私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

軽大娘皇女<カルノオホイラツメノミコ>

2016-07-05 13:07:15 | 日記

 軽皇子の同母妹<ハラカラノイロ>は

         “亦艶妙也<カホヨシ>”

  であったのでどうにかして、

         ”太子恒念合大娘皇女<ヒツギノミコ ツネニ オホイラツメノミコニ ミアハシセム オボセドモ”

 です。しかし、当時の社会では、同母兄妹が夫婦になるのは

         “畏有罪而<ツミアラムヲ オソレテ >”

 罪になります。どのような掟があったのか詳らかにはなってはいませんが、古事記では、同母兄妹の結婚は忌み嫌われ、してはならないとされ、允恭天皇の皇太子であった軽王は、結局、天皇になれず、伊予に流罪されております。

         ”黙之<ダマリセリ>”   
 心に深く、どうしても媛を、我が妻と思っていたのですが、じっと我慢して、長い間、黙っていたのです。

   「さてどうなりましょうか???」。
 
 しかし、堪えれば堪える程、皇子の心は、日に日に大娘皇女への恋しさが募るばかりです。我慢にも程があります。死ぬほど恋しさが増すばかりです。