いつまでも 暑く、
挨拶は 毎日 「暑いですね!」 で始まっていた。
それでも 今年は 自宅近くで あまり せみしぐれ を 聞かず、
「おやっ!?」 と思ったのは 8月も後半になってからだったように思う。
暑すぎて、せみ君たちも 熱中症にならないよう 集会を控え、体力温存に努めていたのでしょうか!?
砂漠にいるように、干からびそうでした!
それが、
前回の 台風の影響 で 急に 肌寒くなり、
吹く風は 秋、 空の色も いつしか 秋、
虫の音 も とても賑やかになりました!
長く暑かった日々で したが、 終わらない夏は ない!
過ぎてみれば 早いものです!
(昨夜から、また台風の影響 で 大雨 になりましたが、
今朝は 強風 に 変わり、現在は その 風 も 治まりつつあり、
物陰に隠れた 一部の虫たちの声が 聞こえるようになってきました。)
今、虫たち は 夜はもちろん、昼間でも ずっと鳴いています!
そこに 日中 時々 せみ君も 参加!
癒 しの演奏会は 昼の部 と 夜の部。
ほとんどは 同 じメンバーで行われているものと思われますが、
昼の部は 日によって 賑やかだったり 地味だったり …
夜 とでは やっぱり <趣> から して 違うように思えます。
チケットがあったら、夜のほうが 絶対 高そうですもんね!
夜になると、きっと フルメンバーが終結! 豪華演奏会になるからで しょう!
連続演奏で 疲れないのかしら!? 「僕は ちょっと休憩中!」
それとも 私と同様 音楽好きなのかしら!?
<本番> と <練習時間> があるのかな!?
涼 しくなってきちゃったけれど、せみ君も 頑張ってね~!
動物たちと同 じように、虫君たちも 鳴き分け をするといいます。
鳴き分け とは、<状況に応 じて 違った鳴きかたをする> ということ。
<呼び鳴き><口説き鳴き><脅し鳴き>!?
・呼び鳴き … 高らかに歌うように鳴いて 自分の居場所を知らせ、仲間を呼ぶ 鳴きかたで、
コオロギ類が夜鳴く時は ほとんどこの鳴き方なんだそうです。
・口説き鳴き … 弱々しく、強弱が不安定な 鳴きかたで、
身近に相手を確認 した時の鳴きかただそうです。
・脅 し鳴き … ごき短く、張り上げたように強くアピールする 鳴きかたで
けんかの時などには お互いに それで相手を威嚇 し合うようです。
他にも
長鳴き、切り鳴き、遅れ鳴き、乱れ鳴き など、
虫の種類、時期、気温、時間、地域 によっても 鳴きかたの違いがあるようです。
これが 時によって、 <本番> になり、 <練習時間> にも なるのかも、しれませんね。
実際には <鳴いている> ってわけではないのだけれど、こういう 言い回 し も 日本ならでは のもの!
名演奏者(虫)は
チョンチョン いっているのや チッチッ いっているのや
リリリリリ、 リーリー、 リーリ リーリ、 ピッピッ、 ビビッ ビビッ、 チュンチュン、 チュルチュル、 シャッシャッ、
ジッジッ、 ジージー、 ジージ ジージ …
なんだか いっぱいいて、鳴き分け しているようなのも わかるんですが、
文字では うまく表現できない気が します。
いっぱいの中に、 ジージ は いても バーバ は いない … って ちょっと くだらなかったかな~!?
でも、演奏者(虫)の多く は オスで、 左右対称ではない前翅(まえばね)を こすり合わせて 音を出 し、
メスを呼ぶ ということだから …、 まんざら間違いでも ない ってことに ならないかしら!?
本当は 誰が演奏 してくれているのか 見学 したいところなんですが、
実は私、 カエル や かなへび、とかげ なんかは 平気 なのに
<昆虫> は けっこう 苦手!
昔、家の中に カマドウマ が入って来て
飛びつかれたのが トラウマになっている!
カマキリ に至っては
小学校の教室で 孵化 した幼虫が 頭からポタポタと落ちて来たこと、
公園で男の子たちが 戦わせるための強いカマキリを集めていて、
そのうちの一匹が飛んで来て 身体に停まったことが
今 思い出 しても身震いするほどの 恐怖体験 となっていて、
差別するのは悪いけれど、ゴキブリ同様 どう しても 好きには なれないんです!
だから、どんな虫が 鳴いているのか、実際に 観察や確認することが できない~!
でもでも、
『 虫の声 』 という歌がありましたよね。 あれが ちょっとは参考になりそうです。
1. あれ松虫 が 鳴いている 2. きりきりきりきり きりぎりす
ちんちろちんちろ ちんちろりん がちゃがちゃがちゃがちゃ くつわ虫
あれ鈴虫 も 鳴き出した あとから 馬おい おいついて
りんりんりんりん りいんりん ちょんちょんちょんちょん すいっちょん
秋の夜長を 鳴き通す 秋の夜長を 鳴き通す
ああおも しろい 虫のこえ ああおも しろい 虫のこえ
これで 5匹分は わかります!
※ 1910(M43)年 《尋常小学校読本唱歌》
<きりぎりす>の部分は、1932(S7)年の『新訂尋常小学唱歌』 で <こおろぎや>と改訂。
なお、1903(M36)年発行 《少年唱歌 初編》 の中に、 『虫の楽隊』 というのも あるそうですが、
こちらは聞いたことがありませんでした。
虫の音は 聞きようによっては いろんな風に聞こえるので 表現するのは 非常に難 しい!
きりきり鳴くのは カマドコオロギ だといわれているようです。
ちょっと お話が逸れますが、
仔猫のルビちゃんが落とした餌を せっせと運ぶ ありさんたち! ―_―_ _―___
あの小さな体で 丸々一粒の餌を運んでいる力持ちさんも、
我が家の庭の障害物(落ち葉)の多さには かなり苦戦 していることも多く、
葉っぱの上に登ってから 引き上げたり、応援が来たり …
それでも 諦めることなく運んで行くのは さすがです。
巣はどこにあるんだろうと思って しばらく見ていましたが、時間が掛かり過ぎて断念!
ちょっと小さく砕いた餌を置いておいてあげると
ちっちゃなありさん までが どこからともなくやって来て 何処へともなく 運んでゆく!
餌は、 その一粒は、 大きな食料源となることでしょう。
命が尽きてしまった せみ君も 運ばれて行きました。
ちょっと可哀相な気がするけれど、召されたあとに 誰かの役に立つなら いいよね!
働き者の ありさんを見ていると思い出すのは =======
イソップ童話の 『 あり と きりぎりす 』 のお話。
元は <きりぎりす> ではなく <せみ> だったものが、馴染みがない昆虫だった国もあったことから、
伝わる途中の翻訳過程で、題名も内容も 改編されていったようです。
夏のうちから、ありさんは コツコツ コツコツ、セッセ セッセ と 食料集め!
冬に向けての準備は <備えあれば 憂いなし!> ですもんね。 頑張って~!
そういえば 昔、
「寒い冬がやって来るから 早く冬の支度を しておきなさい。」 と鳴く 秋の虫
の話を聞いたことがあったな~ と思い出 しました。
それが 「肩刺せ 裾刺せ 綴れ刺せ」
(かたさせ すそさせ つづれさせ)
これは コオロギの声 を指 して言われる言葉ですが、
コオロギの声がそう聞こえたという意味ではなく、
《 コオロギが鳴き出すと 秋になった証拠。
そろそろ寒くなるから その前に
傷んだ着物の ほころびを直 して 冬の準備を済ませておいたほうが いいですよ! 》
という <教訓> のようなもの のようです。
日本人の感性は 凄いですね!
なお、コオロギ には、エンマ、オカメ、ミツカド、カマド、ツヅレサセ などの種類があるそうです。
日本人がもっている こういった 繊細なものの捉えかた は
外国人には考えられないもの も 多い と思われます。
虫の音、小鳥のさえずり、川のせせらぎ、波の音、静かな雨音 & 雨だれの音 … など 自然が生む音。
また、風鈴の音色、鹿威 し(ししおどし)、蒸気機関車の走る音 & 汽笛、柱時計、お寺の鐘の音 …
これらの音が 欧米人 には 雑音 と して聞こえ、
日本人 には 癒 し となって 心にまで届 く!?!
脳の働きが違うといわれても ピンとこないけれど、
それらが感性の違いになっているようです。
左脳 は 言語脳 といい、言葉や計算などの 知的作業 を 分担 し、
右脳 は 音楽脳 といって、非言語音 を 感覚的 に とらえるのに優れている。
西欧人は虫や動物の声を音楽脳で処理するため、
言葉のように意味のあるものとしては受け取らない。
日本人が 言語脳で聴いているのは、
日本語は母音で言葉を形成する部分が大きく、
虫や動物の声は、その母音に非常に似ていることからのようです。
自然音や日本の伝統的な楽器 (三味線や尺八、笛、琵琶など) も、
日本人は言語脳で聞いているら しい。
しかし 西洋楽器 (ギター、バイオリン、ピアノなど) は、
日本人でも音楽脳で処理 しているというから 複雑!
こういう 特殊にそなわった能力 は 大事にしたいものだと思うんですが、
最近の子どもたちは 電子音が耳に馴染んでいるいるため
趣のある自然音 を うるさい と感 じるようになってきつつある とか!
そんな もったいないこと … !!!
そんなところまで 欧米化 しないで、
<情緒 を感 じる心> など、日本の良い部分は しっかりと受け継いでいってほしいものです。
物事を心に深く感 じ取り、受け止めて 想い、考えることの出来る能力! 素敵ですよね!
感受性は 強い人や弱い人がいるのはわかりますが、やっぱり 豊かなほうがいいですよね!
虫の音は 9月22日、 <中秋の名月 コンサート> も なかなかのものでした。
夜には雨が降るというので心配 しましたが、きれいなお月さまが見れました。 虫たちも元気!
満月を見ながら 虫の音に聴き入る なんて 風流~! ちょっと した 心の贅沢 ですよね。
次の日は 大雨! 小さな虫さんたち、濡れないで過ごせていたんで しょうか!?
安住の地があったのなら、ゆっくり休めたかしら!? それとも 退屈 だったかな!?
私の耳は まだ ちゃんと 日本人 のようだから、
今夜も 無料コンサートで 思い切り 癒されたいと思います。
欧米にも 虫のお話はあるというのに、 こういう 情緒 まではわからないら しいと聞いて
勿体ないな~ と思うばかり! 日本人で良かった~!
ついでの お話!
ちょっと面白かったのは、
<どんな虫が どんな鳴きかたをするのか?> と思い 調べて聞いていたら、
コオロギの時には大丈夫だったのに、マツムシ の鳴き声が聞こえると、
ほとんどの虫たちが黙ってしまうこと!
マツムシ君は 音が高いから 負けた~と思うのか、 注目 しているのか!?
テレビの音 や 音楽 には 反応 しないのに、
直翅目(バッタ目)に分類される 仲間同士 だと やっぱり気になるのでしょうか!?
高音は通るから 聞こえ過ぎた というだけなのかも しれませんが、聞いてみるわけにも いかない!
歌仲間でも いろいろあるようだから、同 じように いろんな想いがあるのかも しれませんね!
秋の夜長の楽しみ は、 やっぱり 無料コンサート よね~!
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
静かに、ほのぼのと 秋を楽 しみましょう … ということで
1948(昭和23)年 発売?、
大橋節夫とハニー・アイランダース さん の 『幸せはここに』
(作詞 ・ 作曲 = 大橋節夫 さん)
「秋の夜は更けて すだく虫の音に 疲れた心いやす 吾が家の窓辺」
「星の瞬(まばた)きは 心の安らぎ 明日の夢を運ぶ やさし君が笑み」
「静かに静かに 街の灯も消えた 遠い空見てごらん 明日の夢がある」
虫の音で心が癒され、 星の煌めきで心が安らぎ、 君の微笑が 明日の夢を運ぶ。
物がなく 貧 しかった この時代に、 「そんな中にだって 小さな幸せは あるんだよ!」
「生きていられれば 夢だって持つことが出来るんだよ!」
そんな想いで作られた曲なので しょうね。
ほんの小さなこと から だって 幸せを感 じることは 出来る。
何を幸せと感 じるか は、<心> の 向けかた次第!
そんな思いは、60年以上経った今でも、 まったく同 じだと思います。
(※ 詞の内容から、その時感じたままを 書いています。)
古い歌です。
<すだく> とは、<集く> と書き、虫などが集まって賑やかに鳴くこと。 群がること。
漢字を見れば わかりますが、今は あまり使わない言葉ですよね。
スチールギター奏者で 日本のハワイアン音楽の草分けといわれた 大橋さんは
<オッパチさん> という愛称で呼ばれていたようです。
ハニーアイランダース結成 は、1948(昭和23)年。
この曲の大ヒットにより、日本にハワイアンブームを もたら したといわれる
ハワイアン界の大御所です。
<ハワイアン> といえば 南国の音楽だから、
夏の曲 というイメージ しかないような気が していましたが、
日本で作られたから 秋があってもいいわけで、
この曲が 秋の雰囲気が織り込まれた歌 だったことを
ブログを書きながら 再認識 させていただいた感 じとなりました。
夏の 強い陽射 し、明るい雰囲気の <陽> なイメージ とは違って
和らいだ陽射 し、何かが生まれる <稔> のような 癒 し系!
秋といえば 少 し肌寒く、物悲 しく、 物思う季節 のような雰囲気が ありますが、
この曲からは 物憂い感 じは 伝わってきません。
大橋さんは、加山雄三さんの 『お嫁においで』 (1966(S41)年発売) の編曲を手がけ、
このメンバーで演奏も していらっしゃいます。
1995(平成7)年、勲四等瑞宝章 受章。
※ 瑞宝章は、1888(明治21)年に、勲一等から勲八等までの普通勲章として制定されたもの。
2000(平成12)年、第42回 日本レコード大賞 功労賞 受賞。
残念ながら、2006(平成18)年6月に、呼吸不全のため 81歳で他界 してしまわれましたが、
9月に、「幸せはここに 音楽生活50周年記念(限定盤)」 が発売されています。
今は息子の一夫さんが <大橋節夫 Jr.> として お父さんの音楽と甘い歌声を引き継いでいらっしゃる
ようですが、 さすがに親子、声は そっくりだそうです。
生きていられたことだって 幸せ!
<普段のちょっとした出来事からも 幸せを感 じ取れる幸せ!>
幸せって そんなものなんじゃないのかな~ って 思わせてくれそうな、
こんな優 しい歌は いいですね。
ハワイアンといえば スチールギター。
あの音色も たまりません!
<虫の音> も <スチールギター> も、 あの ゆらぎ音 が たまらないのよね~!
目を閉じて聴くと なお 心に 響くわね!
イラスト素材の一部は、下記を利用させていただいています。
「イラスト工房」 「カットPRO」 「次の日ケロリ」 「イラスト市場」
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挨拶は 毎日 「暑いですね!」 で始まっていた。
それでも 今年は 自宅近くで あまり せみしぐれ を 聞かず、
「おやっ!?」 と思ったのは 8月も後半になってからだったように思う。
暑すぎて、せみ君たちも 熱中症にならないよう 集会を控え、体力温存に努めていたのでしょうか!?
砂漠にいるように、干からびそうでした!
それが、
前回の 台風の影響 で 急に 肌寒くなり、
吹く風は 秋、 空の色も いつしか 秋、
虫の音 も とても賑やかになりました!
長く暑かった日々で したが、 終わらない夏は ない!
過ぎてみれば 早いものです!
(昨夜から、また台風の影響 で 大雨 になりましたが、
今朝は 強風 に 変わり、現在は その 風 も 治まりつつあり、
物陰に隠れた 一部の虫たちの声が 聞こえるようになってきました。)
今、虫たち は 夜はもちろん、昼間でも ずっと鳴いています!
そこに 日中 時々 せみ君も 参加!
癒 しの演奏会は 昼の部 と 夜の部。
ほとんどは 同 じメンバーで行われているものと思われますが、
昼の部は 日によって 賑やかだったり 地味だったり …
夜 とでは やっぱり <趣> から して 違うように思えます。
チケットがあったら、夜のほうが 絶対 高そうですもんね!
夜になると、きっと フルメンバーが終結! 豪華演奏会になるからで しょう!
連続演奏で 疲れないのかしら!? 「僕は ちょっと休憩中!」
それとも 私と同様 音楽好きなのかしら!?
<本番> と <練習時間> があるのかな!?
涼 しくなってきちゃったけれど、せみ君も 頑張ってね~!
動物たちと同 じように、虫君たちも 鳴き分け をするといいます。
鳴き分け とは、<状況に応 じて 違った鳴きかたをする> ということ。
<呼び鳴き><口説き鳴き><脅し鳴き>!?
・呼び鳴き … 高らかに歌うように鳴いて 自分の居場所を知らせ、仲間を呼ぶ 鳴きかたで、
コオロギ類が夜鳴く時は ほとんどこの鳴き方なんだそうです。
・口説き鳴き … 弱々しく、強弱が不安定な 鳴きかたで、
身近に相手を確認 した時の鳴きかただそうです。
・脅 し鳴き … ごき短く、張り上げたように強くアピールする 鳴きかたで
けんかの時などには お互いに それで相手を威嚇 し合うようです。
他にも
長鳴き、切り鳴き、遅れ鳴き、乱れ鳴き など、
虫の種類、時期、気温、時間、地域 によっても 鳴きかたの違いがあるようです。
これが 時によって、 <本番> になり、 <練習時間> にも なるのかも、しれませんね。
実際には <鳴いている> ってわけではないのだけれど、こういう 言い回 し も 日本ならでは のもの!
名演奏者(虫)は
チョンチョン いっているのや チッチッ いっているのや
リリリリリ、 リーリー、 リーリ リーリ、 ピッピッ、 ビビッ ビビッ、 チュンチュン、 チュルチュル、 シャッシャッ、
ジッジッ、 ジージー、 ジージ ジージ …
なんだか いっぱいいて、鳴き分け しているようなのも わかるんですが、
文字では うまく表現できない気が します。
いっぱいの中に、 ジージ は いても バーバ は いない … って ちょっと くだらなかったかな~!?
でも、演奏者(虫)の多く は オスで、 左右対称ではない前翅(まえばね)を こすり合わせて 音を出 し、
メスを呼ぶ ということだから …、 まんざら間違いでも ない ってことに ならないかしら!?
本当は 誰が演奏 してくれているのか 見学 したいところなんですが、
実は私、 カエル や かなへび、とかげ なんかは 平気 なのに
<昆虫> は けっこう 苦手!
昔、家の中に カマドウマ が入って来て
飛びつかれたのが トラウマになっている!
カマキリ に至っては
小学校の教室で 孵化 した幼虫が 頭からポタポタと落ちて来たこと、
公園で男の子たちが 戦わせるための強いカマキリを集めていて、
そのうちの一匹が飛んで来て 身体に停まったことが
今 思い出 しても身震いするほどの 恐怖体験 となっていて、
差別するのは悪いけれど、ゴキブリ同様 どう しても 好きには なれないんです!
だから、どんな虫が 鳴いているのか、実際に 観察や確認することが できない~!
でもでも、
『 虫の声 』 という歌がありましたよね。 あれが ちょっとは参考になりそうです。
1. あれ松虫 が 鳴いている 2. きりきりきりきり きりぎりす
ちんちろちんちろ ちんちろりん がちゃがちゃがちゃがちゃ くつわ虫
あれ鈴虫 も 鳴き出した あとから 馬おい おいついて
りんりんりんりん りいんりん ちょんちょんちょんちょん すいっちょん
秋の夜長を 鳴き通す 秋の夜長を 鳴き通す
ああおも しろい 虫のこえ ああおも しろい 虫のこえ
これで 5匹分は わかります!
※ 1910(M43)年 《尋常小学校読本唱歌》
<きりぎりす>の部分は、1932(S7)年の『新訂尋常小学唱歌』 で <こおろぎや>と改訂。
なお、1903(M36)年発行 《少年唱歌 初編》 の中に、 『虫の楽隊』 というのも あるそうですが、
こちらは聞いたことがありませんでした。
虫の音は 聞きようによっては いろんな風に聞こえるので 表現するのは 非常に難 しい!
きりきり鳴くのは カマドコオロギ だといわれているようです。
ちょっと お話が逸れますが、
仔猫のルビちゃんが落とした餌を せっせと運ぶ ありさんたち! ―_―_ _―___
あの小さな体で 丸々一粒の餌を運んでいる力持ちさんも、
我が家の庭の障害物(落ち葉)の多さには かなり苦戦 していることも多く、
葉っぱの上に登ってから 引き上げたり、応援が来たり …
それでも 諦めることなく運んで行くのは さすがです。
巣はどこにあるんだろうと思って しばらく見ていましたが、時間が掛かり過ぎて断念!
ちょっと小さく砕いた餌を置いておいてあげると
ちっちゃなありさん までが どこからともなくやって来て 何処へともなく 運んでゆく!
餌は、 その一粒は、 大きな食料源となることでしょう。
命が尽きてしまった せみ君も 運ばれて行きました。
ちょっと可哀相な気がするけれど、召されたあとに 誰かの役に立つなら いいよね!
働き者の ありさんを見ていると思い出すのは =======
イソップ童話の 『 あり と きりぎりす 』 のお話。
元は <きりぎりす> ではなく <せみ> だったものが、馴染みがない昆虫だった国もあったことから、
伝わる途中の翻訳過程で、題名も内容も 改編されていったようです。
夏のうちから、ありさんは コツコツ コツコツ、セッセ セッセ と 食料集め!
冬に向けての準備は <備えあれば 憂いなし!> ですもんね。 頑張って~!
そういえば 昔、
「寒い冬がやって来るから 早く冬の支度を しておきなさい。」 と鳴く 秋の虫
の話を聞いたことがあったな~ と思い出 しました。
それが 「肩刺せ 裾刺せ 綴れ刺せ」
(かたさせ すそさせ つづれさせ)
これは コオロギの声 を指 して言われる言葉ですが、
コオロギの声がそう聞こえたという意味ではなく、
《 コオロギが鳴き出すと 秋になった証拠。
そろそろ寒くなるから その前に
傷んだ着物の ほころびを直 して 冬の準備を済ませておいたほうが いいですよ! 》
という <教訓> のようなもの のようです。
日本人の感性は 凄いですね!
なお、コオロギ には、エンマ、オカメ、ミツカド、カマド、ツヅレサセ などの種類があるそうです。
日本人がもっている こういった 繊細なものの捉えかた は
外国人には考えられないもの も 多い と思われます。
虫の音、小鳥のさえずり、川のせせらぎ、波の音、静かな雨音 & 雨だれの音 … など 自然が生む音。
また、風鈴の音色、鹿威 し(ししおどし)、蒸気機関車の走る音 & 汽笛、柱時計、お寺の鐘の音 …
これらの音が 欧米人 には 雑音 と して聞こえ、
日本人 には 癒 し となって 心にまで届 く!?!
脳の働きが違うといわれても ピンとこないけれど、
それらが感性の違いになっているようです。
左脳 は 言語脳 といい、言葉や計算などの 知的作業 を 分担 し、
右脳 は 音楽脳 といって、非言語音 を 感覚的 に とらえるのに優れている。
西欧人は虫や動物の声を音楽脳で処理するため、
言葉のように意味のあるものとしては受け取らない。
日本人が 言語脳で聴いているのは、
日本語は母音で言葉を形成する部分が大きく、
虫や動物の声は、その母音に非常に似ていることからのようです。
自然音や日本の伝統的な楽器 (三味線や尺八、笛、琵琶など) も、
日本人は言語脳で聞いているら しい。
しかし 西洋楽器 (ギター、バイオリン、ピアノなど) は、
日本人でも音楽脳で処理 しているというから 複雑!
こういう 特殊にそなわった能力 は 大事にしたいものだと思うんですが、
最近の子どもたちは 電子音が耳に馴染んでいるいるため
趣のある自然音 を うるさい と感 じるようになってきつつある とか!
そんな もったいないこと … !!!
そんなところまで 欧米化 しないで、
<情緒 を感 じる心> など、日本の良い部分は しっかりと受け継いでいってほしいものです。
物事を心に深く感 じ取り、受け止めて 想い、考えることの出来る能力! 素敵ですよね!
感受性は 強い人や弱い人がいるのはわかりますが、やっぱり 豊かなほうがいいですよね!
虫の音は 9月22日、 <中秋の名月 コンサート> も なかなかのものでした。
夜には雨が降るというので心配 しましたが、きれいなお月さまが見れました。 虫たちも元気!
満月を見ながら 虫の音に聴き入る なんて 風流~! ちょっと した 心の贅沢 ですよね。
次の日は 大雨! 小さな虫さんたち、濡れないで過ごせていたんで しょうか!?
安住の地があったのなら、ゆっくり休めたかしら!? それとも 退屈 だったかな!?
私の耳は まだ ちゃんと 日本人 のようだから、
今夜も 無料コンサートで 思い切り 癒されたいと思います。
欧米にも 虫のお話はあるというのに、 こういう 情緒 まではわからないら しいと聞いて
勿体ないな~ と思うばかり! 日本人で良かった~!
ついでの お話!
ちょっと面白かったのは、
<どんな虫が どんな鳴きかたをするのか?> と思い 調べて聞いていたら、
コオロギの時には大丈夫だったのに、マツムシ の鳴き声が聞こえると、
ほとんどの虫たちが黙ってしまうこと!
マツムシ君は 音が高いから 負けた~と思うのか、 注目 しているのか!?
テレビの音 や 音楽 には 反応 しないのに、
直翅目(バッタ目)に分類される 仲間同士 だと やっぱり気になるのでしょうか!?
高音は通るから 聞こえ過ぎた というだけなのかも しれませんが、聞いてみるわけにも いかない!
歌仲間でも いろいろあるようだから、同 じように いろんな想いがあるのかも しれませんね!
秋の夜長の楽しみ は、 やっぱり 無料コンサート よね~!
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
静かに、ほのぼのと 秋を楽 しみましょう … ということで
1948(昭和23)年 発売?、
大橋節夫とハニー・アイランダース さん の 『幸せはここに』
(作詞 ・ 作曲 = 大橋節夫 さん)
「秋の夜は更けて すだく虫の音に 疲れた心いやす 吾が家の窓辺」
「星の瞬(まばた)きは 心の安らぎ 明日の夢を運ぶ やさし君が笑み」
「静かに静かに 街の灯も消えた 遠い空見てごらん 明日の夢がある」
虫の音で心が癒され、 星の煌めきで心が安らぎ、 君の微笑が 明日の夢を運ぶ。
物がなく 貧 しかった この時代に、 「そんな中にだって 小さな幸せは あるんだよ!」
「生きていられれば 夢だって持つことが出来るんだよ!」
そんな想いで作られた曲なので しょうね。
ほんの小さなこと から だって 幸せを感 じることは 出来る。
何を幸せと感 じるか は、<心> の 向けかた次第!
そんな思いは、60年以上経った今でも、 まったく同 じだと思います。
(※ 詞の内容から、その時感じたままを 書いています。)
古い歌です。
<すだく> とは、<集く> と書き、虫などが集まって賑やかに鳴くこと。 群がること。
漢字を見れば わかりますが、今は あまり使わない言葉ですよね。
スチールギター奏者で 日本のハワイアン音楽の草分けといわれた 大橋さんは
<オッパチさん> という愛称で呼ばれていたようです。
ハニーアイランダース結成 は、1948(昭和23)年。
この曲の大ヒットにより、日本にハワイアンブームを もたら したといわれる
ハワイアン界の大御所です。
<ハワイアン> といえば 南国の音楽だから、
夏の曲 というイメージ しかないような気が していましたが、
日本で作られたから 秋があってもいいわけで、
この曲が 秋の雰囲気が織り込まれた歌 だったことを
ブログを書きながら 再認識 させていただいた感 じとなりました。
夏の 強い陽射 し、明るい雰囲気の <陽> なイメージ とは違って
和らいだ陽射 し、何かが生まれる <稔> のような 癒 し系!
秋といえば 少 し肌寒く、物悲 しく、 物思う季節 のような雰囲気が ありますが、
この曲からは 物憂い感 じは 伝わってきません。
大橋さんは、加山雄三さんの 『お嫁においで』 (1966(S41)年発売) の編曲を手がけ、
このメンバーで演奏も していらっしゃいます。
1995(平成7)年、勲四等瑞宝章 受章。
※ 瑞宝章は、1888(明治21)年に、勲一等から勲八等までの普通勲章として制定されたもの。
2000(平成12)年、第42回 日本レコード大賞 功労賞 受賞。
残念ながら、2006(平成18)年6月に、呼吸不全のため 81歳で他界 してしまわれましたが、
9月に、「幸せはここに 音楽生活50周年記念(限定盤)」 が発売されています。
今は息子の一夫さんが <大橋節夫 Jr.> として お父さんの音楽と甘い歌声を引き継いでいらっしゃる
ようですが、 さすがに親子、声は そっくりだそうです。
生きていられたことだって 幸せ!
<普段のちょっとした出来事からも 幸せを感 じ取れる幸せ!>
幸せって そんなものなんじゃないのかな~ って 思わせてくれそうな、
こんな優 しい歌は いいですね。
ハワイアンといえば スチールギター。
あの音色も たまりません!
<虫の音> も <スチールギター> も、 あの ゆらぎ音 が たまらないのよね~!
目を閉じて聴くと なお 心に 響くわね!
イラスト素材の一部は、下記を利用させていただいています。
「イラスト工房」 「カットPRO」 「次の日ケロリ」 「イラスト市場」
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