私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

オホクニの一目ぼれした女性

2017-08-16 10:48:14 | 日記

 木の国の大屋毘古神は云います。

               「“根堅洲国<ネノカタスクニ>”へ行けば、きっとあなたの希望を叶えるくれます。」

と。オホクニは喜んで根の国に行き、着いてスサノヲの館に到着します。案内を乞くと、そこにきれいな女性出て来ます。「オホクニは一目ばれです。それを古事記には

                  ”為目合而<マグハヒ シテ >”

 其の女性と目と目があい、男女がお互いに思い合うことです。所謂、俗に言う「ひとめぼれ」するのです。お互いに「見交<ミカワ>」して、即、深く「見感<みめでて>」しまうのです。男女の瞬間的な出会いを、誠に、当を得た文字を使って簡単に、しかも、その時の状況を、これ以上ない言葉て、表現しているのです。それからどのくり時間的な経緯があったのかは分かりませんが、此の言葉の後に直に

                  “相婚<ミアヒマシテ>”

 になるのです。どう解釈をすればいいのでしょうかね。この人以外の人とが決して夫にも妻にもしないと言う心が瞬間的に生まれ、無言の心に約束が交わされたのではないかと思いますが。その場で、現代的風に抱き合ったりはしなかったとは思いますが。心と心に堅く結び付いたのではと思われます。其の女性の名前が

                      “須瀬理毘売<スセリビメ>”です