― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

家族で集まる 【親子ミニ旅行】 (孫・ひ孫が同伴) その3

2015-10-30 | 孫・家族 に関するお話

思い出のホテル に泊まるのが目的で出かけた一泊旅行。
いろいろ巡り歩き、韮山反射炉 にも立ち寄った後は、いよいよ 目的地 へと向かいました。


この日の最終目的地 でもある 大仁ホテル へ …。
                        やっと到着!  ロビーにて。            左上 資料より


お部屋からの眺め。 下には昔見たお庭が …!

       修善寺から乗ったタクシーの運転手さんから、戻る時も利用できるよう会社の名刺を
       いただいていたので、連絡をいれホテルまで送っていただきました。 ホテルに続く坂
       の両側には 明らかに昔より家が増えていて 時の流れを感 じます。 まだ小さかった
       こともあって、到着時に 「わ~ 懐かしい!」 と思うほど覚えている点がなかったのは
       残念でしたが、 「こんな所だったのね~!」 という親 しみの感情は湧きました。
       チェックインを済ませたら、ロビー横に置かれた棚から自分好みの浴衣を選び、それ
       を持って9階のお部屋へ …。 今回は <両親と私>、<妹とその娘&孫> で二部屋を
       取りました。 入室と同時に そのまま直進 して窓から外を眺めたら、眼下に 覚えて
       いるお庭が見えて感動!  けれどすぐに 「あれっ? お庭ってこんなに小さかった
       っけ!?」   記憶との違いを感 じました。



下の出っ張った部分は たぶんお風呂。 その屋根にあたる部分から 足湯や庭園に行けます。

入浴 して スッキリさっぱり!  バイキングだと いろいろ食べちゃいます。

光と影が くっきり!  きれいな夜景が見られました。

       <一面芝生> というお庭は もっと全然広かったような記憶がありました。 定かでは
       ないけれど、〔 <増築> あるいは<散策コース>、<あずまや風の足湯>などを作るため、
       お庭を半分ほど潰 しちゃったのかもしれないな~!? 〕 なんて思ったら、時の経過
       を しみじみと感 じさせられました。 旅の疲れを癒すため 1階のお風呂へと向かい、
       ゆっくりと入浴。 一旦戻り、夕食のバイキングには早めに向かいました。 ここの売り
       のひとつに <アルコール類が自由に飲める> というのがあります。 お蔭でコーナーは
       大人気! お酒好きの父も大喜びで足を運び、たまにのことだから とは思いながらも
       身体のことを思ってみんながその都度 注意! 私はふたりの面倒を見なければなら
       ないので 気になってほどんど飲めませんでした。 部屋に戻ると 外は真っ暗。 見下
       ろせば 城 山(じょうやま) のすそ野を通る 修善寺道路 のラインが くっきり! その手前
       を たまに走る 駿豆線(伊豆箱根鉄道)の3両編成電車が またいい感 じ! 都会の夜
       には闇が少ないから このコントラストがたまらない! 次の日のことも考えて、この日
       は早めに休みました。
         ちなみに、修善寺道路 とは 伊豆市である修善寺から伊豆の国市の田京までを
         結ぶ 国道136号バイパス。 現在は 伊豆縦貫自動車道の一部 との位置付けな
         がら、将来的には 伊豆中央道と修善寺道路を経由せずに 東駿河湾環状道路
         と天城北道路を直接繋ぐルートが構想されているそうです。



翌日は 5時前に起きて 朝風呂に行きました。


この日は 薄っすらと 富士山が見えました。

体と比較 したら、食べた量はダントツ1位の Jrちゃん。 誰も敵
(かな)いませんでした。

昨日は行けなかったので 朝食後 お散歩がてらに お庭へ …。


〔 うんうん こんな感 じ! ........ だった ... んだよね!? 〕 自分を納得させたい思いも …

写真だと広そう に見えるけど、思い出の中ではもっと広かった! 

大人になったから 狭く感じるだけなのかしら!?

そもそも 〔 池なんてあったっけ? 〕   よく覚えていない!


この門を くぐってお庭 に入り、 戻りは <離れ>を回ってホテル正面へ抜けました。

       疑問や不明な点は多々あるけれど、自分自身の記憶も曖昧なものがあるから 何とも
       云えない。 当時 大人だった両親も ボケ気味だから 真実がわからない。 期待のほう
       が大きく膨らみ過ぎちゃった感は否めないし、経営が変わったことで雰囲気や設備など
       きっと昔とは変わってしまっているものも多いんだろうな と想像もできます。 少々曖昧
       ですっきりしない点は残ってしまうけれど、記憶に残る景色を眺められ お庭にも立てた
       ということで 想い出めぐりは完了 したということにしましょう。



9時にホテルを出発 し、タクシーで 葛城山 へ …。

ロープウエイで 山頂駅へ。

展望デッキからは 駿河湾
(淡島も)が望めましたが、富士山は時々薄っすら見える程度で した。

山頂展望コース
(中央・紫) を ゆっくりと散策。

短めの散策コースだったけど、ちょうどいい具合で楽しめました。

       みんなで一緒に乗ろうと思っていた ロープウエイ だったのに、母が乗り込んだ後
       父がもたつき、研修生だった係員の慣れていない対応も仇となって、サポートしよう
       と思っていた私さえ乗ることが出来ず 慌てました。 すぐに上に連絡が行き 何事も
       なく無事に降りられ、ホッ! 展望デッキから見えるはずの富士山は、目を凝らして
       時々やっと 薄っすらと見える程度。 けっきょくこの二日間 きれいな姿を見ることが
       出来なかったのは残念でした。 ここには散策コースが いくつかあり、我々は山頂
       展望コース
を選択。 休憩 した 山頂展望広場 近くには ここで鷹狩りを したという
       源頼朝公や 鎌倉時代からあるという霊験あらたかな百体地蔵尊があり、木で
       作られた展望台 には全員で上って 360度のパノラマ景観を楽しみました。 ちょっと
       濡れている草木を眺めながらの散策も またいい感 じ。 葛城神社にお参りし、富士
       山を模(かたど)った 花富士を眺め、今度は全員一緒のロープウエイ車両で下山
       できました。



ランチを食べに、 沼津港 へ タクシー移動。

ランチは けっきょく お寿司 になりました。

       沼津港 には食事処がたくさんあるため人も多く、そろそろランチに良い時間でもあり
       人が集まって来ていました。 お奨め店の情報を入手 していなかったので 両親を待
       たせて少し歩いてみたのだけれど 入りたいと思ったお店は暖簾が出ていなくて ...!
       時間の関係もあり けっきょく近場のお寿司屋さんに入りました。


二日目に用事が入っていたため 最初は日帰りでの参加を考えていた私でしたが、
年寄りふたりの面倒を見るのは大変なので
ギリギリ 翌日のランチまでは付き合う ということにしていました。
したがって、私の同一行動はここで終了! ひとりで帰途につきました。
近くのバス停から沼津に出て東海道本線に乗り、三島からは新幹線。
乗り換えが増えるほどに 各所で移動時間や待ち時間がかかり、
所要時間の3倍近くかかってしまいましたが、
ひとり旅気分を味わうつもりで行動。
他のメンバーたちは
干物センターでお土産を買ってから 御用邸 へ立ち寄り 帰宅 したそうでした。


二日にわたる 旅行。
脳を刺激 して 身体も動かして、
いい思い出になったのなら嬉しいわね~!


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   「花素材mayflower」 「素材屋小秋」 「花鳥風月」
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家族で集まる 【親子ミニ旅行】 (孫・ひ孫が同伴) その2

2015-10-18 | 孫・家族 に関するお話

ボケ予防と思い出作りのため 1泊旅行に出かけたこの日、
三島広小路でお昼を食べた午後からは、
伊豆箱根鉄道 駿豆線で 修善寺 へと向かいました。


下車後、まずは しいたけ狩り をしに しいたけの里 に行ってみることになりました。

えっ、この中で収穫するの!?」  想像とはまったく違っていました。


原木から生えている しいたけも小さくて、< これは!> と思うものが少なかった!


       電話予約 しタクシーで向かうと、着いたのは 倉庫のような建物の前。 しいたけの里 
       なんて名前だから当然 外での収穫かと思っていたら、案内されたのは その建物の中。
       勝手な想像ながら 〔 ちょっと薄暗いくらいの林の中なのかしら? 〕 なんて思っていた
       のでガッカリ!  料金は 1080円。 ザルをもらって300~350g分収穫することが出来
       ます。  しいたけは菌を植えると数日で生えてくるらしいので、きっと いくつか並んだ
       倉庫のようなこの建物を 順に移動 しながら < しいたけ狩り> をさせているのでしょう。
       雨の日ならともかく、出来れば外で体験 したかったし、欲を言うなら、傘の開きや厚み
       はこのくらいのままで もう少し大きいのも収穫 してみたかったな~!

       ちなみに、 しいたけの 栽培方法 には 2 種類あり、これは 原木栽培。 自然生育の
       広葉樹を切り出し、その原木に<菌>を植え付ける方法で、木の栄養分をじっくり吸収
       させ 無農薬の無肥料で育てるそうです。 もうひとつは 菌床栽培。 オガクズなどの
       木質基材に米糠などの栄養源と水を混ぜてブロック状に固めた人工の培地に<菌>を
       植え付ける方法です。  前者は しいたけ狩り では おなじみの光景。 後者は 安定
       供給が見込まれる方法と思われます。



修善寺に来たんだから 次は 修禅寺 へ。

お寺はこの上!  坂か階段、いずれかを上らないと行けません。 

六地蔵尊の近くにはヤギさんが、手水場 には口から湯を流す龍さんがいました。

十六羅漢が並ぶ
壇信徒会館」。

ひっそりと佇んで、心の目で 境内を見つめているような だるま石。

お参 りを済ませ、ひと休み。

       しいたけの里」 でタクシーを呼んでもらって 「修禅寺」 まで移動 しました。 
       「修禅寺」 の本堂までは上り。 山門を通る階段か脇の坂を上るしかありません。
       両親が左側の坂を選択 したので付いて行くと、上った先に <六地蔵尊>があり、すぐ
       横の囲いの中にはヤギさんが放たれていました。 階段を上りきった先にある手水場
       では龍の口から 飲むこともできる温泉が流れ出ており、本堂 向かって右の りっぱな
       松の下には だるま石 が鎮座。 目を瞑っているような 独特のお顔が印象的でした。
       由来など詳細はわからないそうですが、江戸時代に引き取られてここに置かれたとか。
       厄除けなのか開運なのか!? いずれにせよ <だるま>は禅宗の創始者である<達磨>
       の坐禅姿を真似て作られたと云われる縁起物。 境内を向き 心の目でそっと参拝客の
       幸せを祈ってくれているので しょう。 この頃の紅葉たちはまだ ほぼ緑。 そこに赤い
       竹コプター風の種が彩りを添えていました。



虎渓橋 を渡って、名所・史跡の 散策 コースへ。

目の前の赤い橋を渡って行くと、河原に独鈷(とっこ)の湯 が見えました。

地図を頼りに ゆっくりと歩いて行くと

途中から坂道や階段に…。  店頭に
[看板娘 (右)] が いる竹細工店がありました。

       門前から道の反対側の 虎渓橋(こけいばし) を渡って 温泉街方面へ。
       下を流れているのは桂川。 上流方向の河原に足湯で有名な 「独鈷(とっこ)の湯」 が
       見えました。 中伊豆きっての<温泉街>がある という 修善寺ですが、中心から南に
       外れているらしいこの道は意外なほど人が少ない!  坂道には風情がありました。
       曲がって続く階段の中ほどにある<修善寺彫り>のお店の店先には座布団に座る
       三毛猫がいて、触っていると 「呼ぶと返事するんだよ」 とご主人がわざわざ外へ!
       何度もかけ合いを見せてくれました。 看板娘より人懐こいご主人とモモ子ちゃんの
       コラボ。 いい関係なのが見てとれて 微笑ましく思えました。



「指月殿」 は 伊豆一古い木造建築。 中には風格のある [釈迦如来坐像] のお姿が …。

「源頼家の墓」 と 「十三枝の墓」、 山道をさらに上ると 義経の墓 があるとの看板がありました。

       階段を上り切った先には 指月堂。 <伊豆最古の木造建築物> の中には釈迦如来
       坐像
が祀られていて、台座に坐 し 右手に まだ蕾と思われる蓮華を持ったお姿が
       荘厳で美 しかった。  道の先には 源頼家の墓。  「これが征夷大将軍の墓石?」
       と思ったのは供養碑で、その後ろに隠れるようにひっそりと佇む小さなお墓はもっと
       意外に思えました。 その奥には 家臣十三士の墓。  元々は 御庵洞 にあったもの
       が 2004(H.16) 年の台風22号被害で移築 してきたという。 忠義を尽くした家臣たち
       が長い年月を経た後 再び 主君を守りつつ 傍らで眠ることができるようになった喜び
       はいかなるものか。  「指月殿」 の境内を歩いて知った 母、息子、家臣、それぞれ
       に思いを馳せながらのお参りとなりました。
       さらに、階段の先に 源義経おしゃぶりばあさんの像 があるという看板を見つけ
       すぐかと思って上ってみたのだけれど、途中からは道も悪くなり 前日の豪雨で滑り
       やすく、妹とふたり 何も告げずに来てしまったことも心配で断念。 半分以上は来た
       と思われ <おしゃぶりばあさん> というネーミングも大いに気になる部分ではありま
       したが、そこからの戻りが大変で、行かなくてよかったと思えました。



指月殿前の茶屋で ひと休み ... のはずが、長い休憩 になりました。
 

       <自家製のくずきり> という文字に惹かれて入った 指月堂前の 民芸茶屋 もとよし
       ご夫婦でやられているらしいこのお店で注文したのは くずきり2つ と みつまめ3つ。
       ところがこれが 出て来るまでに小一時間かかり、待ち疲れ! たまたまだったのか
       常になのかはわかりませんが、原因はたぶん 自家製 だという くずきり と推測。
       思わぬ時間の浪費 に、脳裏には <余裕がある時に入ったほうがいいお店> として
       インプットされました。



戻りながら 独鈷の湯へ …。
 

       趣きのある坂道を戻り 橋まで来たので 独鈷の湯 へ行ってみることにしました。
       足湯まで降りて行くと アジア系の団体さんが占領 していて 大はしゃぎ中! 自分達
       だけの時ならともかく、他人が来た時の心遣いのなさにはガッカリで、後からいらした
       ご夫婦共々 肩身の狭い思いのまま とりあえず体験だけして早々に引き上げました。
       近くにある 河原湯 も同じ! 彼らが引き上げたら静かになりました。



タクシーで 日枝神社 へ。


小さな神社と大木。 緑も多くて風情のある境内。 入り口のトタン張り塀が残念。

       日枝神社修禅寺 のすぐ隣にあるというのに、父がタクシーを頼んでいたので
       びっくり! 仕方ないので乗り込むと、歩く何倍もの大回りで さらにびっくり! 
       両側が建物と大木に囲まれた入口付近。 石の階段を上った先には小さな神社が
       ありました。 境内には 子宝の杉。 成長して合体した根元、2本に分かれた上部、
       その間を通ると子宝に恵まれるという言い伝えがあるようです。 反対側には天然
       記念物の 一位樫 もあり、緑豊かで落ち着きます。 ここはパワースポットになって
       いるようです。



この日の観光の最後は、 韮山反射炉

指月殿前の茶屋で ひと休み ... のはずが、長い休憩 になりました。

       移動手段などの問題を考えて 修善寺 にいる時にはまだ迷っていた 反射炉見学で
       したが、近年 暇で困っているというタクシー運転手さんに 「サービスするから ...!」
       と食い下がられたこともあって 日枝神社 に降りた時には行くことになっていました。
       結果、参拝中 タクシーは待機。 足の悪い父のことも考慮 して 「ゆっくり行って来て
       大丈夫ですからね!」 と声をかけてくれ、再び乗り込んだ車中では無類の話好きで
       あることが判明。 和やかな移動時間 となりました。
       今年 世界遺産 に正式登録されたとあって、急激に開発ムードが漂う 反射炉周辺。
       入ったあたりで集合写真をお願いしたらボランティアガイドさんで、「今から反射炉
       内の説明をするから聞いて!」 と誘(いざな)われました。 ところがこの方も無類の
       話好き。 話し出したら止まらなくて 30分程度のはずが かなり長くなりました。

       ちなみに、韮山反射炉 は 1922(T.11)年に 国の史跡に、2007(H.19)年には 近代
       化産業遺産に認定。 2009(H.21)年に ユネスコの世界遺産(文化遺産)暫定リスト
       に掲載された後、今年 「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」
       として正式登録されました。




まだ少々続く 1日目。
またしても長くなってきたため 後日に回すことにしました。
(つづく)



ゆっくりと歩き、休憩を交え、タクシーを利用して
出来るだけ楽に回れるようにしたため、
まだ余力が残っていそうなふたりでした。


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イラスト素材の一部は、下記を利用させていただいています。
   「イラストレイン」 「いらすとや」 「イラストAC (FreebieAC)」

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家族で集まる 【親子ミニ旅行】 (孫・ひ孫が同伴) その1

2015-10-06 | 孫・家族 に関するお話

ボケに待ったをかけるため、
そして 楽しい時間を過ごし 思い出をつくるため
昔 親子で行った 大仁 に行ってみることになりました。

       大人数で行きたい旅行も、
       なかなか皆が揃うのは難しいということがわかり、
       そんなことならば と 平日にすることにしました。


一番の目的は 大仁ホテル泊まる こと。
昔々、私も妹もまだ小さい頃に 家族4人で行った思い出のホテル。

       数年前に経営が変わったということで
       今は リーズナブルな料金で泊まれるらしいのですが
       当時はけっこう高級なホテルだったような ... !?
         ※ 元は「プリンスホテル」のフランチャイズとして 伊豆箱根鉄道・近江鉄道が
           経営 していたようですが、2004(H.16)年のグループ再編に伴うリストラ策
           により カラオケ店 「歌広場」 などを運営する (株)クリアックス/スタディー
           (東京)が買収。 現在 格安ホテルチェーン 「伊東園ホテルグループ」 と
           して運営 しているようです。

       私が覚えているのは
        ・ タクシーで 細い道をあがっていった 高台 にあったこと。
        ・ 一面 芝生のお庭 が広くてきれいだったこと。
        ・ そこに 黒っぽい犬 がいて 一緒に遊んだこと。
        ・ そこから見た 富士山がきれい だったこと。
       断片的な記憶しかないのだけれど、それは鮮明に覚えているのだから
       幼い頃の記憶というのは凄いと思います。



朝 8時に 新横浜駅 新幹線改札口で待ち合わせて、三島まで乗車。

       小田原、熱海、三島。  こだまで 37分 だから 近いもんです。
       ただ、三島には止まらないものも多いため 乗れる列車が限られるのが 難点!
       自由席に乗り込んだ時 空席はありましたが、ひとり掛けしている方が気を遣って
       移動 してくださったので まとまって座ることが出来ました。


あっという間 に 三島駅 到着。

駅前の 楽寿園 へ。
       駅を出て信号を渡ったら もう 目的地。
       ここは 国の 「天然記念物 及び 名勝」 に指定された 市立公園 なんだそうです。


信号の向こう側 に 「楽寿園」。 地味~な入口を入ってしばらく歩くと事務所がありました。
       ここは <駅前口> で <正門> は他にあり、<南門>(出口専用) もあるようでした。
       入園料は 15歳以上 300円。 ここには ベビーカーや車いすが用意されているというので
       足のおぼつかないおじいちゃんを車いすに乗せて散策することにしました。


「のりもの広場」 では 思いがけず [豆汽車] に乗ることになりました。
       本当は ジジババと Jrちゃんを乗せるつもりで買った切符 (100円) なのに、ふたりは
       「乗らない!」 と断固拒否! その上 切符売り場を教えてくれたお掃除のおばちゃん
       (だと思っていた人) が運転手さんで びっくり! さらには すでに待機中! 戸惑いと
       焦りの中 しかたがないので Jrちゃんと大人3人で乗りました。  〔 なに この展開!
       そんなことなら買わなかったのに! 〕 と思ったけど、乗ったら乗ったで意外と楽しい!
       1周が短いため2周 して、その間 広場の説明を してくれたり カピバラ小屋の上でしばし
       停めてくれたり … 女性ならではの細やかな対応が気に入りました。


「どうぶつ広場」 は小規模だけど、いろんな小動物が いました。
       レッサーパンダの ココロちゃんは ただただウロウロ。 リスザルさんには赤ちゃんが
       へばり付いていました。 カピバラの風(ふう)くん(5歳) と メイちゃん(6ヶ月) は もっさり。
       その顔と姿に癒され 鳴き声を真似ていたら、飼育員さんが 「風くんが甘えて鳴いてま
       すよ!」 と教えてくれました。 近寄って来た2匹に触ると、毛質の違いにびっくり!
       触られるのが気持ちよ過ぎて ずっと目を細め、やめると催促するのが可愛かったぁ。
       豆汽車線路内側 には 「ふれあい広場」 があり、ウサギ, モルモット, カモ など 触れ
       合える小動物が、 外側には アルパカ, ワラビー, マーラ, テグー, ニホンザル, セキ
       セイインコ などが、全部で 15~20種ほどがいるようでした。


あちらこちらに 秋の気配が感 じられました。
       前日の豪雨の影響で、まだ青い <クヌギの実> が 枝ごと落ちていました。
       それなのに、細い茎を持つ <彼岸花> がきれいに咲いているのが不思議な感 じ!
       コケたちの中にポツンと生えた <白いキノコ> も、無傷のようでした。
       点在する灯篭たちも濡れていて 落ち着いた雰囲気をかもし出していました。


小さな森を結ぶ 散策路。
       そこには いくつかの <池> があり、<瀬> がありました。
       豪雨の影響で 湧き水が出ていても濁っている池、透明度が戻っている池。
       その違いがどこにあるのか、とても興味をそそられました。
       <瀬> の 流れの違い、音の違い。 目と耳からの ダブル癒 しがたまらない。
       小浜池の中にある小島(みや島)からは シロサギの優美な姿も見受けられました。


小浜池から見た 楽寿館。 水面に映る緑も美しい!
       <池>なんだから水があるのは当然 と思いがちだけれど、富士山からの伏流水と湧水を
       水源とする小浜池 は、1962(S.37)年以前は常に水をたたえていたものの、梅雨を除く
       1年のほとんどの期間 水枯れし、溶岩の池底をさらした状態となっているんだそうです。
       枯渇(こかつ)原因は 環境の変化 (人口増加 ・工場増加 ・道路舗装 ・河川工事 ・田んぼ
       減少 ・山林伐採など)
。 水が湧くのは 例年 梅雨時から 11月頃まで。 富士山の積雪
       や台風、雨の多い梅雨などの影響で水位に変動があり、近年は6~7年に1度のペース
       で、満水 (150cm以上) になると言われているようですが 今年は水位が上がっている
       そうなので 満水に期待がもてそうな気も してきます。 ちなみに、この時は 135cm。
       前回の満水は 2011 (H.23) 年で 173cm だったそうです。


いこいの松、コケ、笹、梅花藻。 いろんな色の緑にも癒されます。
     ※ 三島梅花藻 … (ミシマバイカモ) は、楽寿園小浜池で 1930(S. 5)年に発見された
                 キンポウゲ科の多年草水中植物。 水中に沈んだ糸状の細い葉
                 から梅のような形の小さくて可憐な白い花を開く。 富士山の冷たい
                 きれいな湧水と日当たりを好み、一年中花を咲かせるそうです。


赤い橋の右後方には 楽寿館。 橋の下には カエルに見える大石 がありました。


退園前に 寿楽館見学を試みるも 断念。
       寿楽館見学は 1時間おきに1日6 回、係員の案内付きで行なわれているようでした。
       拝観料は1000円、所要時間は20~30分。 貴重な文化財は見てみたかったけれど、 
       人も多く、 幼児は入れない、足の悪い父、移動のバス時間 などを考慮し諦めました。

     ※ 楽寿館 … 明治維新で活躍された小松宮彰仁親王が 1890(M.23)年に別邸として
              建てられたもの。 江戸時代に完成した数奇屋造りの様式を備え、京風
              建築のすぐれた手法を現在に伝える明治期の代表的な建造物で、庭園
              と一体化するように構成されていて、館内には帝室技芸員 (人間国宝に
              あたる)
をはじめ、明治時代を代表する日本画家たちによる 210面に及ぶ
              襖絵 ・杉板戸絵 ・天井画等がほどこされている 静岡県指定の文化財。
              なお 寿楽園は、1952 (S.27)年より市立公園として三島市が管理運営。
              1954 (S.29)年には、富士山の雪解け水が湧き出す園内の景観と 自然林
              からなる庭園が 国の天然記念物 および 歴史公園100選 に選定。
              2012 (H.24)年には 「伊豆半島ジオパーク」のジオサイト にも認定。


JR三島駅のすぐ南。 いくつかの森が点在する 広さ約75,474㎡の自然豊かな公園。

駅前口から入り 正門から出て、道路反対側のバス停で 次の目的地へ向かう バス待ち。
       富士山の溶岩には無数の穴が空いていて、そこから樹木やコケが生えていました。
       湧き水によって 森も潤い、そこに虫が増えれば鳥たちもやって来るようになる。
       この時は想像もつかなかったけれど、水が枯れさえしなければ、きっと魚も住み着く
       ことでしょう。 それがちょっぴり残念な気分。 (鯉のいる池は 1か所あったけど ... )
         〔 何がいるんでるんだろう!? 〕 って覗くのも楽しみのひとつですもんね~!
       でも、緑と水はやっぱり 憩いとくつろぎには最適。 癒し効果は抜群でした。
       また、車いすの貸出し。 とても助かりました。 ありがとうございました。
       秋が深まれば ...、また春も ...? さらにきれいな景色が見られそうです。

          ※ ちなみに、
            開園時間 ……  4月~10月 9時00分~17時00分(最終入園16時30分)
                      11月~ 3月  9時00分~16時30分(最終入園16時00分)
            休園日 ……… 毎週月曜日(月曜が祝日や振替休日の場合はその翌日)
                      年末年始(12月27日~ 1月 2日)。 他に 臨時開園日あり。


お昼を食べに 桜家 へ。

三島広小路駅近くにある 老舗うなぎ店 には待っている人の姿が …。
       バスでの移動に疑問はなかったけれど、後で地図を見たら 歩いても行けそうな距離
       を大回 りしていて びっくり!  (三島駅を中心とした循環バス、東回り。)
       駅前でバスを降りると 徐々に いい匂いが漂い始め、近づくにつれて強くなりました。
       お店の前には人が並んでいたけれど、予約 してあったお蔭で 待ち時間ゼロ! すぐ
       に入店できて楽でした。 このお店、日によっては警備員さんが出るほどだというから、
       この日はまだ空いていたのでしょう!


ウナギの骨うな重も 美味 しくいただきました。
       席に着いてからの待ち時間は長かったけれど、平日のため ホットペッパークーポン
       で うなぎの骨の唐揚げ のサービスが受けられ、軽く揚がった骨とビールの相性の
       良さに、しばし時間を忘れることが出来ました。 富士の雪解け水で締め 備長炭で
       焼いて秘伝のタレを付けたうなぎは ふっわふわでした。

                             (うなぎ重箱 2枚 3750円。お吸い物 ・漬物付き)

三島広小路駅から 修善寺へ向けて 出発!
       駿豆(すんず)線 は 静岡県三島市の三島駅から伊豆市の修善寺駅までを結ぶ伊豆
       箱根鉄道。 全線を単線で運行 しています。 <単線>なんていうと 古い車両を想像
       しちゃうけど、きれいな電車でした。
(ちなみに、これは 3000系)



まだ 1日目は続くけれど、
毎度毎度 作成中にどんどん長くなっていくのが このブログの悪いところ!
このままではいつ投稿できるのかもわからず 見難くもなってくるので
ここで一旦切ることにしました。
(つづく)



きれいな景色を見て、美味しい空気を吸ったあと 栄養補給。
まだ余裕のありそうなふたりです。
今回は車いすがあって助かりました。


                                     お読みいただきましてありがとうございます。
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   「素材屋じゅん」 「photolibrary」 「イラストポップ」
   「イラストAC (FreebieAC)」

コメント (2)
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