私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

母親の必死の忠告の歌を・・・

2019-09-06 06:49:07 | 日記
 この歌を先ず解き明かしたのが、一番下の皇子
          “神沼河耳命”
 の筈です。そんなことは書かれてはいないのですが。古事記には

      “於是其御子聞知而。驚乃為将殺当藝志美美之時”
     <ココニ ソノミコタチ キキシリマシテ 
      オドロキテ スナハチタ タギシミミヲ シセムトシタマフトキ>

 と書いてあります。
 「三人は大変驚いて義兄「タギシミミ」を殺してしまおうと話しあった時」
 神沼河耳命は言い放ちます。作戦会議の主導をしていたのでしょう。

 「お兄さん!!あなたがタギシミミを兵たちと一緒に行って殺して来てくださいよ。」

 と。どうして三人で一緒に行かなかったのかという疑問が残るのですが、最初に攻撃に立ち向かったのが、

          “神八井耳命”

 です。三兄弟の中の兄です。一番上の“日子八井命”はどうしたことかここには顔がでできません。

 まあ、それは兎も角として、歴史の順序を整えるように細かい部分は、大方、省いて筋道だけがおおまかに書かれています。それが古事記の歴史に対する大切な生命でもあるのでしょうが?????