私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

百合若大臣とは・・・・

2020-08-03 05:47:52 | 日記
 吉備津神社の神宝の中に岡西惟中は
           「百合若大臣のもち給う七尺五寸の鉄の弓」
 があると書かれております。また、藤井俊先生の「吉備津神社」にもそのように書かれておりますが、この「百合若大臣」とは一体何者か私は解りませんので調べてみましたので、それをちょこっと書いておきます。

 「百合若大臣は嵯峨天皇の時、長谷観音の申し子として生まれます。蒙古襲来の時、その討伐大将に任命され、神託により持たされた鉄弓と矢をもって見事的を退散させ、退く蒙古軍を追いかけ海上でも大活躍し勝利します。其帰路玄界島に立ち寄り休んでいる隙に部下に置きざれにされますが、妻の機転で危うく島から帰還した百合若大臣が置き去りにしてその勝利を独り占めにしてい家来を成敗するというお話です。」

 その百合若大臣が持っていたと伝えられる鉄弓が吉備津神社に奉納されていると言い伝えられているのです。あの源三位頼政の「風月灯籠」と同じように、眉唾物らしいのですが???

 まあ、このように日本歴史上でも有名な人物と関わりのあるお宝伝説もこの神社には纏わり付いているということです。それだけ、歴史的に見ても吉備津神社は権威のある日本有数の大神社だということには間違いありません。