今回も ほんのちょっと したことながら 引っ掛かりを感 じてしまった出来事がありました。
それは 友人と会うため いつもとは違う電車に乗った時のこと。
始発駅から乗車すると 車内にはもうすでに空席はなく、
つり革の半分以上が埋まっている
と思うくらいの乗車率 となっていました。
私のすぐ後に 障害をもたれているらしい30代後半?くらいの男性が乗っていらして
入り口付近に立たれていたようでした。
(この時は気づいていなかったので こんな表現になりました。)
すると それを見つけた かなり 高齢な女性 が 立ち上がり、
わざわざその男性のところへ行って ポンポンと軽く肩のあたりを叩きながら
自分が座っていた場所を指 して 「こっちに来て座らない?」 と 席を譲ってくれようと したんです。
でもその男性は 別にありがたそうでもなく なにかボソボソと理由を言って断っていました。
この時 私は
〔 しっかり聞いていたわけじゃないけど あまり好感のもてる感 じではなかったなぁ! 〕
〔 こんな風にしてくれた人に お礼も言わなかったし …! 〕 と
すでにちょっと違和感を覚えていました。
すると それらのやりとりには気づかなかったのか
最初に声をかけてくれた女性とは 入り口を隔てて反対側 に座っていらした
こちらも だいぶ 高齢な女性 が立ちあがって 同じ男性に
「ここに座っていいわよ。」 と声をかけてくださったんです。
もちろん その男性は断っていたんですが、
なんだかやっぱり つっけんどん な感 じだったものだから
違和感が膨らんでしまって
〔 声をかけられて迷惑なの? そうだったとしても その態度はないんじゃない!? 〕 と
嫌な気分になりました。
その男性を改めて眺めてみたけれど 後ろからではよくわからない。
もしかしたら目が悪いのでしょうか?
白くはないけれど杖を持っていらしたのは気になりましたが
二人の高齢女性 が 自分は立ってでも座らせてあげようと思った くらいなので
なにかわかるようなことはあったのだろうとは推測できました。
座るか座らないかはご本人が決めていいことではありますし、
立っていた方が楽な場合もあります。
すぐに降りるから その場から移動 したり 立ったり座ったりをするほうが大変
なんてこともあるでしょう。
だからお断りするのはまったく問題ないとは思います。
だけど あれだけ高齢の方 が声をかけてくださったんですもの
〔 大人なら 「ありがとうございます」 のひと言 くらい あって然りなん じゃないの!? 〕
私にはそう思えました。
もし目が悪くて見えなかったとしても、
お年寄りの しゃがれた声を聞けば 大まかな見当 くらいは つくで しょうに …。
なにか障害をお持ちらしい その若めの男性の、
ちょっと残念な態度 には すっきりしないものを感 じながら、
周りにはもっと若い方たちがたくさん座っていらしたのに
立ってまで声をかけてくださった ご高齢な二人の女性 には
〔 素敵! 〕
〔 いつでも、いつまでも、さりげなく こんなことの出来る人でいたいわね! 〕
〔 嫌だなと思ったことより 良いことのほうを記憶に残 したいわよね! 〕 と
最後にはそう思えました。
こういうことは歳には関係なくて
けっきょくは 人柄の問題 ってことになるんでしょうね。
お年寄りでもカッコよく見えましたよ!
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