「古事記 序」を,そのわずか一行にも四苦八苦しながら,毎日読んでいます。太安万侶は、辞書も何もなかった八世紀の中頃にです、よくこれだけの難しい漢字を駆使して書けたものだと感心しながら・・・
さて、今日は
“然天時未臻、蝉蛻於南山、人事共洽、虎歩於東国”
です。どれをとっても読みずらいことしきりなり。「臻<イタル>」「蛻<ヌケガラ>」「洽<アマネク>」です。辞書なしでは読めません。
「大海人皇子が吉野に、蝉のぬけがらのように隠れ住んでいたのですが、美濃などの国々の人々が集まり来て従い、(虎となって歩み出した)強い勢力に拡大していった。」
そして、
“皇輿忽駕、淩渡山川、六師雷震、三軍電逝”
「天皇の輿は馬につなぎ山を越え川を渡り、天皇の軍隊は雷音を響かせ雷のように勢いよく突進して行った。」
「六」や「三」は、何も意味のない「多数の・・・」のというぐらいの意味だとは「宣長」の説です
さて、今日は
“然天時未臻、蝉蛻於南山、人事共洽、虎歩於東国”
です。どれをとっても読みずらいことしきりなり。「臻<イタル>」「蛻<ヌケガラ>」「洽<アマネク>」です。辞書なしでは読めません。
「大海人皇子が吉野に、蝉のぬけがらのように隠れ住んでいたのですが、美濃などの国々の人々が集まり来て従い、(虎となって歩み出した)強い勢力に拡大していった。」
そして、
“皇輿忽駕、淩渡山川、六師雷震、三軍電逝”
「天皇の輿は馬につなぎ山を越え川を渡り、天皇の軍隊は雷音を響かせ雷のように勢いよく突進して行った。」
「六」や「三」は、何も意味のない「多数の・・・」のというぐらいの意味だとは「宣長」の説です