(8)漢方的病態認識における二元論(陰陽・虚実・寒熱)の意義

(図)患者の証と漢方薬の作用ベクトルの関係:図の原点が生体の歪みのない正常状態であり、寒・熱や気血水の過不足(虚実)などのバランスの崩れた状態を、原点に引き戻すような作用ベクトル(方向性)を持った漢方薬を使用する。例えばAの状態では、生体が寒証(あるいは陰証)で、気血水のいずれかが不足した状態(虚)にあるため、正常状態に戻すためには、不足した要素を補い、かつ温熱性の漢方方剤を用いる。生体の生理がい . . . 本文を読む
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