ある日、
とても 恐ろ しい光景を 目に しました。
それは テーブルの上の マーブルの姿!
〔 キャ―――ッ、 マーブルが … 〕
私が もっとも恐れている瞬間 が ついに 来て しまった というので しょうか
身体が硬直 したようになって 頭の中が 真っ白になりました。
心臓が キュッと縮んで、停止 していた時間さえ あったのではないか!
呼吸することさえ 忘れていたに違いない!
そう思えるほどに …。
この時、脳からは一瞬で血の気が失せ、時の流れが急にスローになったような気が しました。
そしてそんな時間の中で湧き上がってきたのが 有り得ない数の<負>の思い!
驚いた時の人間の脳は <プラス>より <マイナス>を感 じた時のほうが活発に働き、
多くのことを感 じるんで しょうか!?
そのあと ドキドキが早鐘のように激 しくなりました。
〔 どう しよう! どう したら いいの!?? 〕
今度は 一度 脳から失せた血液が一気に逆流 してきて 大渦が出来て しまい、
頭の中でグルグル回っている感 じ! 一生懸命考えているのに頭が回りません。
体まで 金縛り にあったようになっていました。
こういう時は、目を見開き、口は半開きの状態で固まって しまう!
漫画などで 「ハッ!」 という文字と共に描かれる描写 そのままなんだろうな~ と推測 します。
そんな有り様から <正気> に戻れたのは、
マーブルのお腹の辺りが ゆっくりと 上下 しているのを見つけた時!
〔 えっ、 今 具合が悪 くなったところなの 〕
〔 <意識がない> という段階なら 何とかなる可能性、絶対 あるのよね 〕
マイナスに傾いて しまう思いを 何とかプラスに持って行こうと 必死になります。
近づいて 下からそーっと首を持ち上げてみました。
けれども やっぱり動きません。
大きな声で騒ぎ立てるのはいけないと思い、
小声で そっと呼びかけてみました。
「マーブル! マーブル!」
それでも 動いては くれませんで した。
〔 猫にも 脳梗塞 や 心筋梗塞 って あるの!? 〕
〔 こういう場合 あまり動かさないほうが良いんだったわよね!? 〕
〔 この状態で どうやって病院まで運べば良いの!?? 〕
<冷静> になろうとすると <心細さ>も 芽生えてきます。
両手で首を支えたまま …、 ウルウル状態になりながら …、
とりあえず 体を そ――っとずら し、首をテーブルの上に乗せてやりました。
すると ………
「えっ 何 」 というように マーブル 復活
「え―――――っ 寝てたの 信 じられない――ッ 」
なんということでしょう
実は マーブルじいちゃん、
熟睡 というより 爆睡 していただけだったみたいなんです!
本日 2度目の衝撃で した。
マーブルも わけがわからなかったで しょうが、こちらだって <目が点>状態!
ただ、最初の衝撃のように <負>というものを感 じることがないと
<頭が真っ白になる> というようなこともないようで、
脳が理解できるまでの <一瞬> 固まったようになり、
その後で 驚きに変わるのだということがわかったような気が しました。
「ぃやだ~! どれだけ心配 したと思ってるの!」
だけど マーブルは おとぼけ顔!
それを見たら ホッと し過ぎて、さっきとは違う ウルウル が押 し寄せて来ました。
「良かったよ~ぉ! ホントに良かったぁ~!」
こういう時は、両手を強く組んで額に付けたり 力を込めて小刻みに振ったり、
そのまま上を向いて上体を反らせたり して しまいます。
それって 無意識のうちに出る <感謝の気持ち> の表現 なんで しょうね~!
自然に出て来る仕草 というのは 面白いものです。
そして、
そんな 大きな安堵感は 暴走へと繋がり …、
高齢になってからずっと、<構い過ぎるほどの可愛がりかた> を避けてきたはずの私が
彼の顔を 両手で挟んで グチャグチャに捏ね繰り回す という行動に出ていました。
「もぉ~お! 脅かさせないでよね~ マーリン!」
マーブルの 呼びかたは その時の気分(?)によって いろいろあるんですが、
近くで声をかける時には <最愛> という意味を込め、<ダーリン> に ひっかけた
この呼びかたをよく使います。
それに対 して 爆睡 していて 私の思いを まったく知らないマーブルは
寝起きで 変な いじられかたを されたもんだから 不快を 露(あらわ)に し、
猫語では たぶん 「やめろよ~!」 と言ったので しょう。
「ニャー!」 と 低めの声で鳴いて 私の手を外そうと 首を振る!
だけど ここまでくると
<やめられない 止まらない!>
額、鼻、目 と キスを しまくり、体のあちこちにスリスリ しまくり …、
後から考えてみれば、〔 こっちが甘えていたんだな~! 〕 と思うような 変な状況になっていました。
大人なマーブル(?)も
大目に見てくれたのか 観念 したのか ちょっと良い気分になったのか おとなしくなって、
嵐が通り過ぎた後(?)には 1度消え、またすぐに戻って来て、
今度は私の膝の上で 徐々に長くなって 寝ていました。
こんなことになったのは、
みんな 私の 早とちり が原因!
まったくの ひとり相撲 ということにも なって しまったわけだけど、
マーブルにとっての 快感 と 大迷惑 が、今となっては 笑い話!
ただ、 も しそんなことが起こったら 私だって困惑 しただろうと思うので、
捏ね繰り回 した辺 りから のことは 反省~!
「ごめんね~! だって ホントに ホッと したんだもの! 大目に見てちょうだいニャ~!」
安心 したら もう 寒めの <猫言葉> が飛び出 しちゃうんだから、
今 泣いたカラスが 何とやら! 現金なものです。
この日以来、
意外にも この体制が楽だったら しいマーブルは
「お気に入り~!」 とばかりに、時々 この寝かたをするようになりました。
初めのうちは そんな姿を目にする度に ドキッ とさせられましたが、
今は ちょっと慣れた気も します。
それでも 高齢であることを考えれば 慣れ過ぎは良くない!
常に気に しつつ 見守ってゆかなければ と思っています。
その体制が楽なんだろうな~ ということだけは 凄くよくわかる私。
なぜなら 肩こりの酷い私も
繋げたイスに仰向けになり、頭から肩の辺りまでをイスから はみ出させて力を抜く。
さらには 両手を伸ば して 反らせる。
こんな体制が、とっても心地良く感 じられるからなんです。
… ってことは ? マーブルも <肩こり> が酷いの!?
首や前足の付け根、足裏、腰や背中 …
いつも <全身マッサージ> は してると思うんだけど、
その程度 じゃ 足りないのか しら!?
そんなところが似ちゃったとすれば 困ったものです。
これからは <首凝りマッサージ>を 強化すべき なのかしらね~!??
最近のマーブルの この 爆睡 ぶり!
これはきっと 歳のせいなんで しょうね。
下から覗くと 目を開けたまま寝ていることも多くなり、
あまりにも可愛くて、ついつい 笑っちゃいます。
また、
ボケ も始まっているのかな と思える行動も 増えて来ました。
食べ終わって その場を離れても またすぐに戻って来て食べる。
膝の上から退(ど)いても またすぐに戻って来て乗る。
そんな繰り返 しが 明らかに増えているんです。
それでも、好きな物への <執着心> は 強く、
私が冷蔵庫の前に立っただけで目の色が変わり、
「ごあん!」 と聞こえる鳴きかたで マーガリン を 要求!
私が 「ママ?」 と聞き返すと、 (「ママ ちょうだい?」 の意味)
これもまた そんな風に聞こえる鳴きかたをする。
この <鳴きかたの差> は 明らかに聞き分けて学習 したもの!
欲 しい物がある時だけに しても ちゃんとそれに 反応 し 対応 するって
意思 であり 意志 なわけだから
この時の意識は 実に はっきり している ということになります。
また、家に隣接 した辺りに ちょこっと しか出ない マーブルのために
少 し離れた所に生えている <細長い葉っぱ> を取って来てあげると、
これに対する 目の輝き も 凄い!
心が休まる、プラスに動く、 そんなことを見つけ、
じっくり眠らせてあげた後は
興味を示させたり、たくさん話 しかけてあげること。
ときめく などという思いを湧きあがらせてあげることが大切 なんだと思うんです。
静 と 動 の メ リハリ で、脳を活性化 させたい~!
ドキッとさせられることも多いのだけれど、
いろんな思いが出来る時間 を くれることの幸せは それ以上!
ありがとうね マーブル。
ひとりで苦 しむ などという時間 は 出来れば ないように してあげたいから …
リラックス して過ごせる時間 は たくさんあげたいから …
出来るだけ一緒 に いようね!
心が 吉(プラス)で いた いと思うのは 人間だって同 じ!
一緒に いて お互いに 安らげた ら それが一番だ よ ニャ~!
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マーリンは私のダーリン … ということで
1978(昭和53)年 5月21日発売、
沢田研二 さん の 『ダーリング』
(作詞 = 阿久 悠 さん/作曲 = 大野克夫 さん)
「声を きかせてくれ キスを かわ してくれ あたたかい涙 わけてくれ
その声で熱く ささやいてくれ ダーリング ダーリング ダーリング」
「夜が来ても 朝が来ても 春が来ても 夏が来ても 秋が来ても 冬が来ても」
「ぼくにはもう あなたしかない ダーリング」
<マーリン> には 「… してくれ!」 なんて、 こちらに得になるような要求は何もない。
言うとすれば、「夜も朝も、春も夏も秋も冬も、
自由に、楽に、元気に、ず~っと 長生き していて~!」 ということだけ!
そんな思いを、最後に 「 マイ ダーリン!」 を くっ付けて、
思い切り甘えた声で言ってみようかしら!?
吐かれそう? 似合わない?
改まって … となると、けっこう恥ずかしいものよねぇ~!
(※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)
普通は <ダーリン> と言うから <グ> が書いてあると ちょっと違和感を感 じるようです。
最愛、可愛い、愛 しい、お気に入り の … 人 ・ 動物 ・ 物。
夫婦や恋人などの間では 呼びかけ言葉 の … あなた ・ おまえ。
「ダーリン!」 って 女性が最愛の人(ペットなども含む)に向かって
甘えて呼びかける時に使うのが一番似合いそう!
ジュリーの セーラー(水兵)服姿が懐かしい この曲は
当時人気絶頂であったピンク・レディーの 『サウスポー』 を抜いて一気に1位を獲得 したこともあり、
45万枚近いセールスを記録 したそうです。
オリコンでの1位獲得は、『勝手にしやがれ』以来の 5曲目だとか。
ちなみに、他の3曲は 『危険なふたり』、『追憶』、『時の過ぎゆくままに』 のようです。
1967(S.42)年のデビュー以来 45年間、ほぼ毎年 新作アルバムを発表 し、
1974(S.49)年以降、毎年欠かさず全国ツアーを開催 しているというから凄い!
64歳、「奇跡のジュリー」の活躍は まだまだ続きそうです。
それに引き換え、
今年の6月15日に亡くなられた 元夫人の伊藤エミさん(ザ・ピーナッツ 姉)。
引退 して 結婚 して 別れて、妹のユミさんと暮ら していら した。
息子さんとも ご一緒だった などという報道も ありま したが、
癌の宣告を受けてから 1ヶ月 しか生きられなかったなんて、
どんな思いだったので しょう!?
71歳というお歳も、今の平均寿命から云ったら まだまだ早い気が して、
とても残念でなりません。
だけど、たくさんの良い歌が残されているから 忘れられて しまうことはないので しょう。
すぐに忘れられて 思い出 しても もらえない! そんな 早瀬のような時代に
何度も思い出 してもらえるとするならば、それも幸せのひとつかなと思えます。
だった ら 生きてるうちは ハッピーな時間を過ごした いよね! マーブルに も そんな時を …!
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