この大物主神の御子のイスケヨリヒメとジンムとの間に生まれた御子は
・日子八井命<ヒコヤイノミコト>
・神八井耳命<カムヤイミミノミコト>
・神沼河耳命<カムヌナカハミミノミコト>
の三柱がおります。
次の天皇になる御子も生まれ、これで天皇家も安泰です!!!!!と思われるのですが、古事記には、そう簡単には事が進まず、まだまだ、新たな太古の天皇継承に関わる独特な事件が起きてくるのです。(日本書紀には書かれてはいませんが・・・)
というのは、ジンムの長子で、先に「日向」で生まれた
“多藝志美美命<タギシミミノミコト>”
が居られますが、ジンムの死後、この命は
“嫡后<オホギサキ>伊須気余理比売”
を娶るのです。「嫡后」とは父の妻であった義母のことです。どのような経緯がそこにあったのかは不明ですが、子が母を妻とするのです。しかし、多藝志美美命は、日子(御子)ではない庶子出身の女性から生まれた皇子ですから、当時としては、正当な皇位継承として認められてなかったはずです。血筋の一番濃い者が皇位を継承するのです。これは日本だけではなく世界共通の習俗だったようです。エジプトでも・・・
すると、次の正当な天皇になるのはイスケヨリヒメが生んだ皇子のはずです。が、その中にタギシミミンミコトが入ってくるのですから皇位継承の争いが起こるのは必然の事です。
なお、ヨリヒメの御子の名には
“日子”“神”
が付いており、一方、多藝志美美には
“命”
だけで、これからも二人の位置関係が明白に区別されているのです、稗田阿礼の真骨頂ですが。
・日子八井命<ヒコヤイノミコト>
・神八井耳命<カムヤイミミノミコト>
・神沼河耳命<カムヌナカハミミノミコト>
の三柱がおります。
次の天皇になる御子も生まれ、これで天皇家も安泰です!!!!!と思われるのですが、古事記には、そう簡単には事が進まず、まだまだ、新たな太古の天皇継承に関わる独特な事件が起きてくるのです。(日本書紀には書かれてはいませんが・・・)
というのは、ジンムの長子で、先に「日向」で生まれた
“多藝志美美命<タギシミミノミコト>”
が居られますが、ジンムの死後、この命は
“嫡后<オホギサキ>伊須気余理比売”
を娶るのです。「嫡后」とは父の妻であった義母のことです。どのような経緯がそこにあったのかは不明ですが、子が母を妻とするのです。しかし、多藝志美美命は、日子(御子)ではない庶子出身の女性から生まれた皇子ですから、当時としては、正当な皇位継承として認められてなかったはずです。血筋の一番濃い者が皇位を継承するのです。これは日本だけではなく世界共通の習俗だったようです。エジプトでも・・・
すると、次の正当な天皇になるのはイスケヨリヒメが生んだ皇子のはずです。が、その中にタギシミミンミコトが入ってくるのですから皇位継承の争いが起こるのは必然の事です。
なお、ヨリヒメの御子の名には
“日子”“神”
が付いており、一方、多藝志美美には
“命”
だけで、これからも二人の位置関係が明白に区別されているのです、稗田阿礼の真骨頂ですが。