は朝から快晴で、くっきりとした青空が広がっています。
今のところは風が乾いているので、冷たさもあいrますが、午後には気温も相当上がるそうです。



さて、本題です。

最近、テレビのバラエティをたまには見る、というかずっと前から見ている番組でも、中身が変わってきている、というものがけっこうあります。

もっと良くなっているのならいいんですが、その変更というところは、どうも考え過ぎて、面白くなくなってきているというのが目立ちます。

特に最近元気がなくて、東京キー局では、“最後から2番目”に落ちてきていると噂されている有名な局の中のバラエティ。

以前からずっと見ていたのが数番組あるんですが、この4月から中身や放送時間が変わってしまったものがいくつかあります。

名前を出せないのが歯がゆいところなんですが、たとえば、世界のある国にタレントではなくて番組ディレクターが出かけていって、素人目線でいろいろなところを紹介するという基本スタンスで面白かった、というか、素直に楽しめたのですが、これも何か4月に入ってから数回放送されたのですが、一度見てから、つまらなくなって、もう見ないようになってしまいました。

以前はタレントもたまには出てきたのですが、基本はディレクターという芸能人ではない人が行って、すの驚きが見られたりしていたのです。

それが何か考え落ちなのかどうか、企画を入れるようになった時から、つまらなくなったように思います。

同じ局のずいぶん前から見ていたあるクイズ番組も放送の曜日が変わり、それに伴って番組の中身もずいぶん変更されてしまいましたが、それも一度見てからつまらなくなって見なくなりました。


余計な手を入れて、結局つまらなくなるということはよくあることで、これはお店の改装や、メニューの変更などもよほど気をつけないと、今までのお客様に嫌われてしまうということがよくあります。

それもこれも、新しいお客様を集めるために手を入れているのだということを聞きますが、なんと無駄なことをわざわざお金をかけてやっているなあ、というように見えなくもない事例が見られます。


基本的には、ある程度お客様がついて繁盛しているお店は、目に見える改装やメニュー変更はしない方がいいんです。

そういったお店は、汚いところや老朽化したところを、お客様に分からないように変えていくということが要です。


老舗と言われているお店では、特にそうですね。

基本姿勢は全然変えないで、少しずつお客様にあまり分からないように進化(深化)しながら、変わっています。


京都で長く続いているあるお店では、新商品を出すにしても、1年にひとつだけという家訓さえある店もあります。

変えなければならないところと変えてはいけないところ、そのふたつをどこで見極めるのか、それはお客様を見ていれば教えてくれます。



さて、連載中の『泣きっ面に蜂の焼肉店物語』は今日で4回目です。

ここからどうぞ。



「だいたいそんなところです、本田さん」

「そうですか、トリプルパンチですね。
自分と直接には関係のないところからの影響というのは本当にダメージを受けますよね」

「ええ。一時はもうダメかなとも思いましたよ」

「それでもまあやめなかったのは、やはり意地ですか?」

「いや、意地とかなんとかというよりも、やめるというのも勇気がいるもので、今はそんな勇気さえなくしているというのが、本音です。
なんとかできますかね、本田さん?」

「さあ、私にもそれは、わかりません」

「え? そんなこと言わないでくださいよ」

「だって私にもどうしようもないってこと、ありますよ」

「え? じゃあうちはもうだめ、なんですか?」

「そ、そんなことは言ってません。ただ一般論として言ったまでで………」

本田にしては、今回は歯切れが悪かった。

このような状況から回復させてきた実績もあるが、トリプルショックに対抗していくというのは、並大抵のことでは収まらないなと腹をくくってやってきたのだ。


「しかしものは考えようですよ、梶本さん」

「と言うと?」

「ショックはショックで、それも3つもあるのですが、その3つとも外部要因です。
ですから、店は自分たちのせいで状況が悪化したというのではないですよね?」

「………はい?」

「今はその外部要因も一応収まってきているわけです」

「はい………?」

「ということは、この店なりにきちんとやることをやれば、またお客様も戻ってきてくれることもあるだろうし、新しいお客様も獲得できるということも望めるわけです」

「はあ………」

「大丈夫ですよ、とは断言できませんが、あまり深刻にならないようにやりましょうよ」

今回は、本田はわざと陽気に振る舞うことを心掛けた。

「あなた方が何か大きなミスをして取り返しがつかない、というのであれば、例の店のようにつぶれざるを得ないでしょうが、違うでしょ? 
何かあなた方の店でもミスをしたのですか? 
何かそんなことを隠してはいないでしょうね?」

「ば、ばかなこと、言わないでくださいよ!」

「そうでしょ。だったら、いいじゃないですか」

「何がいいんですか? よくないからあなたに頼んだんでしょうが!」

梶本は少し怒り始めたようだ。


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フリーペーパー広告?

2015-05-20 09:55:53 | 生き残るということ

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


今朝は蒸し暑さを感じさせる湿気があります。
気温もまた30℃近くまで上がるというし。

さて、本題です。

あなたのお店では、いわゆるフリーペーパーに広告を出していますか?

それが役に立っていますか?

多くのお店では、役に立っていると答えます。

つけているクーポンを持ってきてくれたからとか、それを見てやってきたからというお客様の言葉があるから、というのがその理由です。

なるほど。
うん、そうですか?

わたしは疑問なんですけどね。

それに出稿するための広告料金は、言ってみれば“安心料”という類いのもので、お店の経営に貢献しているかと言えば、あんまりねえ………、というのが正直なところではないですか。

利益のことで考えると、広告出稿料という直接コストと、クーポン権割引という利益減の両方がかかるわけで、それは人件費や固定費を引いた後に残る利益からさらにかかるコストなんです。

もしかしたらこう思っていませんか?

『フリーペーパーに広告を出しているから、お客様は来てくれている』

ほんとうにそうか、一度やめてみてはいかがですか。

それで本当にお客様が極端に減ったとすれば、その“おかげ”はあるわけですが、多分それほど変わらないと思いますよ。

こんなことを書くと、その業界から怒られそうですが、その業界の営業さんの言う頒布部数などは、はっきり言って2割から3割増というところだってあるように聞きます。

自分だって、その営業なら、部数はそのまんま伝えないで、ちょっとは水増ししますから。


フリーペーパー広告も効く時はあります、実際。

それは初めて出稿したとき。

要はそのときに初めてお店を知って来店してくれたお客様を、その後はフリーペーパーに頼らないで、固定客化していくことにそのコストを注ぐべきなのが真っ当なんじゃないかなということなんです、言いたいことは、ね。


でもね、割引やクーポン券利用で来店されるお客様は、意識としてはその割引された価格が元になりますので、なかなか次回の、それよりも高い定価での来店というのは難しいものです。

それでもあなたの努力次第で、そんな方でも固定客かできることもありますから、まあがんばってください。

あ~あ、フリーペーパーに、けんか売っちゃった。



さて、今週から連載を始めた『泣きっ面に蜂の焼肉店物語』は今日で3回目です。

ここからどうぞ。



まんだらの他店舗化を図ったのは、10年ほど前だった。


バブル後の不景気風が一段落して、少しずつ消費者の財布のひももそろそろ緩もうとしているときだった。

「その頃、焼肉店に限らず、いろいろな店が多店舗展開を始めましたので、自分もやってみようと考えました。
味にも自信があったし、自分にはその経営センスもあると信じていました」

その自信通り、1年位1店舗ずつ増やし5年ほど前に5店舗体制になった。

さらに増やそうと隣県にも数店舗作り、有頂天になったときにリーマンショックが起きた。

リーマンショックは、こんな地方の小さなチェーン店にまでくらい影を落とした。

どんどん客数が落ち、それをカバーしなければならない客単価も低くなっていった。

客単価を上げるためには、メニュー構成を変え、高級化しなければならない。

さらには味にもひと工夫、ふた工夫も必要だったが、多店舗展開のひずみか、味は均一を望むためにある程度で落ち着いていた。

それをさらに引き上げていこうとする職人がすでにいなかった。

味もマニュアル化されたものしかなく、新しい味には、オーナー梶本本人が挑戦しなければならなかった。


初心に帰り、まず不振店を整理し、何とか赤字を出さないでがんばることができる5店舗に戻った。

そうして何とか今までこの5店舗態勢で、それ以上の多店舗化にも臨まずにやってきたが、ここ数年続いて起こった事件で相当なダメージを受けてしまった。

宮崎県で発生した口蹄疫。
それが収束した頃には3.11の東日本大震災、さらにそれに輪をかけて大きかったその年の5月に起きたユッケ中毒。

すべて梶本の店とは関係ない事件ではあったが、その波は大きかった。

5店舗体制を縮小しなければならないところまできた。


そういうときに本田の存在を知ったのだ。

本田に賭けてみることにした。

それでもダメだったら、本店のみ残して再出発する気でもいた。


                      つづく





それでは、また明日。

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「0120」営業?

2015-05-19 09:46:59 | 一流の営業を目指そう

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

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昨夜、というか今朝方というか、北から雨がいっとき吹き付けていました。

今は止んでいて、北西の空から明るくなってきています。

風は北寄りなので、涼しく、半袖では肌寒さも感じます。


さて、本題です。

いまだによく分からないのが、最初の局番が「0120」でかけてくる電話のことです。

100%営業電話=自分都合以外何もない、こちらにとっては100%必要のない情報であると言えるもの、です。

わたしは出ませんし、鳴り終わった後は即行削除します。
事務所の電話はもうFAX営業の拒否がキャパいっぱいで、できなくなっているのでそのまんまですが、ナンバーディスプレイで確認できますので出ません。

なのに、相変わらず日に1、2回以上かかってきます。


あれって、かけている方はどうなんでしょうか。

もちろんきちんとした企業なら、何にも仕事につながらなければやめるはずです。

もともと電話営業なんて、この時代まったく流行らないことで、益少なく労多しという営業形態の最たるものです。

そのばかばかしさにいつ気がつくのでしょうか。


同じようにばかばかしいのがFAX営業ですね。

あれは代行会社に依頼して、アットランダムに送りつけているわけで、はっきり言って、そのようにして送りつけてくる企業そのもののイメージがうんと悪くなるというのが、なぜ分からないでしょうか。

経営者がよほど馬鹿でなければ、そんなものを利用するわけがないんですけど………。


でも100にひとつ、1000にひとつでも儲けにつながる、はっきり言ってだまされるところもあるから、いまだに続いているんでしょうね。


電話営業とか、FAX営業にまだ未練のある<真面目な>経営者の方、いい加減に目を覚ましてください。

あなたの会社が発展して長続きさせるのは、そんなアホ営業じゃダメなんですよ。

受ける方は、最初からうんざりしているんですから。


さて、昨日から始まった新しい物語、『泣きっ面に蜂の焼肉店』第2回目です。

ここからどうぞ。


「こんにちは、先日お電話をいただいた本田です」


本田はその数日前にアポイントの電話を「まんだら」に入れた。

「スケジュールがとれましたので、急な話ですが、明後日はいかがでしょうか。
その日なら半日はあけることができますので」



「はい。わがままを聞いていただいてありがとうございます。
こちらとしてはいつでも結構ですので、ぜひお願いします」



焼肉店「まんだら」の本店兼本部は、市内の主要道路に面したいわゆる路面店だった。



本田は事前に少し調べた。



もう30年近く営業しており、市内では老舗の部類に入る焼肉店で、5店舗を周辺市内で営業している。



売りは、有名な産地名を頭につけたブランド和牛とレーメンだった。



しかし、レーメンは夏はいいが、冬だと少し、どころか全然弱い。


ネットではサービス券のプリントアウトまで用意しているが、果たしてこれをわざわざプリントアウトまでして持ってくるお客様がどれだけいるのかも、不安だ。



やはりこれは、今どきのスマホに標準を変更するべきだと思うが、そんな誰でもわかるようなことは、多分始めているだろうし、始めていないまでも、すでに考えているだろう。


このあたりも確認しなくては、と本田はある程度知識を仕入れて向かった。




「ごめんください」



約束の店に出向いた。



定休日ではなく、営業日の午後、店を数時間閉める間が面談に指定された時間だった。



2時間ほどしかとれない間にどれだけ聞き取りができるか、それが心配だった。



「本田さん、ですね。お待ちしていました。どうぞ」と店主の梶本がドアを開けて待っていた。



こちらへと通されたのは、店の一番奥の6人ほど坐れるテーブル席だった。



早速聞き取りが始まった。



「ある程度、この店の成り立ちやお得意さんなどのことをざっくばらんに教えてくれますか」



「わかりました」

梶本の説明が始まった。

「まんだらは昭和60年代の初め頃、ここでうちの親父、今は会長という名目でいますが、経営にはタッチしていませんが、オープンさせました。
ずいぶん長い間ここの1店舗で営業していました」




                     つづく



それでは、また明日。

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“無駄”と“間”?

2015-05-18 10:01:07 | スキルアップ

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


薄曇ですが、まだ日も出ています。
これから徐々に曇っていくんでしょうね。
夜中には雨になるという予報。

昨日はけっこう暑かったですね。
前橋でも30℃まではいかなかったようですが、唯一館林ではやはり30℃越え。

2週間ほど前から数十年ぶりに胃が少し苦しい感じが。
さらに昨日今日とお腹の具合が何か悪いような。

しばらく少食、暖かいもの限定にして養生しなくては!


さて、本題です。

最近よく考えることは、“無駄”“間”のことです。

自分が、ボケ~としている時間が、自分にとっては考えごとをしている時間だからということで、それは“間”なんですが、my奥さんに言わせれば、単なる“無駄”な時間である、と。

「だって、碌なこと考ええてないでしょ」と一蹴。


これはお店の運営にも、また会社の経営にも言えることですね。

“間”というのは、車で例えると、ハンドル(ホントはステアリング)の“遊び”であり、ブレーキペダルの“遊び”もあり、それは絶対に必要な“間”であって、その“間”がないと、ちょっと触れるだけで急ハンドル、急ブレーキになり、危険きわまりないものになります。

このような“間”を、英語ではアイドルと言いますね。

同じクルマの用語で言えば、アイドリング、などという言葉もあります。
日本語では、暖気運転という訳語をつけています。


また販売現場での用語にも“アイドリングタイム”と言って、お客様が少ないかほとんど来ない時間帯のことを言うものもあります。

それを“無駄”ととるか、“間”ととるかというのは、上記のわたしとmy奥さんの考え方の違いのように、当事者の考え方次第ですね。


お店にお客様がいつも押しかけ、従業員のみなさんの休まる時がない、いわゆるアイドリングタイムのないお店では、経営側から言うと、「ウハウハ」ですが、働いている側から見れば、まあ“ウハウハ”と思う方もいらっしゃいますが、大半は「ちょっとぐらい休ませてほしいなあ」と内心思いますよね。

それも判断の仕方、思い方の違いです。


いったい何を言いたいのか分からなくなってきましたね、いつものように。

まあ、なんですね、“無駄”“間”というのは永遠のテーマであって、それは運営の仕方でどちらにでもなるということを、まあ言いたかったんです。

“無駄”“間”、あなたはどう考えますか?



さて、今日からまた新しいノンフィクション的フィクションが始まります。

今回は身近に感じる人もたくさんいるんじゃないかなといお店の話です。

タイトルは『泣きっ面に蜂の焼肉店物語』です。

これは狂牛病問題、ユッケ問題など、短期間に訪れた危機的状況の中で、どのように再生を果たしていったのかという数年前に書いた物語です。

ここからどうぞ。



ある地方の、5店舗の焼肉店チェーンを運営する企業から本田にメールが入ったのは、7月の一番暑い下旬の真夏日が続いている時だった。

本田はこの時期、ある医院の第1回目の訪問を終えたばかりで、この医院にコンサルに力を入れたいと思い、断ろうと考えた。

引き受けると両方に力を分散しなければならず、さらには医院のコンサルはまだ始まったばかりで、他にも3件も案件を抱えていた。

忙しいのはありがたいことだが、すべてに力を入れてコンサルを続けていくためには、もうこれ以上力を分散するわけにもいかなかった。

「せっかくのお申し入れですが、今案件を抱えていて、これ以上今新しい案件に力を入れるわけにもいかないのです。

これ以上入れると、他の方に迷惑をかけてしまうことにもなりますので、本当に申し訳ないことですが、お断りしたいのですが」

「いや、満天通り商店街のある人から本田さんのことを聞いたんです。
この人なら何とかやってくれるんじゃないかと。
わたしの話だけでも聞いていただいて、ヒントでもいいからほしいんですが。
ヒントだけでいいんです」

「あの、ヒントだけと言われても、ヒントを差し上げるのがわたしの仕事なんです。
だからそのためには全力を注がなければならないんです。
だから、先ほども言いましたが、今お宅に全力を注げる状態じゃないんです」

「そんなこといわないで、お願いしますよ………」

「………」

「じゃあいつ頃なら本田さんの手があくんですか? 
それまで待ちます!」

「え、そこまで?」

「はっきり言って、有名なコンサルタントに頼むような予算がないんです、正直な話。
でも聞いたら本田さんは、それほどとらないと言うし、けっこうマジにアドバイスをくれるからいいよって………」

「はあ、そんなこと言われてるんですか、僕は」

いつの間にか、本田は自分のことを「わたし」から「僕」になってきていた。

「あ、すみません、失礼でしたね、そんなこと言うのは」

「いや別にいいんですけど、自分じゃ結構な値段でやってると思ってたんですが」

「満天通りの理事長がそんなこと言ってました」

「まずいなあ、安かったかなあ。もっと請求しておけば良かった」

「あの、お願いできませんか?」

「………」

「あのーーー」

「………、分かりました。これからちょっとスケジュールを調整してみます。
それからのお返事でいいですか?」

本田はこれも引き受けなければならないなと思いながら、一応は保留という形でその場は終わった。


本田が焼肉店「まんだら」を訪ねたのは、それから1週間後だった。


                    つづく



それでは、また明日。

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動くとアイデアが降りてくるチャンスが増える?

2015-05-17 10:10:01 | アイデア・事例

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

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昨日朝には雨が上がりましたが、夜に一度ザア~と雨が降りました。
けっこう涼しい一日でした。

今日はまた朝から晴れていて、その分気温が上がりそう。


さて、本題に行きますか。

このところ少し、前にも書きましたが、ひとつふたつ契約が終わったところがありまして、ふだんに余裕もあり、その時間、今までに書いたいろいろな雑文を整理し始めました。

そのうちのひとつを、先月末にアマゾンの電子出版に上梓してしまいました。

表紙がまだできていないので、“拍子抜け”なんですが、一応アップできました。

その後も整理次第、ショートストーリーやビジネス関係の雑文をまとめています。


で、暇ができました。

あなたがもしお店や営業が暇になった場合、どうしますか。

本来なら、ひとつふたつ仕事が順調なときに次の仕事の蕾を作らないといけないのですが、そういったこともなくて、暇になったら………。

次にできる手だてを考えなくちゃならないですよね。


先日伺ったお店、たまたまお客様がいなくて、店主の方がこう言ってました。

「今日暇なんでちょうどいいやと思って、掃除してます」

う~ん、ポジティブ。


掃除をするには身体を動かさなくてはなりません。

けっこう汗をかきますよね。

物を考えるときには、動かないでじっと考えているよりも、動くことでさらに脳を活性化させます。

散歩中に突然いいアイデアが降りてくるのも、そういうことです。


そして掃除のように、手や足のみならず、身体もいろいろに動かさなくてはならないので、余計に脳が活性化されます。


そういうときにこそ、その前に課題を自分に与え、考えの中に自然に入ってくようにしておくと、グッドアイデアが降りてきます。

何も課題がないと、思考もただ流れるだけですが、課題があることで、それを突き詰めて考えていなくても、ある瞬間降りてくることが多々あります。

そんな時のために傍にはメモとペンを置いておくといいですね。

暇な時は考えようと、私はこのブログでも何度も書きましたが、考える時は動きましょう、できるだけ。
しんどいほど動く必要なないんですよ。

しんどいと逆に、頭の中が空っぽになってしまいますからね。


それでは、また明日。

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