更に続けて、兄「神八井耳命」は弟「建沼河耳命」に、
“為忌人而仕奉也<イハイビトトナリテ ツカヘマツラム>”
と言います。この兄が弟に言った
“忌人<イハイビト>”
とは何でしょうか。「忌」を<イハイ>と読むなんて、どうしてもわかりません。そこでまた宣長先生です。彼曰く・・・
「上古では<イハウ>と<イム>は同音で、<イハウ>は「斎」の字を使って<モノイミ>と読んでいた。それが後世になり「忌」が<イム>に、「斎」が<イハフ>に夫々に使われだした。だから、“忌人”は、上古の読み方で<イハイビト>と読むのがよろしい。」
と。そして更に
「諸々の凶悪事汚穢事などを忌避て、萬ツを慎むを云うなり、故に多く神に仕奉る事に言えり」
と。しかし、今は、「イム」と「イハウ」は、夫々別な意味として分けて使われてるが、元々は同じ意味を表す言葉だったのです。
兄は建沼河耳命に対して、
“汝命為上。治天下。僕者扶汝命。為忌人而仕奉也”
<ナガミコトカミトマシテ アメノシタソロシメセ。アレハアガミコトヲタスケテ
イハイビトトナリテ ツカヘマツラム>
「あなたが日本を治めなさい。私は貴方がなさる祭事のお手伝いをします。」
と、言ったのです。
“為忌人而仕奉也<イハイビトトナリテ ツカヘマツラム>”
と言います。この兄が弟に言った
“忌人<イハイビト>”
とは何でしょうか。「忌」を<イハイ>と読むなんて、どうしてもわかりません。そこでまた宣長先生です。彼曰く・・・
「上古では<イハウ>と<イム>は同音で、<イハウ>は「斎」の字を使って<モノイミ>と読んでいた。それが後世になり「忌」が<イム>に、「斎」が<イハフ>に夫々に使われだした。だから、“忌人”は、上古の読み方で<イハイビト>と読むのがよろしい。」
と。そして更に
「諸々の凶悪事汚穢事などを忌避て、萬ツを慎むを云うなり、故に多く神に仕奉る事に言えり」
と。しかし、今は、「イム」と「イハウ」は、夫々別な意味として分けて使われてるが、元々は同じ意味を表す言葉だったのです。
兄は建沼河耳命に対して、
“汝命為上。治天下。僕者扶汝命。為忌人而仕奉也”
<ナガミコトカミトマシテ アメノシタソロシメセ。アレハアガミコトヲタスケテ
イハイビトトナリテ ツカヘマツラム>
「あなたが日本を治めなさい。私は貴方がなさる祭事のお手伝いをします。」
と、言ったのです。