歳のせいもあって
昔のように夏を楽しむという意識が薄れてしまい、
猛暑続きに体力が奪われるようで うんざり気味!
それでも少しは動かなきゃと日傘を差して出かけてはみるのだけれど
照り返しや湿度の高さにやられて汗ダラダラのグッテグテ!
帰宅後にはすぐにシャワーを浴びないと不快でとても休む気にならないという状況です。
そんな猛暑の中 毎日頑張ってくれているクーラーさんにも休める時間をあげたいと
夕方あたりから何度か窓を開け 外気温や風の具合を探る日々ですが
たとえ止めたとしても扇風機さんと交代してもらうのがせいぜいという暑さです。
そんな中、
久しぶりの公園で
何か呼ばれているような…
そんな予感がして周りを見回したら
懐かしいものが見えた…ような気がしました。
気がしたと言ったのは まだ確信が持てたからではなかったからなんですが、
よくわからない自信のようなものはありました。
でも このあたりでは一度も目にしたことがなかったので
〔こんな所にある?〕という思いもありました。
暑いので人気がない公園散歩の帰り際
呼ばれているような気がして見回したら…
「えっ! こんなところにある!?」 そう思えるものが見えた気がしました
近づいてみたら
やっぱり! カラスウリだ!
スイカみたいな しましま模様が可愛いなぁ!
ひと足先に色づいたこの子は ちょっと傷ついているようでした
ここまで育ったんだから大丈夫だよね? ちゃんと赤くなれますように…!
カラスウリのツルはこの低木の周りをグルっと何周も廻っているようでした
これから育つおチビちゃんを見つけました
2015.07.31に撮影した旧家の目の前に咲いていたカラスウリの花たち
夜に咲いて朝には萎んでしまうため 今は見ることができなくなってしまいましたが、
こんなきれいな花が毎日見放題だったなんて なんと贅沢だったことか!
今さらながらに懐かしく、ちょっと寂しくも思えました
カラスウリは雌雄異株で 一つの株には雄花か雌花かのいずれかのみがつくとされます。
なので 今回見つけたのは雌株。 花筒が非常に長いカラスウリは 夜行性で長い口吻を
持った大型のスズメガ級の蛾を引き寄せて受粉させるために 非常に特殊な目立つ花を
咲かせるようになったとされています。結実した雌花は ウリボウと呼ばれる縦の線が
通った緑色から 濃い目の黄色やオレンジ色、朱色へと色を変えていき、枯れたツルに
ぶら下がった姿は まるで提灯のように風に揺れ秋を彩る。
旧家で見たカラスウリたちは雄株だったため果実は見たことがありませんでした。
花茎の付け根に膨らんだ子房があるのが雌株の特徴のひとつ
この子はほぼきれいにお花を萎ませられたようでした
お花が枯れて萎むにしたがって果実が大きくなっていく
クルンとなったガクの裂片が可愛い!
こんなお花もありそうですが
こちらも これから咲きそうにも見える咲き終えた花
レースのようになった部分をきちんと仕舞うのはかなり難しいようです
この子は まだ閉じ切っていないので花びらがよくわかります
どうやら閉じる際にレースの部分が葉に引っかかってしまったようです
大きな葉が果実を守ってくれているように見えます
もうすでにかなり大きく育ってきているものが多いことにびっくりでした
元気に育って赤い提灯が見れますように…
猛暑が続き、
この暑さはいったいいつまで続くのだろうか!?と
不安になる日々も続いています
そんな中で見つけた秋への気配!
もう少しの頑張りと思わせてくれたカラスウリちゃんに
感謝です
それにしても、遠めの緑の中の緑色によく気が付けたものです
やっぱり呼ばれたとしか思えない!
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