以前の家の 階段に続く道の横に ある日見つけた変わった花。
その繊細な美しさに惚れ込んで 夏の夜 何度も外に出て 夢中で写真を撮りました。
その植物の名前 は カラスウリ 。
(詳細については こんなに近くで見れるなんて … で ご覧ください。)
「これが カラスウリ の花 なんだ!」
「こんなに素敵な花なのに 有名なのは実のほうだなんて なんか不思議!」
「でも これで 秋には実が生るところが見れるのね!」
「楽しみだなぁ!」
けれども それから毎年経っても、花は咲けども 実が生っているのを見たことがなく、
蔓が伸びて広がった 危険な石垣の上にまで登ってみたりも したのだけれど
たったひとつの実さえも見つけることは出来ませんでした。
「なぜなの!???」
調べてみたら カラスウリ には 雌株 と 雄株 があって 実が生るのは 雌株 のみ。
つまり、我が家周辺にあるのは すべて雄株 だった ということがわかりました。
「雄株 だけでも育つんだ!」
疑問が完全に解消されたわけではないながらも どうしようもなく … 諦めムード。
そんなことを 旧友に話 したら 実を送ってくれたことがありました。
(詳細については 旧友からの宅急便 で ご覧ください。)
撒いたあの種たちが今はどうなっているのか わかりません。
本当は引っ越す際に持って来たかったのだけれど 雑草に紛れてしまうと
見つけることは難 しく、ベランダで育てることも難 しいだろうと考えて断念。
その際 もうあのお花たちを目にする機会もないのだろうと思っていました。
ところが …
先日、家の近くの お手入れされていない木の上に 何やら 赤いものがあるのを見つけ、
もしやもしやと 半信半疑で 近づき、目を凝らして見てみたら 間違いなく カラスウリ。
ずいぶん会えなかった友人に会えたような喜びを感 じました。
「前の家では こんな高い木の上にも カラスウリの花 は 咲いていたっけな~!」
そんなことを思いながら見上げていたら見つけちゃいました。
嬉 しかったな~! 思いがけない出合いだから 嬉 しさも倍増 しちゃいます。
また植えてみたいな という願望はあるけれど 眺めるだけでも癒 しになります。
雑然 とした高い木の上に ちらっと赤いものが見えました。
後で気づいたら 他にも2個写っていて、
お祭りの提灯に似ているなと思ったことを思い出しました。
別の日、葉っぱが完全に枯れたので 形がはっきりわかるようになっていました。
また別の日には こんなにきれいな黄色のものも生っていました。
あの花を見たから好きになったわけじゃなく、
好きな理由が はっきりあるわけでもなく、
昔 よく目に したから懐かしい なんてことでもないのに
何だか ずっと 好きだった カラスウリ。
たぶん テレビで 提灯みたいに連なってぶら下がっている姿を見た?
そんなことだったのではないかと思っています。
もう出会えないかもと半ば諦めていたので
近くで見られた嬉しさは格別でした。
見慣れている光景って
案外 見過ごしにしている という盲点もありそうね~!
お読みいただきましてありがとうございます。
右の<自分らしさ>か 下の<日本ブログ村> を クリック して
ランキング投票にご協力いただけると嬉 しいです。 にほんブログ村
イラスト素材の一部は、下記を利用させていただいています。
「イラスト工房」 「いらすとや」