吉備津神社の御神事について春秋の大祭が今の一番大きいお祭りですが、この神社記によると昔は沢山なお祭り、例えば「植松」「御誕辰祭」「大祓」「放生会」などがなされていたと記されていますが、現在一般に随時になされているのが「お竈殿」の神事です。それをここではご紹介します。このお祭りの起源は正月に行われる
「鎮座会<ミマシマツリ>」
です。この会は、現在は誰でも一般の人が自由に祈誓してもらうことができるようになっております。この会についてここでは「藤井高尚」の「松の落葉」の文章をそのまま載せております。それを
"・・・もうで来て、かねて、その事かたらふわが神のみた人によりていへば、いざなひて広前にまひり、ことのよし申し、かへさに竈殿にいりてもろともにをがむ、此処にかなへかかれるかまふたつ並びあり、西なるはみけたくかま、東なるはなるかまなり。あそめといふおうな、ふたりいでて、ひとりは東のかまにて、かれたる松葉たく、今ひとりは、そのかなへによりて、うえなるこしきのうちに米ふりちらせば、なりとどろくおとす。・・・・”
と、詳しくその神事の有様を書き綴っています。所謂、「吉備津神社の鳴釜神事」そのもので、今でも江戸末期に書かれた高尚の言葉と何一つ変わらず続いて行われている神事なのです。
「鎮座会<ミマシマツリ>」
です。この会は、現在は誰でも一般の人が自由に祈誓してもらうことができるようになっております。この会についてここでは「藤井高尚」の「松の落葉」の文章をそのまま載せております。それを
"・・・もうで来て、かねて、その事かたらふわが神のみた人によりていへば、いざなひて広前にまひり、ことのよし申し、かへさに竈殿にいりてもろともにをがむ、此処にかなへかかれるかまふたつ並びあり、西なるはみけたくかま、東なるはなるかまなり。あそめといふおうな、ふたりいでて、ひとりは東のかまにて、かれたる松葉たく、今ひとりは、そのかなへによりて、うえなるこしきのうちに米ふりちらせば、なりとどろくおとす。・・・・”
と、詳しくその神事の有様を書き綴っています。所謂、「吉備津神社の鳴釜神事」そのもので、今でも江戸末期に書かれた高尚の言葉と何一つ変わらず続いて行われている神事なのです。