言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

まとめてアウトソーシング?

2016-01-31 10:06:26 | スキルアップ

こんにちは。
お店と中小企業の販促コンサルタント、藤田です。

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少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。



久しぶりに快晴の空。

今日は暖かくなりそうですね。

昨夜のサッカー日韓戦、遅い時間だったので、東京からの日帰りでちょっとしんどかったせいもあって、見ないで寝てしまいました。

たぶん韓国の方が強いので、勝つだろうという諦めめいたものもあったので。

しかし、なんと2ー0からの逆転勝ち!

いつも辛口のセルジオさんの評価は、どうなんでしょうね。

たぶんそれでも辛口?


さて、本題です。


今朝の「がっちりマンデー」を見ました?

「社食のアウトソーシング」なんて、まさに、昨日、一昨日、わたしが述べた、競合店のコラボそのものじゃないかと、感じました。

競合店同士がまとまったわけではないけれども、彼等をまとめてひとつにビジネスにした会社が仲立ちすることによって、お互いの欠点をカバーし、さらにお互いが発展するというケースですね。

またさらには、わたしがいつも言っているように、“お客様が来ないならこちらから出かけていこう”ということにも通じる内容でした。

出かけていくことをまとめる企業の存在というのが、今回は光が当てられたわけですが、自分ひとりの力ではできないことも、そのようにまとめることで、できることももっとたくさんあるように思います。

あなたの仕事でまとめることができて、企業のアウトソーシングを引き受けられることは何ですか?


さて、連載中の『患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩』は今日で14回目です。

ここからどうぞ。


「それでは次に、この医院の収入源ですが、それは主にどちらからもたらされているんですか」

「それは、決まってるじゃないですか、患者の診察料ですよ」

「その通り。お客様が持ってきてくれるものです。
お客様が来なくなれば、いくらお医者さんだって、経営できなくなって、つぶれてしまいますよね」

「ーーー」

「ということは、お客様がいるということで、ここも成り立っているわけです。
安定経営のためにはお客様を何人確保するか、ということですね」

「ーーー」

「ということはですよ、この医院も一般のお店と一緒だということになりますよね。
お店もお客様がいるから、お客様が来てくれて、そこで何かを買ってくれるから商売も成り立っていくし、経営できているわけです。いかがですか。
わたしが、だから患者さんはお客様だと考えてほしいということは、そういうことなんです」

「………まあ、分かりましたが、ちょっと納得できないところもあるわ。だってドクターなんですよ。
患者が病気になって困ったときにやってくるわけで、それで、病気を治してあげてるんですから、感謝されるということはあっても、何もお客様だとまで考えなくても、いいんじゃないですか。
何もそこまで、商売と同じようにへりくだらなくても………」

「う~ん、分かっていただけないですか。困ったなあ。
これじゃこれから提案することが、みんなだめになってしまうんですが………」


                           つづく



それでは、また明日。

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そりゃ、無理じゃない、じゃない?

2016-01-30 09:29:40 | スキルアップ

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昨夜、10時過ぎにカーテンを上げて外を見ると、いつの間にか、雨が雪に変わっていて、道も野も真っ白に。

うわあ雪だ、と思いながら寝ましたが、夜中目が覚めてトイレに立って外を見たら、雨に。

白いはずの道路が黒く水光がしてました。

何じゃこりゃ、と誰かの真似をつい。

今は曇っているだけで、雪も雨も降っていませんが、いつどちらかが降ってきてもおかしくないほどの雲。

どうなるんでしょう。


さて、本題です。


昨日のブログの内容に関して厳しい意見が来ています。

「競合を褒める?」という内容で述べたものです。


昨日のブログのテーマは極端な言い方でしたが、私が勧めたいことは、競合店とも争わなくても、お互いのいい点や共通点を明確にする意味でも必要であるし、また弱い部分ではお互いの力を出し合って強くできるはずだ、ということです。

いくら競合としても、お互いが良いところを出し合って、それぞれが共生していくのがいちばん良いことだということがだいたいの本旨です。

それを端的に言い表した言葉が、そのタイトルになりました。


競合店と争いながら不毛の武器のない争いをしたって、お互いが消耗するだけ。

その間、得をするのはお客様ですが、それだって、その争いの果てに一店独占の状況になってしまったら、あとはその店のやりたい放題で、そうなるとお客様への影響もきっと出てきてしまいます。

不毛の争いなんかやめて、お互いの存在を認め合うとしたら、一度相手を褒めてしまえば、そこから新しい競合の構図=お客様にとっても、その地域にとっても、そして何よりもそのお店同士にとっても、悪いことはないわけで。


別に褒めなくてもいいと思いますが、争っている暇があったら、他にやることはいっぱいあるでしょ。

と。

あなたならどんなことをやりますか?


さて、連載中の『患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩』は今日でもう第13回目になります。

ここからどうぞ。


1週間後、本田は大橋医院の田代に電話をかけ、今度の休診日に伺う約束をした。

提案事項をまとめてみると、結局は小売業への提案と同じようになった。

それは予想していたことで、患者もお客様も一緒だということを自身で確認する結果になった。



大橋医院に入ると、田代の他、看護師2名と、受付をやっている奥さんも同席するということで、応接室にいた。


「それではお手元の提案書を見ながら聞いてください」

本田は、主に田代に向かって提案要綱を説明していった。

「最初に伺った際にも、わたしは田代さんに言いましたが、皆さんも」と言って、他の3人を見た。

「大橋医院にやってくる患者さんはお客様であるということをまず最初に認識して、この提案の内容を聞いてください。そうでないと、もしかしたら反発されるかもしれないことも出てくると思いますので。いいでしょうか」

全員が一応こっくりと、うなずいた。


「皆さんがどこかのお店に行ったとき、どんな接客をされたら嬉しいか、感激するか、ということを自分の身になって考えてくだされば、この提案の内容はよりよく理解できると思います」

「でも患者とお客さんを一緒にするというのは、ちょっとねえ」と、早速奥さんから横やりが入った。

「じゃあちょっと考えてみてください、奥さん。
この大橋医院を経営されているのは田代さんと奥さんですよね」

「もちろん」奥さんが答えた。


                           つづく



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“のみニュケーション”なんて?

2016-01-29 08:32:27 | スキルアップ

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雨が降ってきました。

これ、雪になるのかなあ?

雪になるほどの冷たさはないんで………ねえ?

でも冷たい一日になるのには変わりなくて。


さて、本題です。


年末ですと忘年会、今時分ですとまだ新年会と称して、酒呑みたちは何とかお酒を呑もうと工夫しています。

「日本全国酒呑み音頭(?)」なる唄だってありますよね。



わたしはお酒があまり呑めません。

ビールでも最初の一杯は呑み干しますが、それ以上はあまりおいしいとは思いませんし、酔いが回ったあとのあの嫌な気分を思うと、それ以上呑もうとはあまり思えません。


しかし世の中にはいまだに、“お酒を呑みかわさないと、商売、営業はうまくいかない”というアホがいます。

逆に、お酒の席でしか決まらないような商売なら、こちらからお断りします。


そんな人に限って、しらふになると、「あれ、そんな約束したっけ?」などと平気で約束をすっぽかし、「あれは酒の席での約束だから、それを真に受けるなんて、君も馬鹿だな」などと平気で宣(のたま)うんです。


本当にお酒の席で決まって、いい契約ができたことが一度か二度あったからといって、呑みかわさないといいコミュニケーションができないなどと思いこんでしまったら、バカですね。

上司と部下との関係でも、よくこの“のみニュケーション”が必要なんだという人がいますが、それはお互いお酒が好きな人たちだけのことで、お酒が嫌いな人、呑めない人にとっては、地獄です。

ビジネスなんだから、たとえ上司と部下の関係であっても、その関係を円滑にするために、お酒なんて使わないで、話すことが必要ではないでしょうか。


「俺の酒が飲めないのか」というアナクロニズムな上司はもう化石で、ほとんどいないとは思うんですが、たまにまだ聞くんですよね。

「そんなバカな奴の酒なんて呑めない!」って言ってみたい!


「おいお前、昨夜あんなこと言ってたけど、いいのか、査定に響くぞ!」などという人がいる会社って、それ以上伸びませんから、早々と見切りをつけて、さっさと転職してしまいましょう。


しらふで、きちんとビジネスはしましょうよ。

そしてお酒は好きな人同士で気持ち良く集まって、気持ち良く呑みましょうよ。

その方がお酒だって喜びますし、お店だって嬉しいですよね。


「俺の酒が飲めないのか」、なんて言ってる人を横目で見ながら呑むのも、これもまたいやな気分ですよね。

あれ、今日はビジネスの話、ないのって?

まあね………。


さて、連載中の『患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩』は、今日で第12回目ですね。

ここからどうぞ。


今までの感想と注意点をノートに書きこんでいると、最初のお客様の親子が診察室から出てきた。

子どもの顔も心なしか、ぐったりしているがほっとしているようにも見える。

母親は受付で処方箋を受け取り、料金を払うと、受付からどの医院でも聞く「お大事になさい」という声に送られながら、親子は出ていった。


この医院でも今は、投薬は処方箋で処理しているんだなと本田は思った。

ある相談を受けた薬局で聞いたところによると、くすりの種類が多く、それをすべて在庫しておかなければならないとなると、とてもたいへんだし、小さな医院でも薬剤師も常駐させなければならないので、人件費を省くために、最近で個人営業の薬局に処方箋を渡すようになってきたらしい。

法律改正もその勢いを加速させたようだ。


その後、午前中は3組の親子が診察を受けたきりだった。

なるほど、厳しい状況だなと本田は感じた。

午前の診察を終えたところで、本田は田代にいとまごいをした。

「いかがでした、本田さん」

田代が、すがるような目で聞いた。

「ええ、おっしゃる通りですね。実際の状況を見させていただきました。
その間感じたことなどもありますので、それらを総合して提案書を書かせていただきます」

本田は、その場では何も言わないで、大橋医院を後にした。



                          つづく



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競合店を褒めよう?

2016-01-28 10:46:10 | スキルアップ

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今日もよく晴れていますが、この晴れ間も今日でおしまいみたい。

明日からは雪か雨らしくて、まだ道路の端には融け残った雪が堆くなったままです。


さて、本題です。

昨日は隣りと仲良くということで述べましたが、今日はもっと過激に、競合店を褒めようということで。


え、何をバカな! って思いました?
そりゃそうですよね。

競合店は、言ってみれば自分の店を脅かすことがあっても、自分の店の売上を伸ばしてくれるわけがない。

そんな相手を褒めようったって、ねえ。


でも考えてみれば、競合店と言ったって、あなたはその業界に携わっている人たちが任意で作った組合とか、協会に入っていませんか?

ほとんどの方が入っているわけです。

その中では、業界全体で繁栄を図ろうということで、組合なりを結成したわけですよね。


でも個店同士となれば、お互いが競合店になります。

また現在では、まったく違う業態でも、競合店となりうる時代ですが。


その組合として考えれば、競合店を褒めることもできるわけではないでしょうか。


相手を褒めてみてください。

褒められた相手は?

まさか褒めた相手を放っておきはしないですよね。


そこからお互いがライバルであるにもかかわらずに、コラボ関係も成立する可能性が高くなり、その2つの力が相俟って、4倍にも5倍にも力が増すことができるわけです。


この時代、競合店がどうのこうのって言ってる時代じゃないんです、早い話が。

それよりも、お互いの良いところ、強いところでコラボし、弱い部分をカバーするといった方法で力を発揮した方が、GMSといった巨店に勝つとは言わないまでも、堂々と同じ地域でお互いが発展していけるのではないかと考えます。

小さな個店同士が競合店だからって、張り合っていたら、漁父の利じゃないですけど、さっとGMSとか違う業態にとって代わられてしまいますよ。

そう思いません?


さて、連載中の『患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩』は今日でだ11回目です。

ここからどうぞ。


5分ほど経ってからやっと玄関の扉の鍵が開けられ、お客様が中に入っていった。

それを本田は、車の中から見届けてから、さらに5分ほどおいてから中に入った。

最初のお客様はすでに診察室に入ったようで、待合室にはもう一組のぐずっていた子どもの親子が、絵本を開いて、ぐずりを何とかとやめさせようとお母さんが引きつった笑顔で読んでやっていた。

受付の白衣をきた事務員に来意を告げた。

「ああ、聞いています。どうぞそちらでお待ちいただけますか」と言って、絵本を読んでいる親子のソファーを掌で示した。


本田はショルダーバッグをソファーの下におくと、まずトイレに立った。

トイレはきちんと掃除されていた。

ペーパーも昨日の残りではなく、ロールの新しいのがセットされていた。

トイレ用のスリッパも子供用と大人用に2足が準備されている。

大人と子どもが同時に入れるように広く作られているところも、よかった。

クッションフロアもぞうきんかモップが掛けられているようで、そこは安心できた。

手ふきの側には消毒用のアルコールも置かれていた。

本田は用を済ますと、白い便器にちょっと散った自分のものをペーパーで拭き取り、それと一緒に水を流して、待合室に戻った。


                       つづく


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となりを褒める?

2016-01-27 11:02:24 | アイデア・事例

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今日も寒い夜明けでしたが、それでも時間を追うごとに少しずつ増す温かさが昨日までとは違う感じ。

雪がまだまだ融け残っています。

昨日は東京に行ってきましたが、やはり寒さが違って、群馬は寒い!


さて、本題です。


先日の雪が東側の屋根だけ数日残ったままで、とうとう一昨日、それがドドドッと、一気に下に落ちました。

そしてその大半がとなりの駐車場に!

わが家の軒下にはほんのちょっぴり。

幸いにも、置いてあった車には異常がなくてホッとしましたが。


で、シュークリームをもってあやまりに行きました。

あれ、このシチュエーション? そうなんです、2年前のあの大雪のあとにもまったく同じことがあって、同じようにシュークリームをもってあやまりに行ったなあと、ふいに思い出しました。

まるでデジャヴ。


となりの方は、「ああ、いいのにそんなこと。お互い様なんだから」と言ってくれましたが。


近所との仲は、のこようにして保っていくと、まあ何とか近所トラブルにはならないようで………。


で思ったのが、となりを大切にするということ、です。


チラシを出す時には地図は必須ですが、隣近所のの店名には「様」を必ず入れるということも当たり前なんですが、そこからもうひとつ進んで、自分の店よりも、となりの店を紹介するということも、これだってありだなと思いました。


商いにしても、また観光にしても、まずとなりを紹介し、持ち上げるということから始めてみると、自分たちの立ち位置もおのずと分かります。

そうすることで、となりを褒めると、やはりとなりだって、自分の方を紹介してくれたり、褒めてくれたりするようになり、ますます交流が深まり、イベントをするにしても、2倍の力で、4倍、5倍の威力を発揮できるようになります。


“自分がされてうれしいことを、まず相手にしてあげる”、という自己啓発書に書いてあるようなことなんですが、そうすることによって、お互いの絆が深まるということは、やはりありますね。

どう思います?


さて、次は連載中の『患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩』は、今日で第10回目ですね。

ここからどうぞ。


翌日、本田は開院時刻よりも30分ほど早く大橋小児科についた。

その時刻にお客様が来ているかどうか確かめたかった。


医院の玄関にはまだ鍵がかかっていた。

駐車場には2台の車がすでに止まっており、中ではお母さんらしい人と子どもが、それぞれ一人ずつ連れていたが、ひとりは眠っていたが、もう1台の車の中では子どもの気分が優れないのか、ぐずっていた。

これはちょっといただけないなと本田は感じた。

お客様を、特に病気の人を外で、もちろん吹きさらしではないけれど、待たせるというのは良くない、と思った。

これも提案の重要な問題として指摘できそうだ。


開院時刻になった。

待っていたお客様はその2組だった。

開院時刻のちょっと前に2組とも車から離れて玄関の間に立った。

しかし、時間になってもまだ鍵が開かない。

ひとりの子どもはさらにぐずり始めた。

片方は、逆に何だかとてもぐったりしているようだった。


まずいなあと本田は思った。


                        つづく




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再注目?

2016-01-26 10:06:13 | アイデア・事例

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今朝も晴天ですが、昨日以上に冷え込んだみたいで、エアコンのスイッチを入れたら、この冬初めて、温度表示が数字ではなく、「Lo」でした。

昨日だってマイナス6℃だったんですから、今朝はもう少し下がったようで。

もうこれ以下にはならないようですが、北海道なんかでは、まだ暖かいうちだ、なんてね。


昨日、今年になって初めて桐生へ行きました。

そういえば、先日のテレビでは桐生の繊維関係の企業が2社、同じ番組で紹介されていましたね。

そのうちの1社の初期のスローガンを作ったのは、わたし、なんですが。

社屋や事務所など、全然その当時と変わっていなくて、なんだか、ねえ………。


わたしが今行っている企業も創業は昨年10月で満102年、その道一筋でがんばっていて、今は一般向けにも販売したり、その技術を一般向けにも生かそうとがんばっています。


さて、本題です。


かつては時代遅れで見向きもされなかったものが、最近になってまた注目されているというようなものは、例を挙げればいっぱいあります。

それはまた今の時代でだけではなく、いつの時代でも同じで、その都度、何か古いものが、不意に注目を集めるということはよくあることです。

ある時期を過ぎると“時代遅れ”と言われて、ある意味一般の目からは消えていくと言うもの。


しかし、それは残っているということで言えば、逆の意味では、きちんと認知され、社会に根付いたのだ、ということもできます。

そういった“もの”(いろいろなモノがあります)というのは、またある時になると、注目される時が必ずあります。


また、良いものは良いものとして残り、さらには出現する時が早すぎて、そのときはある程度しか認知されなくて、のちのち時代が追いついてくるという場合もあります。


唐突ですが、そんなことでわたしは商店街などでは、井戸を復活させたら面白いなと思う時があります。

「井戸端会議」という言葉が今でも残っていますが、肝心の井戸というものはほとんど見かけなくなりました。

その井戸を商店街の真ん中にでも作り、そこにベンチをおいたり、コーヒーを飲めるテーブルなどを設置して、たまには女将さんたちの“井戸端会議”を招集したり、井戸端会議用に貸したりと、なにかと人が集まる空間を、ものを販売するということではなく作ることで、三々五々人が集まるようにすれば、面白いなあと。


ま、こんなことをわたしが言ったところで、本気でやってみようとするような“バカ”はいないでしょうが。


さて、本題は唐突に終わりまして、次は連載中の『患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩』は今日で第9回目ですね。

ここからどうぞ。


「それだから、じゃあ不幸にも病気になっても、この医院に来れば、病気も治せるし、元気になれる、と患者さんにたくさん思ってほしいわけです。
別に病気が治せればうちじゃなくてもいいとは思うんですが、どうせならやはりうちで治ってもらいたいですよ。
それが人間というものでしょう? わたしの医者としてのプライドでもあるわけですよ」

「なるほど」

「それに、お医者さんにかかると病気って治るんだって、子どもにも思ってもらえて、なおかつあそこに行けば病気でもちょっと楽しいって、そういう医院にしたいんです」

「だいたい分かってきました」

「ありがとう」

「じゃあ今のところでだいたいのことは理解できましたので、提案内容を1週間ほどいただいて考えてきます」

「お願いできますか」

「その前に明日でも結構ですから、一度待合室の状況を見せてもらえますか。
どういう状況なのか実際に眺めてみたいんです。
その方が現実的な提案ができると思いますので」

「分かりました。明日は9時から始まりますので、その頃来ていただけますか。看護師にも話しておきますから」


 
                        つづく



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小さな企業の商いは?

2016-01-25 10:08:54 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう

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極寒の朝、ですね。

今朝が、この冬一番寒かったように感じました。

まさに“冬の底”という感じ、ですか?


▼それにもかかわらず、近くの川の鴨さんはすいすいと水の上を悠々と浮かんでいました。

   



さて、本題です。


唐突ですが、ここの3種類のトイレットペーパーがあるとします。

価格の違いで言うと分かりやすいので、498円、298円、198円の3種とします。

それぞれ分かりやすいように高い順から松、竹、梅、とします。


さて、売れる数量はもちろん梅がいちばん多いですよね。

どうせ一度使ったら流してしまうものだし、できるだけ安い方がいいや。
お金持ちじゃないんだから、安いのでいいや。
高いのはもったいない。

というような理由からだと思います。

次に売れるのは、竹。

梅は何か品質が悪そうだし、かと言って松はちょっと高いし………、竹でいいか。
まあ真ん中をとっておくのがいちばんいいんじゃないの。
松が欲しいけど、ちょっともったいないかなあ、家計のこともあるし。

というような理由でしょう。

そしていちばん売れない松。
だけど、やはり需要は確実にあります。

品質が良さそうだし、お尻にもやさしいから。
いい香りだから。
うちは金持ちだし、竹や梅じゃ来客にも恰好つかないし。

などなどの理由があるでしょうね。
(すべての理由はわたしが勝手に考えたことですので、あしからず)


全体の売上を100とすると、松が10%、竹が30%、梅が60%………?

それくらいのわりあいですかね。

数字の違いはあるでしょうが、商品が消耗品ですし、家族消費なので、やはり梅が一番売れるんじゃないでしょうか。



さて、あなたの場合、松竹梅のうち、どの商品を扱いますか?

まさか梅じゃないでしょうね。

いちばんシェアが高いから、よく売れるから………。


今、この時代に、梅を選ぼうとする人はこれからの商売には向いていません。

いや資本が潤沢にあれば、それもいいでしょうが。

また竹を選ぶ人も、商いは成り立つとしても、食べていけるのがやっとというところでしょうか。

選ぶなら、松です。


その理由は?

それは自分で考えましょうよ。


さて、松を販売するとして、あなたならどんな販売方法をしますか?

ひと工夫、ふた工夫を加えることによって、そのシェア、販売数をどんどん上げることができます。


しかし、竹や梅は工夫を加えたところで、売れる量はそれほど変わりません。

購入の理由が“単なる消費”だからです。

必要だから、というだけの理由です。

必要だからという理由だけで買われる商品は、やはりそこには価格という大きな理由が厳然としてあるからです。


単なる商品するだけのものを販売することはもちろん必要なことではありますが、それは大きな店にまかせておきましょうよ。

あなたが販売しなくてはならないものは?


さて、連載中の『患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩』は、今日で第8回目ですね。

ここからどうぞ。


「わたしの場合はやはりこの小さな医院でも、もう一度子どもの声があふれるような、にぎやかな待合室になれればいいな、って」

「そうですよね。子どもたちの声がたくさん響いてくるようなにぎやかさがいいんですよね」

「ええ、嫌いじゃないですからね、子どもは」

「子ども嫌いな小児科の先生、じゃないわけですね」

「いるとすれば、それはそれで不幸だよね」

「はい。でも僕はそれはそれで、いい面もあると思うんです」

「ーーーというと?」

「子どもを単なる診察対象として、冷静に見られるんじゃないかって。
まあ個人的ですけど、そのように思うときもありますが………、でも、やっぱり相手を好きにならなくちゃね。
小売業だって、お客様を好きにならなきゃ売っていても楽しくないですからね」

「ええ」

「さて、と。田代さん。
話は戻りますが、なぜ子どもの声が響き渡っていた方がいいんですか。
だって考えてみれば、お医者さんが暇なら、その分みんな健康でいいわけですよね。
泥棒が少なくて警察が暇なのがいいように」

「う~ん、乱暴な意見ですねえ、本田さん」

「でもある意味正しいですよね。理想ですけど………」

「理想です。プラトンの時代から、でも、その理想は実現されてきていませんし、これからも無理でしょう」

「無理です」

「はっきり言いますね」

二人は同時に微笑んだ。


                       つづく


それでは、また明日。

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お客様が「ありがとう」って言う商い?

2016-01-24 10:03:25 | スキルアップ

こんにちは。
お店と中小企業の販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。



九州など西日本の方は雪で大荒れですが、こちら群馬あたりはよく晴れています。

昨日も予報ではこちらも夕方から雪ということでしたが、とうとう降りませんでした。

道路の両側に堆く積まれた残雪の上に、さらに降られるとたまらんと思っていたので、ちょっとばかりホッとしています。


さて、本題です。


このような雪の日とか雨の日は、お客様の入りは少し減ります。

心理的に、出掛けるのが億劫になりますからね。


じゃあどのようにすれば雪の日でも、雨の日でも、お客様に足をわざわざ運んでもらうか

そんなことは知れたことです。


それはやはり日頃の営業姿勢ですよね。

日頃からきちんと営業し、接客にも心を砕き、サービスするところはサービする、ということです。


それと、このような日は絶対に休まない、ということも大事です。


先日の雪の日。

ある飲食店では、きちんといつものように営業していました。

すると電話があります。

配達できますか、って。

雪降りの中、外には出てけない方たちの職場からの注文ですね。

いつもの店に電話したら、雪なので臨時休業らしく電話に出ないので、他のお店にもかけてみたら、くだんのお店が電話に出て、さらには全然大丈夫ってことで、配達したわけです。

こうして、お客様が足を運べない場合は、時にはこちらから出かけていく

この判断が大事なんですね。

こういうことが重なっていくことで、いい評判がついてきます。


わたしはいつも、こうした雪の日でほとんど営業にならない日こそ、お店を開けているべきだと言っています。


その期待通りのことが、上記では実現したわけです。

雪の日というような、いつもと違った気象条件でそのときに困るお客様は、必ずいます。

そういう方たちのためだけでも、お店は開けているべきではないでしょうか。


雪だからお客様は来ないだろう、開けておくのはもったいないから今日は臨時休業だ、とコストなどの面から考えると、それもひとつの答えかもしれませんが、わたしは正解ではないんじゃないのかと思います。


「出ていけないので、もってきてもらえないかな?」という問い合わせで、
「いや、こんな雪の中、こっちだって出ていけないよ」じゃ、先行きは知れたものです。

「たいへんですよね。じゃあ何とかお持ちしましょう」と出かけていく。

そうすると、お客様は絶対に「ありがとう」って言いますよ。

お店で買っていただいた後、「ありがとうございます」と言うのはお店の人ですが、このような場合は必ずお客様の方が「ありがとう」って言います。

お客様の方から「ありがとう」って言われる商いが最高じゃないですか?

そのためにあなたがすることは?


さて、次は連載中の『患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩』は、今日で第7回目です。

ここからどうぞ。


「ええ、本来でしたら、わたしどもは患者さんの病気を診察して、しかるべき処置をして、治せるものなら治してあげるという、まあ上から目線の職業でした、ちょっと前までは。
先生お願いしますと言ってきてくれたものだから、いい気にはなっていたんでしょうね。
でもここまで減ってくると、ちょっと危機感も出てきましたね、正直言って」

「う~ん、そうですよね。
わたしも最近になって、この前の講演で言わせてもらったようなことに気づくようになった、というのが正直なところです。
それまではやはりお医者さんというと、絶対につぶれない職業だと思っていましたし、聞くところによると、1日3人ほど患者さんがあれば、それで贅沢言わなければ十分やっていけると。
現にわたしの家族がお世話になっていたお医者さんなんかそんな感じで、患者さんがそんなにいなくて、いつ行ってもがら~んとしていましたが、患者さんが来たら、結構のんきそうに奥の方から出てくるような、そんな感じでもやれていたようですからね」

「そうですか、そんな方もいらっしゃったんですね。
でもやはり医者ですから。患者さんを治してなんぼ、ですからね、下世話な話」

「そうでしょ、それでいいんじゃないんですか。きちんと治してさえすれば」

「無理な場合は、設備だってこちらでは限られていますから、患者さんにとっても、もっと設備の整った大きな病院で精密検査を受けた方がいいと思ったら、即躊躇しないで紹介していました。
今まで、ですから誤診らしい誤診はしたことはありません」


「そうですか。それではそろそろ本題に入っていきますか。
いったい田代さんはこの医院をどのようにしたいのですか? 
それによって答えは違ってきますから」


                        つつく






それでは、また明日。

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「口コミ」を仕掛ける?

2016-01-23 10:24:14 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう

こんにちは。
お店と中小企業の販促コンサルタント、藤田です。

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外は薄曇り、ってところですか。

昨日も晴れましたが、冷たくて、雪もなかなか融けてくれません。

そんなこんなで、今日はまた夕方頃から雪だと。

今回は先日ほどにはならないようですが。

今回は西日本がどか雪になると。

わたしが和歌山に住んでいる時にも、春の少し前にはよく雪が降ったものです。


さて、本題です。


「サクラ」っていう言葉、ありますよね。

樹木ではなくて、販売手法の中のひとつとしての、「サクラ」


よくあるのが、路上で販売している時に、最初はなかなかお客様が手を出してくれないことが多いので、まず仲間がお客様を装って買う振りをする。

そうすると人間の心理というものは不思議で、じゃあわたしもってことになることが多いですよね。

最初に口火を切るというのがなかなか難しいんですが、いざそのように“門”が開かれると、ザザザっとなだれ込む場合もあります。


一種の騙しのようなものですが、ある意味商いには必要なことです。


口コミという言葉もあります。

英語では「BUZZ」と言うらしくて、れっきとした「バズ・マーケティング」という言葉もあります。

この口コミも、言ってみればサクラの変形ですよね。


で、この口コミを広げるには、その商品なり、企業なりのファンを作らなければなりません。

そのファンの作り方で、わたしがいちばんいいと思っている方法があります。

もちろん異論もありましょうが。


わたしが考えている口コミを広げるいちばんいい方法は、『“あなただけ”サービス』です。


「このサービスはほかの人には内緒にしてくださいね。あなただけにサービスしてますから」ささやくことです。

絶対に言っちゃダメですよ」と笑顔で“ささやく”わけです。

そしてそのあとにもうひと言。

「でもお友達ひとりぐらいに言ってくれてもいいんですけどね。そのときはあなたの紹介だというように言ってくださいね」

このようにして、伝言ゲームのようになるように口コミを仕掛けるわけです。


「言っちゃダメ」というと、だいたい「これは言っちゃダメと言われてるんだけど、あなただけにしておいてね」とだいたいの人は誰か親しい人に言うことになっています(笑)


たったひとりにいいサービス、秘密のサービスをすることによって、どんどん広がっていくという人間の心理を応用した販促方法です。


できるだけ少ない人に言うということが肝心。


「当店はお客様に○○○サービスを実施中」なんていう公言するサービスって、何か勿体ないと思いません。

それよりもヘビーユーザー数人だけに秘密のサービスをする方が、よほど中身のある充実したサービスができて、さらにそれが口コミで広がっていくはずです。



さて、連載中の『患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩』は今日で第6回目です。

ここからどうぞ。


「あ、先生。よくいらっしゃいました。今日はありがとうございます」

「こちらこそよろしくお願いします。
あの、すみません、先生から先生と呼ばれると何だかちょっと、………この辺がかゆくなってきそうなので、本田と名前でお願いできますか」

「あ、そうですか、つい、先生と………」

「よく言われんですが、僕自身先生と呼ばれるほどのものじゃないので、いつも名前で呼んでいただけるようにお願いしています」

「はい、分かりました」


「じゃあ早速、本題に入りましょうか」

「まずほとんどのお医者さんは、呼びやすいので患者さんと言いますね。
この前の講演の時は患者さんでなくてお客様なんだと言いましたが、この時点では患者さんと言った方が話が早いと思いますので、患者さんと呼びますが、本当はお客様であるということをまず頭に入れておいてください」

「はい、わかりました。
わたしもまあ、患者さんの方が呼び慣れていますが、これからは気をつけていきたいと思います」

「はい、お願いします。
患者さんをお客様と呼び帰ることが徹底してくると、不思議とサービスを良くなってきますから。ぜひとも率先してそのようにお客様と呼んでください。
で、患者さんは、もちろん小学生が中心ですよね」

「そうです」

「じゃあ、やはり少子化で、患者さんそのものが減った、ということですか?」

「それもありますが、それに反比例して、同業者が増えたことともあります」

「なるほど、二重の意味で患者数が減ってきた、ということですね」

「………ええ」

「今までじわじわと減ってきたと思うんですが、気づいてから、何か手は打ちましたか?」

「いえ、子どもの絶対数が減る中で、同業者が増えたのですから、患者数が減るのは仕方ないとは思っていました。
まあ経営的にはぜんぜん問題はなかったですから、つい最近までは」

「最近までは?」

「ええ。でもここに来て急に減りだしたのは、やはりほかにも原因があるんじゃないかというようにも思っていたところに、ちょうど先生のお話をたまたま聞いたものですから………」

「あ、本田で」

「あ、すみません、本田さんのお話を」

「じゃあまあタイミング的には、ちょうど良かったですね。
これ以上減っていくと、経営にも響いてくるでしょうから」

                          つづく






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雑誌のインタビュー?

2016-01-22 09:51:52 | 販売促進コンサルタントの日記

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お店と中小企業の販促コンサルタント、藤田です。

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昨日、今日は何とか晴れて、雪が少しずつ融けてはいますが、わが家周辺の道路にはまだたくさんの雪が残っています。

そしてまた明日夕方から雪だと言うじゃないですか。

たまらないなあ。


さて、本題です。


昨日、久しぶりにかかってきたある電話のことです。

それは、
「中小企業向けに発行している○○○という雑誌を編集している者ですが、次号で群馬県で個人事業でがんばっている方の特集を組んでいるんですが、つきましては………」ということで、わたしにインタビューをしたい、と。

この手のインタビュアーには、ちょっと売れ盛りを過ぎた芸能人や俳優さんがだいたい起用されます。

昨日も、「俳優の、よくテレビにも出ている○○さんがインタビュアーとして伺うことになっています」と。

ここまでくると、これは半分以上、その雑誌は、ほとんど書店や一般には配本されないもので、ほんのちょっと銀行とか、人が集まる場所の待合いに置かれるだけのもので、ひどいのになると、インタビューした企業以外にはどこにも配られないというものまであります。

そしてそのインタビューには必ず、掲載料をいただけるのではなく、もちろん無料というのでもなく、相当な掲載料を取られるわけです。

10万円とか、15万円とか。


話の途中で、誰々さんがインタビューしますといった時点で、というよりかはだいたいその前から分かっていましたが、向うが言う訪問日は予定が詰まっているということで、お断りました。


以前、わたしが自分で仕事を始めた時にもこういうものが数回ありました。

久しぶりでしたね、昨日は。


ところで、わたしが商工会議所の支援事業で訪問したところでも、数社、この手の雑誌がありまして、自社がこのように数ページも紹介されているんだと、いかにも有名なんだよというようにそれを見せてくれる社長もいるんです。

わたしは、それをなるほどねえとは口に出しますが、さすがにこの記事はいくら出したのですかとは聞けないです。

ざっと読む振りをしてから、さりげなく相談の方に話をもっていきますが。

あなたなら引っかかりませんよね? よね?


わたしは、以前勤めていた広告会社に就職する前、その手の会社2社に数日ずつですが、在籍したことがあります。

新聞の求人広告で、“編集記者募集”とかいうのがあり、面接に出かけていって、入社したわけです。

ほとんど断られません。

だって、内情を知ってやめていく人の方が多いんだから。


わたしもそのうちのひとりで、入社したその日から、誰かがどこかの中小企業の社長に片っ端から上記のような言葉を並べて電話をかけていって、それに引っかかると、助手として出かけていくわけです。

その会社では、相手にインタビューを散々した後、実はこれこれこうで、掲載するにはお金がかかるから出していただけますか、と。

そこで断る人もいますが、せっかく載るんだからと出す人もいるわけで、そうして必要冊数だけ印刷して、どこにも配本しないで、それに掲載されている社長にだけ送るわけです。

断る人にも、じゃあ広告だけでも載せてくださいと、今度は金額を下げて交渉するわけで、しつこいので、だいたい、じゃあ広告ぐらいはということになるんですね。

そのことを知ってすぐに、何にも言わずに出勤をやめましたが、その手の会社ですから、その後は何にも連絡してきません。


まあはっきり言って詐欺ですよね。


そんな手には、さすがに皆さん引っかからないと思っていたんですが、やはりまだあるんですよね。

そしてそれよりはちょっとばかり良心的なのが、上記のわたしにかかってきたような雑誌です。

インタビュアーに有名人を起用して、さすがにどこかで見たことのある雑誌名でしたが、ほとんどは配本されていないのと同様です。

インタビューを受けるなというと、営業妨害になりそうなので、受けても良いですから、それでちょっといい気分になるというのは違っていますよ、と、釘を刺しておきます。

それは単なるその雑誌社の金儲け以外にはありませんから。


受けて、いいことはひとつあります。

それは、インタビューされ、自分がしゃべることで、自分の考えていることが、自分の頭の中で整理されていくということで、自分が次に何をしなければならないかよく分かるという好結果もまあ期待できるからです。

それが10万、20万円なら安い、と言えることにつながる可能性もありますからね。

わたしはごめん、ですが。


さて、連載中の『患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩』は今日で第5回目ですね。

ここからどうぞ。


大橋小児科は○○市の大橋町というところにあった。

なるほど、なんで院長が田代という名前なのに、大橋なんだろうと不思議に思っていたが、分かってみると簡単なことだった。

自分の住んでいる町名を医院の名前にするということは、少しは街に貢献したい、地域密着で治療をしたいという現れなんだろうなと、自分なりに本田は考えた。

もちろんそれほどきちんと考えてつけた名前ではなく、何となくただ大橋町にある医院だし、自分の名前をおおっぴらに出したくないというだけのことでつけたのかもしれないが、その名前でよかったと思う。

それだけでも地域に奉仕したいということが出ているんだから、と本田は考えた。



訪ねた日は休診日だったので、もちろん5台ほど車が駐められる駐車場には車は一台もなかった。

田代自身の車を置く駐車場は別にあるのだろう。

お医者さんはよくベンツなどに乗っているので、患者(おっとお客様だ)と一緒にするとよくないわけだ。

空いている駐車場の一番端に車を止めて、本田は自宅の方に向かった。

あらかじめ電話では自宅でお話をということだったので、できたら待合室も見たいと思っていたが、それはまあ後にゆっくりと見ることにして、自宅に伺った。


                        つづく


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もっと根元に言及を?

2016-01-21 08:49:00 | 販売促進コンサルタントの日記

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お店と中小企業の販促コンサルタント、藤田です。

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昨日は驚きましたね、また雪が降るなんて。

昨日はお昼頃まで少しでしたが、雪が続いていました。

この分だと今日は電車で………と思っていましたが、昨日の午後からは陽が出て、その陽の温もりで道路の雪は融け始めました。


さて、本題です。


最近のニュース面をにぎわしている話題のひとつに、廃棄商品の転売、というものがあります。

もちろん廃棄食品を転売するという、モラルも何もない会社は早くなくなってしまえばいいと思いますが、わたしが最初に思ったのは、「廃棄食品」といっても、その時点ではまだ消費期限前だったのに、捨ててしまうの? ということであり、それを実際に出した企業側とすれば、期限数日前には廃棄するんだよという企業姿勢(いい企業でしょ? という臭いがしたけど)なんでしょうが、そこでふと思ったんですね。

何で大量の原材料が消費期限近くまで残るの? ということです。


これって、企業の在庫コストから考えると、経営者が馬鹿ですよね。

そりゃあ、あの企業規模からすると100個ぐらい残ってしまうのは仕方がないとしても、大量に転売できるほど毎回製造しているのか、という問題なんです。


毎日、毎月、3ヶ月、半年、そして1年と実際の店舗での販売数がデータとして出ていて、何がどれだけ売れているということぐらい、この企業規模ぐらいになれば、毎日でもその数字が把握できるはずじゃないんですか。

そうすると、この食材は次回どれぐらい製造すれば間に合いそうだ、ということだってデータが出るわけで、そのようにしていくと、転売できるほど大量に廃棄しなければならない量は作らないはずなんですけどね。

というと必ずこういうのが出てきます。
曰く「一度機械を稼働させると、最低何万個という食材ができるんだよ」って。

じゃあそこのところを改良すればいいだけのこと。

今の時代、そんなことちょっと考えればできるんじゃないの?

トヨタのカンバン方式をちょっと食材用にすると………、というように、頭を柔らかくしなくちゃ。


今回だけこういうことがあったんだということは絶対にないわけで、だからずいぶん前からそのように廃棄依頼食品を転売していたようですね。


要するに、廃棄食品を大量に出す企業というのが問題の発端なんですが、どのニュースを見てみても、根元の企業への言及は聞かれません。


廃棄食品さえ出さなければ、そのような悪賢いことも考えられないわけです。

元をもっと追求してほしいですね。


なんだか今回も、その企業名は何か被害者めいて聞こえてくるように情報操作されているみたいな………。

マスコミって怖い。

やっぱりスポンサーだから?



さて、連載中の『患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩」は今日で第4回目です。

ここからどうぞ。


本田のデスクの電話が鳴った。

「はい、本田です」

「あ、初めまして。私、先日先生の話を聞いて、そのあと先生にお電話で少しお話をいただいたものです」

「ありがとうございます。ええ~と、いつの話? でしたっけ。すみません」

「あ、こちらこそすみません。先生が医師会で話された医院経営のついてのお話です」

「ああ、あれ、ですね。じゃああなたはお医者さん、ドクターですか?」

「あ、申し遅れました、わたし○○市で小児科医院を開いている田代といいます。よろしくお願いします」

「はい、いいえ、こちらこそ。それで?」

「先日の先生のお話を聞いていて、なるほど今は開業医でも、病気を診ているだけじゃだめなんだなあということがよく分かりました。
それに先生がおっしゃった、患者さんは患者さんであり、お客様なんだということですね、そう考えなくちゃこれからは患者さんも増えていかないということでしたが、なるほどなあと感心しました」

「そうですよ、本当に。
でも今までほら、お医者さんて、病気を治してやるんだ、というような感じで、偉そうにしている人が多かったじゃないですか。
でも考えてみれば、お医者さんもけがや病気の治療をしてその対価を患者さんからもらっているわけで、そう考えるとお店の経営と同じなんですよね。
とまあそういった長いお話はお会いした時にしたいと思いますが、そういったご相談ですよね、ええと田代さん、でしたっけ?」

「はい、そうです」


本田は、田代院長に会う日を約束した。


                         つづく




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サイレント・マジョリティ?

2016-01-20 10:09:40 | 生き残るということ

こんにちは。
お店と中小企業の販促コンサルタント、藤田です。

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昨日はよく晴れましたけど、風の冷たさと言ったら半端なかったですね。

融け残ったたくさんの雪は、そのまま道路や原っぱに積もったまま。

そして、そして、今朝起き出して曇っているなあとカーテンを開けたら、なんと、また、雪!

昨夜、U-23のサウジ戦を見終わって寝る時には、まだそんなことはなかったんですけどねえ、びっくり。

う~ん…………。


さて、本題です。


「サイレント・マジョリティ」という言葉をご存知ですよね。

語らない大多数、とでも訳すんでしょうか。


お客様の入りがだんだんと少なくなっていく背景には、そのようなもののの存在も何となく感じられますよね。

お客様がその店に何か不満があっても、ほとんどの人は文句を言いません。


だから店の方も、お客様が減っていく原因がなかなかつかめないうちに、ある日気づいたら、少なくなっていた………。

そんな時に“ノイジー・マイノリティ(こんな言葉があるのかどうか知りませんが)”がいれば、その状況もある程度は把握できることもあるのですが。

いわゆるクレーム、ですよね。


ひとつのクレームのバックには、大勢のサイレント・マジョリティが必ず存在しています。

理不尽なクレームはすぐに分かりますので、それは無視したり、しかるべく対処をすればいいのですが、そのクレームに自身でも思い当たるふしがある場合は、たとえとても小さなクレームでも、すぐに良い方向に向けて手を打たないと、後々大きなことになっていきます。

その大きなことを司っているのが、いわゆる「サイレント・マジョリティ」の存在なんですね。

“小さなクレーム、大きな問題”


今のスマップの騒がしさというのは、まさにノイジー・マイノリティの仕業、ですよね。

ごく一部が大騒ぎ(マスコミ、それもスポーツ紙)したことで、マジョリティが乗ってしまったということ。

それが国民的な大騒ぎと勘違いした海外メディアまでが騒いだから。


ほとんどのマジョリティはホントのことを言って、関心なんかなかったんだから。

それをさも全員とは言わないまでも、大多数の関心を集めている、というようにネットでも拡散されてしまったから、こういう大騒ぎになってしまったのではないでしょうか。

だから本人たちの知らないところで、大騒ぎになってしまったというところが、ホントじゃないのかなあ。


こわいけど、ビジネス的には一考の価値のある出来事ですね。



さて、連載中の『患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩』は今日で第3回目です。

ここからどうぞ。


そのセミナーは、病気の治療という専門を離れて開催された、医院経営についてのセミナーだった。

講師は、たとえ医院といえども患者さんはお客様であり、患者さんで医院内を溢れさせるには、それなりの集客の方法を用いないと、これからの時代は難しい、というものだった。

半信半疑で、田代はそのセミナーの講師の事務所に話を持ちかけた。


「先生のおっしゃっていたことは本当ですか。
医院も小売店とまったく一緒だ、お客様を集めるためにはそれなりの方法を用いないといけなくなってきている時代なんだ、医者の腕だけでは患者さんが押し掛ける時代は過ぎた、というのは」

「ええ、残念ながらその通りです。時代がそうなってきているんですよ」


田代は、このコンサルタントのアドバイスを受けてみようと思ったのは、コンサルタントに電話した翌日、ある話を患者さんが待合室でしていたのを耳にしたからだ。

「最近◯◯さん見ないけど、どうしたんでしょうね」

「何でも、三丁目にできた新しいお医者さんのところに行ってるらしいわ。サービスがいいからって」

「あら、でも、まだそのお医者さん、若いようだし、腕の方大丈夫なのかしら」

「だって、どこに行ってもほとんど変わらないじゃない、今は」

「まあ、そうねえ………」


その日のうちに田代は、コンサルタントに依頼の電話をした。


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“ストーリーは突然に”、じゃなくて?

2016-01-19 10:05:01 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう

こんにちは。
お店と中小企業の販促コンサルタント、藤田です。

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今朝は快晴。

でも吹きつけてくる北風の冷たいことといったら。

これじゃ、陽が出ても、固くなった雪はそうそう解けないね。

明日大丈夫かな、車で仕事、行かなくちゃならないし。

昨日は、双方とも道の状態が悪いので、ということで中止になったんだけど………。

だから午後になって晴れてきたので、玄関前と車の前田家はスコップで雪かきをしました。

▼雪かき前のわが愛車。

   


腰が痛いよ。


さて、本題です。


「ストーリーが大事だ」と言われますが、なかなか企業やお店のストーリーをきちんと記すことは難しい、というところが本音ではないでしょうか。

頭の中とか、人に話す時には断片的に話したりできますが、いざそれを順序立ててひとつの、たとえ短いものとしても、第三者が理解できるように書き記すということは、慣れていないので、難しくて、皆さんは尻込みします。


だから、ストーリーは一度にすべてを、というのではなくて、思い出したとき、頭に思い浮かんだことを、その都度箇条書きでもいいので、残していくということをお勧めします。

それがある程度溜まった時に読み直します。

そして、だいたいでいいので、エピソードなどを時系列的につなげていくと、案外その間の抜けている部分もそのときに思い出したりなんかして、いつの間にかストーリーができていくのではないでしょうか。

いちどきにやろうと思っても、それは無理な話です。


ひとつの商品がアイデアから実際の商品として形になり、売れていくというその時間を、そのひとときだけでできるわけもないんです。

またすべてを書く必要もないんですね。


ある本で読んだように思いますが、たとえば「梅屋」という屋号のお店があったとします。

なぜ「梅屋」という屋号なのかというと、そばに梅の木があったからだということだと思っていたら、違っていまして。

本当は「松屋」にしたかったんだけど、“松”だと松竹梅ではいちばん上で、最初から“松”ではおこがましいから、一番下の“梅”から始めようと思ったから、というようなエピソードがありました。

そしていつかお客様の方から「梅」じゃなくて「松」と呼ばれるような店にしていきたいという、そこまでの思いがその「梅屋」という屋号にはあったと。

これこそ“ストーリー”になります。

こういったストーリーは、作ろうとしてもなかなか作れません。

だからストーリーは、特に本当のストーリーは強いんです。


あなたのストーリーは?



さて、昨日の大雪の日から始まった、波乱を呼びそうな(?)ストーリー、『患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩』は今日は2回目です。

ここからどうぞ。


あるときふと、今日はなんだか午前中の患者が少ないなと思った。

そのとき初めて気がついたのだ。

そうだ、しかし患者が少ないのは今日に始まったことではない。

このところずっとこんな状態だ。

それまではだいたいお昼の1時までは、途切れずに診察できていた。

それがいつか12時半頃で切れるようになり、12時になり、11時になり、今日などは10時半には途切れてしまった。

そういえば、昨日も11時頃で途切れた。

ひどいときには午前中5、6人ほどしか診察しない日も、最近ではあったような記憶もある。


いったいどうしたのだろう。

学会で出かけたときなど、仲間と話をするが、みんな一様に、患者が減ってきたという話になる。

やはり少子高齢化という見逃せない時代の流れもあるだろう。

それに輪をかけて、新規に医院を開設する医師も増えたからだ。

このまま行くと共倒れになってしまう。

どうしたらいいのだろう。



そんな悩みが尽きないとき、田代はある話をセミナーで聞いた。


                            つづく



それでは、また明日。

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「いらっしゃいませ」じゃなく?

2016-01-18 10:08:04 | 商店街の再生

こんにちは。
お店と中小企業の販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。



久しぶりに大雪、ですね。

  

▲今もこんな感じ。


あの2年前のバレンタインデーの大雪以来です、20cm以上も積もったのは。

それに次ぐような積雪です。


さて、本題です。


このような日は、いつも言うことなんですが、お店は開けておきましょう。


お客様が来ないことがほぼ確定しているといっても、どんなことでお客様がやってくるか分かりません。

たった一人かもしれませんが、そのたった一人のお客様は、目的のお店が営業していたというだけでホッとしてくれます。


もしかしたらそのお客様は、見慣れない方で、いつもは別の店で用を足していたのかもしれません。

しかしそのいつもの店がこの大雪で休んでしまっていて、しょうがなくあなたのお店にやってきたとします。

そこで手厚いおもてなしでも受けようものなら、たいていのお客様は、次からはこちらの店を利用してくれることになります。

それこそたったひとりでも、固定客を獲得したにも等しいことです。

そう考えると、開けておくに越したことはないわけです。


さて、わたしなどは肝っ玉が小さいので、個店に入る時に、奥の方でじっと新聞でも読みながら外を通るお客様を見ているような人がいると、入っていけません。

そのような店にでも思い切って入っていくと、今度は値踏みするような視線でじろっとお客様を見る

そしてひと言、笑顔もなしに、「いらっしゃい」

これじゃお客様は逃げていくわな。


わたしは以前、あるお店の相談を受けた際に、挨拶のことで聞かれましたので、こう答えました。

『いらっしゃいません』はやめて、午前中(11時過ぎぐらいまでかな)なら『おはようございます』、午後なら『こんにちは』、夜なら『こんばんは』にしましょう」と勧めました。

「いらっしゃいませ」とか「いらっしゃい」では一方通行的な挨拶になってしまうんですね。


だって「いらっしゃいま」って言われて、お客様はどう返したらいいですか?

「ああ、来たよ」? じゃ、おかしいでしょ。

お客様が返答しようがないんです。

だから一方通行的だと。


それよりも、こちらから「おはようございます」と声をかけると、お客様も「あ、おはようございます」と返せるじゃないですか。

そうするとまたこちらから話しかけやすくなるわけです。

そのお客様の名前を知っているのなら、「おはようございます」のあとに名前を呼ぶこと。


で、次からはどうなったか、というと、そのまま実践してもらったのですが、やはり慣れないので、ぎこちなくなってしまって、折衷プランとして、「いらっしゃいませ、おはようございます」になりました。

とにかく、こちらからに一方的な挨拶では、お客様の方は困ってしまう、ということなんです。


わたしがいちばんいやな「いらっしゃいませ」のシーンは、デパートやスーパーなどで開店時に入る時です。

店長以下従業員が玄関前に陣取って、全員で頭を下げながら、「いらっしゃいませ」を連呼するシーンですね。

あれほどお客様の立場から言うといやな、というか気恥ずかしいと言うか、挨拶されているのに、いい気分になれないシーンはないですね。



さて、今週もまたノンフィクション的フィクションを始めます。

今日から始まるのは町の医院お話です。

題して、『患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩』です。

第1回目は、ここからどうぞ。


「あ、こうちゃん、おはよう。清水さん、お早うございます。
あれ、どうしたのこうちゃん? お熱でもあるの?」

カウンターの向うから受付のお姉さんの声が響く。

「あ、いえね、夏休みでしょ。こうすけがここに遊びにきたいっていうのよ。ごめんなさいね。
病気でもないのに、押し掛けて」

「いえ、とんでもない! 元気が一番ですからね。
ね、こうちゃん、何したい?」

「うん、あのねえ…………」

もじもじとしながらも、こうちゃんは自分がここで遊びたいものを呟く。


大橋小児科医院の朝は、こうした元気のいい挨拶が待合室から響いてくる。


しかしつい1年ほど前の待合室の雰囲気は、このように明るい雰囲気とは真逆の、冷たそうな、暗い雰囲気だった。

そこはまるで、活気の感じられない、病気の持つ元気のなさを象徴するような、どんよりとしたものであった。

それがなぜこのように、明るく活気のある待合室になったのだろうか。

それは………。


院長の田代は、診察中は何とか笑顔を見せているが、少ない患者の診察が終わると、その笑顔は困惑顔に変わる。

父の医院を継いだのはいいが、患者さんはこのところ減る一方だ。

確かに同じ科目の医院も増えた。

街中を車で走っていても、◯◯医院△△科という文字が、気にしているせいか、よく目にするようになった。


しかし、自分の腕が悪いということはないはずだ。

やってきた患者の病気にはきちんと対応しており、手におえない病気だと分かると、専門科のある大きい病院へ行くように進めている。


何が悪いのか分からない。

じわりじわり、ゆっくりとしたスピードだが、患者の数が減ってきている。

それは毎日診察していると分かる。



                         つづく


それでは、また明日。

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けなされたって、尖る?

2016-01-17 09:09:53 | スキルアップ

こんにちは。
お店と中小企業の販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。



昨日は一日中東京にいまして。

あちこち、今までに行ったことのない駅などにも行きまして、とんだ失敗もありましたけど。

知らないところに行くと、特に地下から地上に出ると、もう方向が分からなくなりますね。

地下鉄から地上に出るためには、本当にぐるぐると方向を変えて出なければならない駅などもあって。

スマホにもっと慣れ親しんでおけば、すぐに自分に居場所も分かるんですけどね。

でもやはりそこは自分の勘を養うためにも、あまり機械には頼らないで、人間的な勘も失わないようにしたいな、と、まあがんばっているわけです。

遅まきながら、毎年行っている神社にも初詣もしてきました。

今年のおみくじは「中吉」でした。


というところで、本題です。


で、おみくじなんですが、最近は変わったおみくじも出ています。

ご存知ですか?

恋占いのようなものがあったり、キャッチコピーのようなものもあったり。


時代が変われば、おみくじだって変わる………。

おみくじだって、できた当時は最先端なものでしたでしょうね。


で、そのキャッチコピーのようなおみくじのことです。

開いてみると、極太のゴシック体で、2行から3行、まさにキャッチコピーのような文言が書いてあります。

ここで例を挙げると、著作権違反になるのであげられませんが、まさにキャッチコピーのパロディ版のようです。


面白いと感じて、そこでニコッとするといいのですが、こういうおみくじに目くじら立てる人も、またいまして。


わたしはいつも思うんですが、商品にしても、言葉にしても、風俗にしても、新しく出てきたもので最初はよくけなされたり、ひんしゅくを買うものって結構あって、そのけなされる言葉によって逆にそれが広がっていくということもよくあります。


しかし、このけなされるということは、そのけなした人さえそれに注目したということなんです。

またけなされることが多いということは、その裏には逆に支持する人というのも、同じ数ほどあると思います。

だから出始めは、「何、これ!」などとバカにされたい、けなされたりしたら、それはヒットの兆候と見てもいいのではないかと考えます。


本当にダメなところはそのけなされ方によって、いい方向に改良だってできますし、けなされる部分は、ある人たちにとっては支持するところでもあるわけです。

ですので、せっかく出した新商品がある一定の層の人にけなされるとかされた場合、ヒットする可能性も高い、ということなんです。

けなされたからダメ、じゃなくて、それはたとえけなされたとしても、けなした人さえ注目したということなので、自信を持ってもいいんじゃないかなとも思います。


いい商品であっても、注目されないものは、消えていきます。


けなされている商品であっても、注目されていれば、不思議と残っていくものが多くて、いつの間にかけなした人たちがそれを支持する側に回っているということもあって、世の中はいったいどうなっているのか、不思議なんですが、それが世の中です。


けなされるということは、どこか尖っているところがあるからともいえます。

尖っているところがあるから、いいんですよね。

その尖っているところは、たとえけなされても変えないでほしいなと思います。


もちろん本当に尖っていて、人にけがさせるものじゃ困りますけどね。





それでは、また明日。

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