今年の秋の 里山ガーデン は
コロナの影響で 見晴らしデッキ のほうには入れないことになりました。
秋の花々や コキアの赤くなり具合など
見に行くのを楽しみにしていた身としては 残念でなりません。
また 春までおあずけ状態なんて 寂しいなぁ!
花壇に咲いているはずのお花さんたちも
見てくれる人がいなくて寂しいと思うのでしょうか?
でも昆虫たちが人を気にせず飛び回れるから、
お花さんたちはきっと 競って咲いていることでしょうね。
春にはまた 行けるようになっていることを祈ります。
薄紫色の小さいお花の集団である
ツルボ(蔓穂)。
お花もそろそろ終わりに近づいているようで
実が付いているものも多く見受けられるようになりました。
ツルボ は 派手さのないおとなし系のお花。
ユリ科と記載しているものも多いようでしたが お花が平たく開花しているので
見た目からすると?という感じ。 Wikipedia には キジカクシ科 と書いてありました。
球根は 食用にもなり 薬効もあるそうですが 雑草扱いされることもあるようで
これも?という感じ。
雑草って 人に関わるあたりに群生して迷惑になることのある草ってことでしょ?
これが人に関わりのない野原や原野といったところなら野草になるの?
生えた場所によって変わるのだとしたら 自分の意志じゃないのになぁ!
分類や言葉は人間目線になってるんだよなぁ とは思ってしまいます。
細い線状の葉っぱがあるあるはずなのに まるでヒガンバナみたいに
この時期 茎だけ伸びているものが多いのも不思議な植物。
葉っぱはどうなっちゃったのか 気になるところです。
こちらも Wikipedia には 葉は 春に5-10枚の春葉が出て夏に枯れ、
初秋に2-3枚の葉が出て その葉の間から花穂が出ると書かれていました。
重そうについている実は 熟すと縦に3つに裂けて 各室に入っている種子が
風で飛ばされて散布される。
多年草だから 散りじりになって またそこで根を張り増えていくのでしょうね。
花は 虫たちにとっては大切な蜜収集の場。
たくさんあるお花さんの中でも味の好みがあるのか
集まって来る虫さんは似たようなものが多いのも面白いところです。
もうすぐ終わってしまうお花さんを惜しむように
虫さんたちが飛び回り 動き回って
蜜を集めている様子も あちこちで見受けられました。
そんな一生懸命な姿を見ていると
思わず 「頑張れ!」 と声をかけたくなります。
写真は
キンケハラナガツチバチ(金毛腹長土蜂)。
キンケハラナガツチバチ は 秋に多く見られる ツチバチ科の蜂なんだそうです。
活動は 7月~10月頃。 夏から秋にかけて活発に動き回るようです。
金色の毛が胸全体と腹部の各節の後縁にびっしりと生えていて 腹部の縞模様が4本。
タイガースのチームカラーみたいな模様を見ると
ちょっと怖い蜂を連想しがちですが、攻撃性は低いという。
オスは メスに比べて 触角が長く、体は細めで、密集した黄褐色の毛も やや薄め。
メスは 触角が短めで、体形がふっくらとして オスよりひと回り大きい感じ。
ツルボ は それほど目立つお花ではないけれど
キンケハラナガツチバチ さんには モテモテみたい!
ただ 動き回る様子は けっこう過激で、
蜜集めに没頭し過ぎて 踏み荒らしている感じが
お花さんにはちょっと重荷そうに感じらてしまいます。
優しく接してあげてほしいところだけれど
花粉を付けてもらうためには仕方ないことなのでしょう。
こんな小さな世界にも大変なことはあるのね!
花粉を付けてもらうために 頑張って咲き、
虫さんたちを誘うお花さんと
そのお花さんから蜜を貰うために頑張っている虫さんたち。
短い期間に せっせせっせ!
その姿を見ていたら その後も気になってきて …
どちらにも 全ボタン、押してあげたくなりました。
ちなみに、
他で見つけた虫さんたち。
何をしているのかよくわからないけれど
きっとボーッとしているわけではないのでしょうね。
餌待ちでもしているのかな?
…ということは、こちらは 肉食系!?
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