前回、
最近流行っている 熟女 という言葉を登場させてみました。
流行っている とはいっても、
流行 は、主に 芸人さん達の間でのこと!? のような気もするんですけれどね!
それでも 耳にする機会が 急に増えたのは確かなことです。
なんだか ちょっと 違和感を覚える言葉です!
それは 女性だから感 じるものなのか!?
も しかしたら 私だけだったりするのか!?
その辺の あやふやさはありますが、
<じゅくじょ> という発音は <聴覚>に、
<熟女> という漢字は <視覚>に、
濁点がなければ、しとやかで上品な女性 という意味の <淑女> なのに …!
なぜ そんな風に感 じて しまうんだろう ?!?
直訳すると <熟 した女> !
<熟 した>、そして 女性ではなく <女> という感が否めない言葉からは
どう考えても 品があるとは思えない空気が漂ってくるようです。
でもね~、 偏見や勝手な思い込みだと したら、やっぱり よくない!
そう思って、また 調べてみました。
【大辞泉】 ・30歳代から 50歳代の 成熟 した色気の漂う女性。
【大辞林】 ・成熟 した魅力をもつ女性。
【ピクシブ百科事典】
・中年の女性を指す言葉。 一般的には30代頃から50代頃の成熟 した色気の漂う女性を
指す事が多いが、その年齢範疇(はんちゅう)については一元的規定は出来ない。
成熟?
【大辞泉】 (この場合は …)
・人の心や身体などが十分に成長すること。
つまり、
これって 単純に 誉め言葉 として捉えていいのかしら?
だけど、
女性を誉める時に こんな言い方 あんまり しないでしょ!?
【Wikipedia(ウィキペディア)】(フリー百科事典)
・一般的用法 : 一般に中年の女性を指す言葉。
その年齢範疇については一元的規定は出来ない。
・アダルトビデオ : (アダルトビデオに限った内容)
おおむね30歳以上の女性を表す言葉(年齢上限は定かではない)。
【日本語俗語辞書】
・円熟 した年頃の女性のこと。
<解説>
1970年代後期に作られた造語 「熟年」 の派生語である。
1983(S58)年には中森明菜のヒット曲 「少女A」 に対 し、五月みどりが 「熟女B」 という曲を発表 し、
話題となる。 熟女は年齢ではなく、風貌や雰囲気から区分されるため、具体的な年齢は定義されて
いないが、この言葉が使われ始めた1980年代初めには 20代後半から40代辺りの女性を指 した。
(これは目安であり、最近では30~50代という意見も多い。)
また、先に述べた五月みどりは 70年代に当時30代で 男性誌のグラビアやポルノ映画に出ていたこと
から、元祖熟女ヌードとして扱われることが多い。 ただし、熟女が 五月みどりをモチーフとして生まれた
言葉であるかは不明。
※ 円 熟 : 人格、知識、技芸などが十分に発達 して、豊かな内容をもつこと。
※ 造 語 : 既存語を組み合わせるなど して新 しい意味の言葉をつくること や その言葉。
※ 派生語 : 本来 独立 した一つの単語であったものに、接辞などが付いたり 語形が変化したり して、
別の一語となったもの。 (大辞泉より)
少々 妖し気なニュアンス も混 じっているようでした。
確かに、 昔 そんな話題がありましたね~!
一般的には使われなかった理由、 そんなところにも あったんでしょうか!?
誉め言葉 ではあったとしても
素直に喜んでいいのか迷うような誉め言葉 って 微妙な感 じ!
妖艶な雰囲気を認められたい方には 間違いなく誉め言葉なのかも しれませんけどね!
実際、 どういう意味合いで使われているのかしら!?
そして 女性は、<熟女> と言われて 嬉 しいのかしら!?
お笑いの方々は
常日頃から 「俺は 熟女好きなんだ!」 などと口走り、自ら 公表 し合い、
<熟女好き芸人> なる括りまで作って 競い合っているようにさえ見えます!
なぜ今 そんなことになっているのか!?
それ自体も理解 しづらいことですが、もっとわからないのは
その方が <素敵な女性と しての魅力をお持ちなのか>どうか 見極められないうちから
外見? 年上であれば 誰でも良いの? と思うような勢いで
「好き好き!」 なんて言ってしまうことです。
軽々しく口にされると、かえって使われている意味合いが気になってしまいます!
「年上の 落ち着いた雰囲気を持った人が 好き!」 とか
「ちょっと 色っぽい感 じの人が 好き!」 なんていうのなら まだしも、
わざわざ <熟女> という言葉を持ち出す意味はどこにあるのでしょう!?
言われたほうは 果たして そんなでも
素直に 「ありがとう!」 って喜べるのかしら!?
そんな疑問が生まれてしまいます。
あえて使いたいと思う理由が <お色気> を意味するものであるのなら、
まったく無いより少しはあったほうがいいと思う気持ちから、納得できる範囲ではあると思いますが、
もし 薄っぺらくて品のない <いやらしさ> のようなものだと したら、引いてしまう!
言われたほうに違和感を感 じさせるようなことがあれば、それはもう迷惑なお話ということになります。
芸人さんだから、
笑いを取ろうと思う部分であったり、
高齢者をファンに取り込みたいという<媚び> のようなものの一種なのかも しれませんから
「また言ってる!」 くらいで 笑ってみていればいいのでしょうが、
どういう意味で使っているのか!? という 男性心理、 本音 の部分は 知っておきたい気がします。
<男性間の話題> というだけのことなら そんなこともあるんだろうな~ という理解はできるんですが、
女性の前でも公けにして、それが 誇り みたいにおっしゃる方の 心理がわからない!
上から見下すような いやらしい視点で言われたのでは、女性としては いい気分は しませんからね!
そういえば …
<若い子が好きだ> という感情も、
種を残 したいという 男性の本能的な部分に関係すると聞いて
なんだかな~! という気が したんです。
そうなると
<大人の女性> と言わずに <熟女> とするあたりにある感情は もっと危険地帯?!?
<本能だ!> なんて言われても
<生物学的>な面だけで見られているのかな~ と思ったら 嫌でしょう!
歳を重ねていれば 大人である分
<人間性> より そちらが優位? なんて感 じたら さらに虚 しく思えて しまいそうです!
だけど 若い子だって 可愛さ があるから好きにもなるので しょうから
そんな目だけで見られない 何かがあることが 重要なのかも しれませんね。
・ 恥ずかしくない程度には大人であること。
・ 可愛さや 凛々しさや 色っぽさなど 何かひとつでも持ち合わせていること。
・ だらけて 腐って(!?) しまわないこと。
たとえ 老いて行くとしても、<ボケも可愛い!> と思われるほどでいれたら … 嬉 しいな~!
いずれにしても、
本当に 誉め言葉 として使ってくださっているか否かは
ニュアンス、イントネーション、トーン、そして 態度 といったものから
ある程度 判断できるのではないかと思われます。
その方の言動に目を向けると 見えてくるもの!
そういったものは あんがい ごまかしが効かないような気が します。
※ ニ ュ ア ン ス : 言葉などの微妙な意味合い や 言外に表された話し手の意図。
※ イントネーション : 話 し言葉における 声の抑揚。
※ ト ー ン : 物事全体から感 じられる 気分 や 調子。
下手に使うと
自分だけでなく 相手の品格まで下げてしまう 可能性のある この <熟女> という言葉!
相手を重んじるなら、
言われた場合は 誉めていただいているのだろうと受け止め、
言うほうは 場を考えて使う というような配慮があれば いいのかも しれませんね。
本当に誉めるつもりなら ちょっと補足するなど して、相手が 迷うことなく喜べるような言いかたを
するほうがいいのではないかと思います。
使うのであれば、
悪くは受け止めないであろう方、分かり合えていると思われる方!
そんな方への 誉め言葉 として
<歳を重ねて、若い子にはない魅力を持った女性> という意味で 使いたいものです。
こんな話題を話し合った後で使うなら、場を和ませる言葉になるかも しれませんしネ!
<熟女> なんていうから 紛らわしいんじゃないの!?
そう思って 派生語であるといわれる <熟年>で調べてみたら、
<従来の 「中年」 もしくは 「高齢者」 に当たる年齢層であるとされる> とありました。
この言葉の発案者は 薬理学者の原三郎氏(東京医科大学名誉教授)であるとされ、
「壮年と老年の間に別の言葉があってもよいのではないか」 との思いから、
「60歳から80歳まで」 を示す言葉として考案・提唱 したといわれているようです。
1978(S53)年、作家の邦光史郎氏は、サラリーマンが定年退職 した後のセカンドライフを
自ら充実させる必要性を主張するにあたり、45歳から69歳(または65歳)までの間を
「成熟 した年齢」 として 「熟年(層)」 と名付けたそうです。
ちなみに、<中年> を見てみると、
<成人として中くらいの年齢。 すなわち壮年期を過ぎたころから初老の域に入るまでを指す>
とありました。
1998(H10)年度の国民生活白書 「中年 - その不安と希望」 では中年世代を、
おおむね40代~50代と定義づけているようです。
<熟> とは やはり 年齢的なことを示す比率の高い言葉 なのでしょうか!?
でも、
<熟男> という言葉は聞いたことがないから、
<熟女> とは きっと、男性によって考え出され、主に男性が使う言葉だったんでしょうね。
いずれにしても、
良いも悪いも その発 し方、そこから繋がってゆくお話などによって
その方の 人格 が とても見えやすい言葉のような気は しています。
なお、厚生労働省の一部資料では、
幼年期 0~4歳、少年期 5~14歳、青年期 15~24歳、壮年期 25~44歳、
中年期 45~64歳、高年期 65歳~ という区分を したものもあるそうです。
<熟>が示す <年齢> と <妖 しさ> が 何となくわかったところで、
最近の流行りとしての
何歳くらいから何歳くらいまでを指 しているのかしら!?
辞書には30歳くらいからとあったけれど、
30歳代なんて若いから まだまだ早すぎる気が します。
お笑い芸人さんや 男性の見かたは また違うのかも しれませんけどね!
だったら 40歳くらいから?
50、60 は … 喜んで? (保険会社だって喜んじゃう年齢ですもんね~!)
そうなると やっぱり 壮年期後半から中年期までくらいが 一般的といえるのかしら?
今の女性はみんな若いから、40~50は当然!? 60代だって、心が若ければ 花ざかり?
70以上になっても、仲間に入れては もらえるの!?
乾燥 しないで艶を持ち続け、女ら しさを失わなければ、きっと輝いていられる!
そうであれば
一般的に言われる年齢を超えても 同じ括りに入る!
そんな意識を持っていることが そこからズレない秘訣なのかも しれませんね!
何ごとも <強く思い込むことで 引き寄せることが出来る> なんて いいますからね!
年配になっても輝いていらっしゃる方 って …、 芸能人で言ったら
朝丘雪路さん(75)、五月みどりさん(71)、岩下志麻さん(70)、
木の実ナナさん(64)、桃井かおりさん(60)、松坂慶子さん(58)、池波志乃さん(56) あたりかしら!?
もう亡くなられてしまわれましたが、
大原麗子さん(62没) は 可愛くてお色気もあって、CMを見る度に 素敵だな~と思ったものでした。
松尾和子さん(57没) も 香り立つような雰囲気をお持ちの方でした。
大御所的な方々から見たら ちょっと若く思えるけれど
萬田久子さん(53)、川島なお美さん(50)、真矢みきさん(47)、杉本彩さん(42) あたりも かしらね!?
それに引き換え、どんなに素敵でも、
吉永小百合さん(66) を 熟女とは言わないような気が しませんか!?
天海祐希さん(43) や 北斗晶さん(43) なんかも どうなのかしら!?
黒木瞳さん(50) は どちらにも入りそう!
<熟女> とは やっぱり
<清楚>であるとか <凛としている><強い>などのイメージが勝っている方よりは
身のこなしなどから <お色気> を感 じる方に使うほうが しっくりいくような気がします。
だけど、
<母性> を感 じるような方というのも この分類に入るのかしら!?
そうなると、熟女好きとおっしゃる方は <マザコン> である可能性も出てきますよね!?
それでも <肝っ玉かあさん>みたいな方ではないような気もするし … わからない!
そういえば
黒柳徹子さん(77)、島倉千代子さん(73) なんかは どうなの!?
島倉さんは とっても可愛い方のようだけれど、熟女というイメージはあるの?
「そうか! ちょっと 天然が入っていると 選ばれ難いのかもね~!?」 と思ったら、
萬田久子さんは ド天然のようだし …
岩下志摩さんなんかは すごく凛 と してるけど 艶っぽい し …
もう完全に 自分の勝手な分類 と しか いえない感 じになってきて 収拾がつかない!!!
なんだか 脱ぎ散らかした服みたい!
そろそろ 片付けないとね~!
その都度 観察 しつつも、
そんなに深い意味はないものと考え
良い意味で言っているのだろう というように聞き、
言われた方は 女性としても 人としても 魅力を持った方 に違いない と
そう思うことにしましょう!
それに伴い、
さらに 細かく分かれた分類によって
<素敵に歳を重ねられた方>すべてが 入るのではないかとも …!
それにね、
<おばさん> で 括られるよりは いいんじゃな~い!
そう考えたら …、
尊敬語!? であるのかも~! なんて思えてきました!
そんな勝手な、個人的意見!
ご異論も おありで しょうが、笑って見てくださいね!
… ということで 締めくくることに したいと思います。
そういえば、
歌仲間に まさにそんな感 じの 70代と80代のご姉妹がいらっしゃるんですが、
オシャレだし、可愛いし、明るいし、 とても そのままの歳には見えないんです!
遠目だから!? … なんてこともなく、
近くで しっかり見ても 50代にしか見えないんじゃない!? と思うほどです。
若さの秘訣、そんな魅力を 伝授 していただきたいくらいだから
こんな人だったら 歳を超越 して、<熟女真っ只中> と言えるん じゃないで しょうか!?
<熟女>は 女性に 対する 尊敬語 … だったの ~ ?!?
熟女であろうとなかろうと、
女性は死ぬまで女性でいましょう … ということで
2007(平成19)年11月21日発売、
藤野とし恵 さん の 『女の花は散らさない』
(作詞 = 松井由利夫 さん/作曲 = 水森英夫 さん)
「梅はこぼれて 桜は散って 椿は落ちても 女の花は
死ぬまで散らない 散らさない ...いつでも満開 花ざかり」
「合せ鏡で ほつれ毛を 指で梳(と)かして 紅をひく
こころの中も お洒落でなけりゃ 女は生きてく かいがない」
「花は二度咲き 三度咲き 水がとぎれりゃ 萎(しぼ)むけど
涙を注(と)げば またよみがえる ときめき よろめき 泣き笑い」
こんな気持ちでいられたら …、 きっと ず~っと 花のまま!
ちょっとした色っぽさも、花には必要かな!?
(※ 詞の内容から、その時感じたままを 書いています。)
とし恵さんのお父様は浪曲師の木村重友氏。
お姉さんも 藤野たつ美さんという歌手だそうです。
そして、
とし恵さんが歌手になった理由というのが
このお姉さんのおかげともいえる
何とも変わったエピソードによるものであったようでした。
せっかくレコード大賞新人賞を受賞 したのに、
急病のため その栄えある授賞式に出られなかった たつ美さん!
その お姉さんの代わりに まだ中学生だった妹 とし恵さんが出席 して デビュー曲を歌ったところ、
作詞家の藤田まさと氏に認められ、スカウトされたということのようです。
そんなこと って、あるんですね~!
デビューは それから 3年後の 1964(S39)年。
2009(H21)年には デビュー45周年を迎えられ、
銀座・博品館劇場にて 記念コンサートを開催。
記念シングルも発売されたそうです。
この歌は 明るい曲調の演歌です。
とても馴染みやすいメロディーだから 1度聞けば すぐに歌えそうですし、
ちょっと落ち込んだ時でも この歌を聞けば
「そうか! こんな風に考えて生きていけばいいんだよね!」 って思えそう!
前向きソングは ついつい 口ずさんで しまうくらい 明快なほうが良いので しょうね。
気分を軽く 明るくしてくれる曲というのもいいものです。
演歌を歌われる方は 着物姿が多いから 色っぽくも見えます。
とし恵さんは 今年で デビュー47年目!
60も半ばとお見受けしますが、
今回のこのテーマから言えば
<ステキな熟女> なのではないでしょうか!?
熟女から 漂うものも 爽やかに …! 言うほう も、サッパリ と …!
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