私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

さて、お待たせしました「夫」の読み方は

2017-08-22 07:20:04 | 日記

 多分、「ご存じは無いのでは」と、誠に、失礼なことを考えたのですが、豈図らんや、御存じの方もいたようでした???日本の太古には

              “夫”

 のことを、

                        ”<ヒコジ>"

 と呼んでいたのです。

 オホクニの妻「須勢理毘売<スセリヒメ>」は夫<ヒコジ>に「蛇比礼」を渡して、是も又大変に読みずらいのですが、一応、古事記に有る文章を書いてみますので、興味あるお方は、お読みください。

    “其蛇将咋<ソノヘミ クハムトセバ>。以此比礼三挙打撥<コノヒレヲ ミタビ ハライタマヘト ノリタマウ>”

 「蛇屋の蛇がオホクニに噛みつこうとすると、この比礼を三度振りなさい」と、その<ヒコジ>に渡します。その通りにすると、何匹いたのかは分からないのですが、蛇たちは悉く、何処かへ立ち去ったかどうかは説明がないのですが、兎に角、平穏に寝ることができたのです。それを

                    “蛇自静故<ヘミ オノズカラ  シズマリシユエニ>平寝出之<ヤスク ネテイデタマヒキ>”

 と。此の時妻も一緒に寝たのかどうかも分かりませんが、夫婦ですので、言わずもがなのことだと思いますが????これで、もうようやく、オホクニも安泰になったかと思いきや???そうは問屋が卸さないのです。そこらたりが言い伝えの面白さです。昨日の

                             “優羅姫“

 伝説もそうですが。