私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

再び、「古事記 序」を・・・・・「潜龍体元。洊雷応期。」

2020-12-21 10:23:53 | 日記
 暫く「壬申の乱」について日本書紀を読んできたのですが、再び「古事記 序」に戻ります。前回は

 “曁飛鳥清原大宮。御大八洲天皇御世。潜龍体元。洊雷応期。”
 
 まで書いたのですが、これをどのように解釈すれがいいのでしょうか??もっと詳しく見てまいります。
 「曁<オヨビテ>」(いたる)から始まります。
「曁飛鳥清原大宮。御大八洲天皇御世。」壬申の乱後、大海人皇子は都を飛鳥清原に定めて、
「御大八洲天皇御世」天皇になられて日本の国を治められ、
「潜龍体元。洊雷応期。」<クグレルタツ イキオヒニカナイ シキルライ キニオウズ。> 本来、天皇になられる御身でしたが一時お隠れになっていたのですが、その時がやってきて、雷が天下に鳴り響くように、期待に適うように勢いよく立ち上がられます。

 なお、此処からでも分かるように「天皇」という御位は「天武天皇」が最初ではないかと言われる人もいるのだそうですが???でも、その時は大友皇子が、既に、天智天皇没後太政大臣として天下を治められているのですから、実質的には天皇の位を保持して国の政治を担われていたのです。だから、この時の大海人皇子の吉野から近江への攻撃は、誰が何と言ったても立派な「反逆罪」になるのではないかと思うのですが・・・でも、太安万侶は、時の天皇に忖度してか、この古事記序にこのように「大海人皇子」があたかも正義の戦いをしたように書かれているのですが、太安万侶の業績を否定はしませんが、どうでしょうかね ???????????????7  もう一度この戦いについてみんなで議論してみる必要があるのではとも???