7つくらい前の投稿分より さらに前から書き始めていたこの記文は
もう1ヵ月半くらい前のお話 ということになってしまっていました。
私が遅いのは確かだけれど 時の流れが速すぎます。
それでもこの亀ブログなら まだまだ投稿範囲内!
とはいえ 青息吐息で坂を上がってきたような ゼーゼー気分で
やるせなやー!
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庭で作業を していると 変な生き物を発見することがあります。
この日は ミミズ のような、
けれども 黄色い 、
変な生き物を見つけました。
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黄色 というのは やはり目立つ色です。
普通は 敵に食べられないよう 目立たない色を していることが多い。
それなのに こんな派手な色を してる ってことは 食べられない自信がある?
つまり 毒 を持っている ってこと?
自分が餌を狙う時にだって この色は不利に思えます。
それに、ミミズ にしては 細くて長い。
その長さゆえ シャベルで持ち上げた時 結ばれてしまうほどに …!
〔 自然界ではこんなこと 始終あるんでしょうね~! 〕
〔 彼らにとっては想定内のことだから 心配することなんてないのよね!? 〕
そう思いながら見ていたら
グニュ――― ッ。
スローモーションのように動くうち スーッ とほどけてしまいました。
「凄 ― い!」
〔 ん!? それなら 巻き付けたら どうなるんだろう!? 〕
変な興味が湧いて 試 してみたくなり、
「ごめんね~!」 なんて言いながら
傷つけないよう そっとシャベルに巻いて地面に置いてみました。
すると、頭としっぽが違う動きを して ちょっと反対方向に動き、
「それじゃぁ 締まっちゃうよー!」 との心配をよそに
ゆっくりながら みごとに 解いてしまいました。
「やっぱり凄いねー!」
あちらにしてみたら オチャノコサイサイ!
「誉められるようなことはしてないわ!」 ってなもんなんでしょうが、
こっちは感動の拍手!
〔 そんな相違が生じることも あるわよね! 〕 なんて思いながら …。
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胴体 は 丸い というよりは <きしめん> のように 平たっぽい。
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進んで行く方向をよく見たら イチョウ のような形を した顔 がありました。
背中 側は 色見本でいうところの ゴールド色 に 茶色3本の縦縞 が あり、
お腹 側は 少し薄め で、薄茶色の2本のライン が走り、
その内側 は さらに白っぽい色 になっていました。
"危険" と認識すると、<ヌタウナギ> みたいに 粘液 を出す。
シャベルに乗せて そーっと伸ばしてみた 長さ は なんと 60cm もありました。
見れば見るほど 奇妙な生き物です。
〔 これはいったい何? 〕
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〔 どう してそんな色を しているの? 〕
〔 その色であるメリットはあるの? 〕
〔 こんなに目立つ色でいいのは 毒があるから? 〕
〔 この長さは通常範囲? 〕
次々に疑問が生まれて来ました。
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健康的な ミミズさんがたくさん出てきます。
ほじくり出されると 元気に暴れ回る 丸々と太った ミミズさん達。
この子たちがいてくれるお蔭で 良い土になり、良い土だから 彼らも肥える。
相乗効果のいい例です。
しかし そんな ミミズさん達の中にも こんなに長いものはいない。
こんな形状のものは 見たことがありません。
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調べたら この子は
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オオミスジコウガイビル だということがわかりました。
門 : 扁形動物門
綱 : ウズムシ綱 (渦虫綱)
目 : ウズムシ目 (三岐腸目)
亜目 : コウガイビル亜目 (陸生三岐腸亜目)
科 : コウガイビル科
属 : コウガイビル属
種 : オオミスジコウガイビル
オオミスジコウガイビル は、コウガイビル の一種で
1960年代末あたりから東京周辺など 都会で目撃され始めた
本来 日本にはいないはずの 外来種 なんだそうです。
オオミスジ とは、
大型で 背中に三つの筋 がある コウガイビル っでいう意味なのだと推測できます。
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コウガイビル の コウガイ という言葉は
昔 女性が髪を結う時に使用した 笄 (こうがい) に由来 しているのだそうです。
頭の形が 確かに そっくりなので これは非常に納得できました。
しかし ビル という言葉のほうは、
環形動物の 蛭 (ヒル) のことではないそうで、
プラナリア の一種 であるらしいことがわかりました。 (英名:Land Planaria)
〔 それなら ビル って どこからきた言葉なんだろう? 〕
(疑問な点は わかった時に書き足すことにします。)
プラナリア は、再生 でお馴染みの生物。
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プラナリア の語源は、「平たい面」を意味するラテン語に由来 しているそうで、
確かに 頭部の形も 平たさも似ていて、この子たちもまた 切られても切られても
頭と尻尾が生えてきて再生するらしいことから、こちらも納得できる気が しました。
また、<扁形動物門渦虫綱> に属するものは、ほとんどが 海水か淡水に生息 していて、
陸上生活のものはこの仲間以外にはほとんどいないということも判明 しました。
陸には棲んでいるものの、ミミズやナメクジより さらに 乾燥には弱いと云われ、
普段は湿った土壌や石の下、朽ち木の中などに潜んでいて、夜間に湿った所を徘徊 し、
ミミズ、ナメクジ、カタツムリなどに巻き付いて捕食する。
腹面にある肛門と兼用の口から吻を伸ばして体液を吸い取る姿は かなりエグイそうです。
体長は 50cm から1m 以上あるものまでいるそうですが、
幅が 1cm を越えるものはおらず、厚みは 数mm と 平たく細長い体を している。
背面は淡黄褐色で、縦に細く3本の線があり、腹面には2本の縦線があるというのが基本形。
毒はないそうです。
雌雄同体とされ、扇形の頭部には肉眼で見えない眼点が多数存在する。
腹足の筋肉を波打たせることにより這う ナメクジやカタツムリと違い、
粘液を分泌させ、腹部に生えている繊毛を動かすという方法で這い、
その強い粘液力を利用して 高所から降下するものがいるほどだというから凄い!
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完全に怒らせちゃったみたいで 強力なぬめりを有する粘液を出し始めちゃいました!
可哀想なので 裏返 したバケツの近くに置いてみたら
迷うことなく最短距離で そちらに逃げて行きました。
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バケツの下に逃げ込んで行きました。
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しばらく後にバケツを退けると 〔 あれっ、いない! 〕 よく見たら こんな所に …
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ちょっとした隙間 に潜り込んで、上手に隠れていました。
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乾燥に弱いということなので この季節は辛そう!
湿った所を見つけて 元気でいてほしいものです。
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自然界には奇妙な生物がいっぱいいるわね~!
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